△セファロ読本△プロローグ△オーストラリアン原住民のヒント
△セファロ読本△プロローグ△歯科矯正学の歴史
オーストラリアン原住民のヒント
ベッグ法を考える上でもう一つ大きなヒントになったのが
オーストラリアン原住民の咬合のことである。
オーストラリアン原住民は、カンガルーを捕まえ、
土の上で焼いて食べていた。砂がついたままのものを
食べるわけであるから歯は摩耗し、ひどいものになると
最大豊隆部を超えるぐらい磨り減っていたのである。
それなのに歯に痛みが出るということもなく、
歯と歯の間に隙間はなかった。
このことから、人の歯も他のある種の動物と同じように、
奥から奥から押されてくるのではないかと考えたのである。
つまり、歯に隙間が多少あっても全く問題はなく、
そのうち自然に隙間は閉じてしまうということである。
このように考えたベッグは積極的に歯を抜いた。
ベッグ法は、ほとんどのケースで小臼歯4本の抜歯を行った。
中には第1大臼歯さえ抜歯をした。
4本から8本も抜歯をするという荒技ができたのも、
その当時だからであり、
このことが現在ではベッグ法が廃れた
大きな原因ともなってしまったのである。(DBAより)
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