△セファロ分析△★エピローグ★パノラマ | きたざわ歯科 かみあわせ研究所
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△セファロ分析△★エピローグ★パノラマ


△セファロ分析△★エピローグ★パノラマ

セファロ分析は3次元的なものを2次元的にするものであるから

距離は正確に出てこない。

そういうものは科学的でなくなり、使用するには少し問題がある。

その代わりに、パノラマを使用することである。

パノラマはメーカによっては少しレントゲンが拡大されているが、

それは10%ぐらいのものである。

実際の臨床においてほとんど問題のない実物大のものと考えてよい。

このパノラマを自然の咬み合わせの状態で撮影するのである。

従来のように、前歯部を合わせ、撮影するという方法は用いない。

矯正において大切なのは前歯部においては過蓋咬合であり開咬である。

つまり、前歯部のおける重なりの深さである。

一方臼歯部においては大臼歯の上下顎の位置関係である。

これらの状態が分かるものである必要がある。

そのためには、自然の状態で咬合し、撮影することである。

もう一つはスピーのわん曲なども読み取れるし、顎骨の状態も分かる。

関節の状態さえ知ることができる。

その他欠損部位とか永久歯の成長の具合とか

埋伏歯とか親知らずの状態とか、

パノラマには非常に多くの情報が詰め込まれている。

このパノラマの情報と口腔模型の分析とにより

95%以上の確率でセファロは必要がないのである。

パノラマの活用と読み方の勉強こそ大切なのであって、

セファロをとり角度の分析をする情報とでは

あまりにも差がありすぎるのである。

もしセファロをと思われる人は、デジタルを活用することである。

最近の進歩したデジタルレントゲンは、パソコンによって、

軟組織を鮮明にしたり、消したり自由自在である。

従来型のセファロレントゲンではこのようなことはできない。

軟組織の変化と個人による違いを分析し、

それを臨床に結びつけるというのなら面白いであろう。

しかし、一般開業医はパノラマを持っているのであるから、

パノラマの活用を第一に考えるべきである。

そのためには、撮影方法から考え直してゆくべきである。

そして、頭蓋標本とつき合わせパノラマの読み方を知る必要がある。

そうすることによって、解剖学的な知識も増加し、

一般臨床のためにも大いに役立つことになる。

歯科とは一口腔一単位である。

このことは眼科をみても耳鼻科をみても当然のことである。

一口腔一単位という考えに立って治療を行なうということは、

ただ前歯6本の歯の配列のみでよしとする開業矯正医とは

一線を画すべきである。

一口腔一単位の発想の元に、トータルに矯正治療を行なうのと、

前歯のみに目が行っている治療法とでは、

当然ながらどちらが上位であり上等な治療かは明白である。

せっかく、そういう総合的な知識を持っているのがGPなのであるから、

そのことを忘れないでいただきたいと思う。

そうすることによって、すばらしい矯正の人生が開かれてくるのである。

(DBAより)

DBAのまえがき(DBA主幹 阿部和弘先生の言葉)より

「このセファロ読本は一般開業医のためのものです。私は一般開業医こそ矯正に適した歯科医師であると考えています。全ての一般歯科開業医に矯正治療ができるようになっていただきたいと考えています。矯正治療を始めるにあたって、矯正にはセファロがどうしても必要なのだという考え方が蔓延している現状の中で、はたしてそうなのだろうかということです。分かりやすいセファロの本をと思っているのは、そのことをくつがえす必要があるからです。この「セファロ読本」は一般歯科開業医のための入門書として書き上げたつもりですが、完成してみると、これ以上詳しい内容の本は、現在ないことが分かりました。代表的なセファロの方法を全て載せてあるということも画期的なことです。このようにして、セファロ読本が出来上がり、再び読み返してみても、やはりセファロの重要性は感じることができません。

セファロは脇役であり、パノラマ以下の評価しかできないのです。

一般歯科開業医の人が矯正をするのにセファロがぜひとも必要とはとても思えません。

しかし、何故必要ないのかを知るためにも逆説的な言い方ですが、セファロのことを知っておくことも良いでしょう。無知と英知では英知が勝っています。知らないより、知っておくのがよいのです。使うか使わないかということは知っておいて初めて判断ができます。そういうことをまず理解していただきたいと思います。一般歯科開業医が矯正をするとき、ぜひとも必要なことは診断を正しくできるということです。診断の正しいことこそ大切なことです。

治療テクニックになりますが、顔の中心が美人の中心だということです。したがって、顔の中心と上顎の歯の中心との一致が必要なのです。上顎の正中線と下顎の正中線を合わせても、顔の中心に合っていないと、顔はゆがんでしまいます。 第一大臼歯をクラス1にすることも必要です。

特に10歳までの子供の時に、必ずクラス1の咬合の形にすることです。そして、料金を明確にすることです。信頼こそ大切なことなのです。

上顎と下顎の正中線を無理矢理に合わせることは、どうでもよい事です。このことは顔の中心に合わせることが大切で、上下顎の正中の一致はできればということぐらいのことで絶対という考えに立たないことです。

してはいけないことは小臼歯を4本抜歯することや、側方拡大による方法です。これはルンドストロームの1925年発表の歯槽基底論で解決済みのことです。それに逆行するテクニックではうまく行かないでしょう。ブローディのバクシネーターの理論も同じ様なことを証明しています。

ヘッドギヤーを使用してはいけません。このような中で、成人矯正では小臼歯の4本抜歯は行ってはならないことなのです。このような正しい考えの中で一般歯科開業医が矯正を行えば審美だけでなく機能的にも必ず社会に奉仕し、貢献できることになります。一般歯科開業医こそ、矯正に適した人であると、大いなる自信を持っていただきた

 

 

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