△セファロ読本△セファロの研究△ツィード | きたざわ歯科 かみあわせ研究所
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△セファロ読本△セファロの研究△ツィード


△セファロ読本△セファロの研究△

ツィード

1895年に誕生し、1970年に他界している。

奇しくもアングルも75歳で他界し、

ツィードも75歳で他界している。

1928年にアングルスクールを卒業したという説と

アングルスクールは卒業していなくて、

アングルの診療所で2週間ほど見学したという説とがあり、

その点があいまいではっきりしない。

その当時は、その程度であったといえることになろう。

1936年には抜歯症例を発表した。

第2回目の発表を1940年に行っている。

審美性として、横顔であるプロフィールと前から見た

犬歯までの6本の配列だけを最優先していたのが当時の矯正学であった。

歯を動かすというメカニズムだけ、

しかも前歯だけで理論性に欠けていた。

抜歯をしたほうが、プロフィールと前からの歯列弓が

きれいにしやすいというだけの発想であった。

その当時のブラケットはシングルタイプであり、

スロットも大きなものであったし、

ワイヤーも白金加金は一番上等のものであり、

洋銀などが使われていたのである。

このようにレジリエンスの小さいワイヤーで

小臼歯4本抜歯の空隙を埋めるということは難しく、

4番の空隙は放置されていた。

このような事実なのであることも

知っておかなくてはならない。

当然ながら小臼歯抜歯の必要性を釈明しなければならない。

抜歯をしなければ歯列を整えることも、

プロフィールをよくすることも不可能だとする説明である。

それをうまく捕まえたのが、

ツィードの分析法であり、抜歯基準なのである。

それまでに、ダウンズ法とスタイナー法が発表されていた。

その中で下顎中切歯の歯軸の傾きに着目し

正常咬合を65度としたのである。

スタイナーが1953年にハリウッドスターの中でも

顔の均整のとれた女優を使い分析法を発表していた。

均整のとれた一人のモデルの数字を使用したおであるから、

その数字は誰に当てはめてもある程度は均整のとれた口元になる。

このことは当然のことであるが、元々美しい人と

異常だからこそ治療に来院している人の口元や歯ならびは異なる。

そこで下顎中切歯のみに着目したのである。

下顎の中切歯とフランクフルト平面に着目したということだ。

このことはツィードがあえて行ったと思われる。

なぜならスタイナー法はSN平面を用いるのである。

SN 平面を用いたのではスタイナーの分析そのものになってしまうから、

ダウンズ法のFH平面を用いたということだろう。

スタイナー法にダウンズ法を絡ませたのである。

このようにして、ツィードの三角として発表し、

下顎中切歯とFH平面のなす角度を65度が理想としたのである。

この角度にあわせるためにクラス2などの場合を含め、

抜歯の必要性をますます強調するに至ったのである。

このように、先に小臼歯抜歯が行われており、

その理論を合理化しようとするために

セファロを活用したということになろう。

だから、今でもツィードの流れをくむ、ほとんどの日本の矯正医は

セファロを必要とし、小臼歯の抜歯を平気でするのである。

そこには臼歯部の咬合理論は欠如していると言ってよい。

(DBAより)

ツイード(DBA資料より)

以下は繰り返しとなりますが、重要事項です、参考までに・・・

DBAのまえがき

(DBA主幹 阿部和弘先生の一般開業医向けの言葉)より

「このセファロ読本は一般開業医のためのものです。

私は一般開業医こそ矯正に適した歯科医師であると考えています。

全ての一般歯科開業医に矯正治療ができるようになっていただきたいと

考えています。矯正治療を始めるにあたって、

矯正にはセファロがどうしても必要なのだという考え方が

蔓延している現状の中で、はたしてそうなのだろうかということです。

分かりやすいセファロの本をと思っているのは、

そのことをくつがえす必要があるからです。

この「セファロ読本」は一般歯科開業医のための入門書として

書き上げたつもりですが、

完成してみると、

これ以上詳しい内容の本は、現在ないことが分かりました。

代表的なセファロの方法を全て載せてあるということも画期的なことです。

このようにして、セファロ読本が出来上がり、再び読み返してみても、

やはりセファロの重要性は感じることができません。

セファロは脇役であり、パノラマ以下の評価しかできないのです。

一般歯科開業医の人が矯正をするのに

セファロがぜひとも必要とはとても思えません。

しかし、何故必要ないのかを知るためにも逆説的な言い方ですが、

セファロのことを知っておくことも良いでしょう。

無知と英知では英知が勝っています。

知らないより、知っておくのがよいのです。

使うか使わないかということは知っておいて初めて判断ができます。

そういうことをまず理解していただきたいと思います。

一般歯科開業医が矯正をするとき、

ぜひとも必要なことは診断を正しくできるということです。

診断の正しいことこそ大切なことです。

治療テクニックになりますが、

顔の中心が美人の中心だということです。

したがって、顔の中心と上顎の歯の中心との一致が必要なのです。

上顎の正中線と下顎の正中線を合わせても、

顔の中心に合っていないと、顔はゆがんでしまいます。

第一大臼歯をクラス1にすることも必要です。

特に10歳までの子供の時に、必ずクラス1の咬合の形にすることです。

そして、料金を明確にすることです。信頼こそ大切なことなのです。

上顎と下顎の正中線を無理矢理に合わせることは、どうでもよい事です。

このことは顔の中心に合わせることが大切で、

上下顎の正中の一致はできればということぐらいのことで

絶対という考えに立たないことです。

してはいけないことは小臼歯を4本抜歯することや、

側方拡大による方法です。

これはルンドストロームの1925年発表の歯槽基底論で解決済みのことです。

それに逆行するテクニックではうまく行かないでしょう。

ブローディのバクシネーターの理論も同じ様なことを証明しています。

ヘッドギヤーを使用してはいけません。

このような中で、

成人矯正では小臼歯の4本抜歯は行ってはならないことなのです。

このような正しい考えの中で一般歯科開業医が矯正を行えば

審美だけでなく機能的にも必ず社会に奉仕し、貢献できることになります。

一般歯科開業医こそ、矯正に適した人であると、

大いなる自信を持っていただきたいと思います。」

 

 

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