・メルクマールの設定・ | きたざわ歯科 かみあわせ研究所
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・メルクマールの設定・


 

前歯部は犬歯と口唇と口角などでメルクマールを決定してゆくべきである。

臼歯部は6番とEである。特に6番と3番の位置関係は大切にしなくてはならない。

乳歯列弓に乱れがないときは、6番の位置関係は正しいと一応考えるべきである。

基準とすべきメルクマールなくしては、目標とかの設定があやふやになる。

そういうことから、原点に戻り、アングルの提唱したことに耳を傾けるべきである。

アングルが上顎の第1大臼歯を基準にして、

分析していった型は決して間違っていないと思う。

口腔内そのものであり、

歯槽骨と歯槽の大きさなどから考えても、乳臼歯さえしっかりしていれば、

ほとんど第1大臼歯は異常な場所に萠出することはない。

95%以上の確率で正しい位置に萠出するであろう。

小臼歯の抜歯を行うことによって生じる臼歯部の咬合異常は95%以上になるであろう。

このように、どちらが危険で、どちらが正しいかは異常の発生率で見てゆかなければならない。

数少ない成功例を参考にしてはならない。

そういうことであるから、アングルの考えに戻る必要もある。

非抜歯で矯正するという考え方は一番まともな考え方である。

顔の正中線、犬歯のための鼻の幅、上唇と下唇の縁と歯の見え方、

歯肉ラインというものをメルクマールとしてゆきたい。

咬合器につけるなら、咬合器を逆さにしてつけるべきである。

反対咬合の模型を咬合器につけたならば、現在ある咬合器においては開口ができない。

下顎が動くものを上顎が動く設計になっているから当然のことである。

このように、事実を正しく表すことができない咬合器や

ナソロジーの理論はあまり意味も意義もないのである。

歯科は全て直接に見ることができるのであるから、十分な観察こそ大切なことである。

このことは何回語っても語りすぎることはないほど重要なことなのである。(DBAより)