△セファロ読本△プロローグ△顎顔面育成の挫折
△セファロ読本△プロローグ△歯科矯正学の歴史
顎顔面育成の挫折
GPや小児歯科医に追い詰められた矯正専門医の
逃げ場の一つが顎顔面育成理論にもとづく矯正であった。
1990年代にはこの理論が幅を利かせた。
床装置に組み込んだエクスパンジョンスクリューによる
側方拡大によりスペースを確保し、非抜歯にしようとした。
バイオネーターやフランクフルトの装置も用いた。
床装置も複雑化し、顎顔面育成を人工的に行うのだと力んでみた。
ところが10年間やってみた結果、
90%が後もどりをして失敗に終わるという結果になった。
10%成功したというのも
人工的なものなのか、成長による自然現象か分からないのである。
このように、10年間のテストの結果は散々なものであった。
このことは1925年に発表されていた
ルンドストロームの歯槽基底論によって言われていたことなのである。
顎骨と歯槽骨は二重構造になっていて、
床などによる側方拡大によって
ベイサルボーンである顎骨は変化をきたさないということの
実証をして見せたのが1990年から10年間の結果であった。
(DBAより)
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