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△セファロ読本△プロローグ△1980年代GP(一般開業歯科医)の矯正進出


△セファロ読本△プロローグ△歯科矯正学の歴史

1980年代GP(一般開業歯科医)の矯正進出

 

1980年になるとアメリカではカリエスが急減した。

虫歯の治療が少なくなってしまったのである。

これは水道水へのフッ素の添加の効果が非常に大きい

カリエスがなくなればぺリオも減ってきた。

口の中が汚れているということと、汚れるということがなくなり、

歯の質そのものがよくなれば、カリエスもぺリオも減るのである。

このため一般開業医であるGPは今までの方法は食べて行けなくなった。

食べてゆけても、今までの生活のレベルが維持できなくなってきたわけである。

そこで新しい歯科の分野へということで、

矯正を手がけたがるGP(一般開業歯科医)が増加した。

小児歯科はそれ以上に少子化ということもあって

より積極的に矯正分野を視野に入れた活動に入ってきた。

矯正は専門だと矯正専門医はGP(一般開業歯科医)や小児歯科などの者には

矯正はできはしないと鼻にかけていたのである。

ところが、たちまちシェアを奪われてしまうということになった。

GP(一般開業歯科医)や小児歯科の矯正治療費の方が

安かったということも一つの原因である。

もう一つは、矯正治療の適齢期は永久歯が生えそろってからだと、

混合歯列期の者は対象外としていたということである。

ところが、この咬合歯列期をターゲットとして小児歯科や

GP(一般開業歯科医)の歯科医が進出してきたものだから、

瞬く間にエリアを荒らされるということになってしまった。

今やアメリカではGP(一般開業歯科医)で矯正をするのが

当たり前という時代になっている。(DBAより)

以下は繰り返しとなりますが、重要事項です、

参考までに・・・

DBAのまえがき

(DBA主幹 阿部和弘先生の一般開業医向けの言葉)より

「このセファロ読本は一般開業医のためのものです。

私は一般開業医こそ矯正に適した歯科医師であると考えています。

全ての一般歯科開業医に矯正治療ができるようになっていただきたいと

考えています。矯正治療を始めるにあたって、

矯正にはセファロがどうしても必要なのだという考え方が

蔓延している現状の中で、はたしてそうなのだろうかということです。

分かりやすいセファロの本をと思っているのは、

そのことをくつがえす必要があるからです。

この「セファロ読本」は一般歯科開業医のための入門書として

書き上げたつもりですが、

完成してみると、

これ以上詳しい内容の本は、現在ないことが分かりました。

代表的なセファロの方法を全て載せてあるということも画期的なことです。

このようにして、セファロ読本が出来上がり、再び読み返してみても、

やはりセファロの重要性は感じることができません。

セファロは脇役であり、パノラマ以下の評価しかできないのです。

一般歯科開業医の人が矯正をするのに

セファロがぜひとも必要とはとても思えません。

しかし、何故必要ないのかを知るためにも逆説的な言い方ですが、

セファロのことを知っておくことも良いでしょう。

無知と英知では英知が勝っています。

知らないより、知っておくのがよいのです。

使うか使わないかということは知っておいて初めて判断ができます。

そういうことをまず理解していただきたいと思います。

一般歯科開業医が矯正をするとき、

ぜひとも必要なことは診断を正しくできるということです。

診断の正しいことこそ大切なことです。

治療テクニックになりますが、

顔の中心が美人の中心だということです。

したがって、顔の中心と上顎の歯の中心との一致が必要なのです。

上顎の正中線と下顎の正中線を合わせても、

顔の中心に合っていないと、顔はゆがんでしまいます。

第一大臼歯をクラス1にすることも必要です。

特に10歳までの子供の時に、必ずクラス1の咬合の形にすることです。

そして、料金を明確にすることです。信頼こそ大切なことなのです。

上顎と下顎の正中線を無理矢理に合わせることは、どうでもよい事です。

このことは顔の中心に合わせることが大切で、

上下顎の正中の一致はできればということぐらいのことで

絶対という考えに立たないことです。

してはいけないことは小臼歯を4本抜歯することや、

側方拡大による方法です。

これはルンドストロームの1925年発表の歯槽基底論で解決済みのことです。

それに逆行するテクニックではうまく行かないでしょう。

ブローディのバクシネーターの理論も同じ様なことを証明しています。

ヘッドギヤーを使用してはいけません。

このような中で、

成人矯正では小臼歯の4本抜歯は行ってはならないことなのです。

このような正しい考えの中で一般歯科開業医が矯正を行えば

審美だけでなく機能的にも必ず社会に奉仕し、貢献できることになります。

一般歯科開業医こそ、矯正に適した人であると、

大いなる自信を持っていただきたいと思います。」

 

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