●10年生存率の平均55%は全く意味がない数値● | きたざわ歯科 かみあわせ研究所
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●10年生存率の平均55%は全く意味がない数値●


『国立がんセンター発表の10年生存率の平均55%は全く意味がない数値

あれっ、新聞記事を読んでいておかしな記述が目に付きました。

国立がんセンターの統計で10年生存率が55%で

前回よりも1.3%アップしたそうです

さっそく元データを見てみます
http://www.zengankyo.ncc.go.jp/etc/seizonritsu/seizonritsu2009.html

上記のURLで根拠を見ることが出来ます。

・5年生存率(2007-2009年間の治療結果)
・10年生存率(2001-2004年間の治療結果)

そこには部位別の10年生存率はあっても、平均の欄はありません。

エクセルで部位別の生存率を単純に足して分類の16で割ると

54%と出ます。まさかねえ・・・

記事の表で第4期患者の10年生存率を単純に足した平均は15%

割合(%)は単純平均してはいけないという鉄則があります

(*母集団がわからなければ、各部位同人数だと仮定して、

すべて掛けて16乗根計算してみましたところ、43%となりました。

発表の平均55%とは大きく異なります。

しかし、そもそもこういう計算は意味がない

割合の平均を算出する方法はいくつかありますが、

患者数が元データにはあるのでそれを使ってみます。

単純に割合を実際の生存者人数に戻して、

全体の母数で割れば全体の平均となるかもしれません。

エクセルでやってみます。

微妙に読売新聞が算出したと思われる最下段の平均値とは違います。

う~ん、微妙に違う。

どうやって算出したんだろうこの数値は、

記事の母集団は5万7千人とありますが、

こちらの表では5万人ちょっとしかいない。

さらに新聞記事の表は、国立がんセンターの元データを

生存率が高い順に並べ替えてあります。

結局、新聞記事の通りに55%という数値はなんなんだ?

読売新聞に問い合せたら国立がんセンター発表を

そのまま転記しているとのことです。

つまりこの記事は100%新聞社のバイアスはかかっていないので、

他紙も同じ内容なのです。

ははぁん、これは国立がんセンターの自画自賛なんだとわかりました。

がんの10年生存率が55%と過半数になったぞ!

(それは俺たちの成果だ!)と言いたいだけ。

新聞の表をよく読めば

卵巣・肺・食道・胆嚢胆道・肝臓・膵臓は

4割以下で膵臓では5%です。

第4期の患者さんの10年生存率は

子宮で8.2%、食道7.2%、胃で6%、肺で1.8%、肝臓2.5%、

胆嚢胆道1.6%、膵臓0.7%と55%からは大きく乖離しています。

第4期のがん患者では全体でも11%しか10年後には生存していません。

表を精査しないかぎりなかなか見えてきません。

しかし全体では

100人中55人も生存しているかのように錯覚させるマジックです。

統計情報には集計者の意図が入り込む

まあ統計屋ってのは嘘ハッタリ商売です。

55%という数値はがん患者に

前立腺や甲状腺も入れているから上がっているだけ。

もともと前立腺や甲状腺のホルモン系のがんは

何もしなくても生存率が高い病気。

しかし国立がんセンターの発表は前回調査よりも

全体で1.3%も生存率が向上したぜ!

と実績を誇示したいだけのものです。

こんな意味のない数字で世間を惑わせるな!

ますます姑息な国立がんセンターが嫌いになりました。

もちろん、こんなところには私は絶対に行くことはないです。

繰り返しますが、国立がんセンター発表の

55%という数値には何の意味もないばかりか、

誤解を招く悪意を持った発表なのです。』

(六城雅敦さんのブログから転載しました)

『まあ統計屋ってのは嘘ハッタリ商売です。』・・全く同感です。