△セファロ読本△リケッツ法△フィールドⅠ
△セファロ読本△リケッツ法△
フィールドⅠ
フィールドⅠ は歯に関する項目である。
これを細分化して6つの小項目に分けている。
1.第1大臼歯の関係
2.犬歯関係
3.切歯オーバージェット 4.切歯オーバーバイト
5.下顎切歯歯挺出度
6.切歯間歯軸角
この6つの小項目を規定どおり計測して、
コンピューターに入力するのである。
1. 第1大臼歯
咬合平面上での第1大臼歯の遠心面の距離である。
咬合平面とは、機能的な咬合平面のことである。
上顎大臼歯が下顎大臼歯より前方にあるときをプラス、
後方にあるときをマイナスとする。
平均値は-3±2.6ミリとされている。
2. 犬歯の関係
咬合させた時の犬歯の尖頭間の距離である。
上顎犬歯が近心位にある場合をプラスとし
遠心位にある場合をマイナスとする。
平均値は-0.5±2ミリである。
3. 4. 切歯のオーバーバイトとオーバージェット
咬合させたときの中切歯のオーバーバイトと
オーバージェットにおける切縁間の距離である。
平均値はオーバーバイトが2.1±1.9ミリである。
オーバージェットは平均値が3.7±2.6ミリである。
5. 下顎切歯の挺出度
咬合平面と下顎中切歯の切縁との垂直距離である。
これはオーバーバイトが下顎切歯によるものかどうかの
判定をするために用いる。
口腔内模型も参考にして、臨床歯冠がどの程度であるかも
診断してゆく。
平均値は2.5±1.9ミリである。
6. 切歯どうしの歯軸角
上下顎の中切歯の歯軸のなす角度である。
この角度は舌側の内角を用いる。
歯軸の設定に生じやすいので注意が必要である。
それは切縁と根尖の距離が短いということに由来している
けれども、十分に注意しなくてはならない。
平均値は124.5度±5.6度である。
(以上、DBAより)
以下は繰り返しとなりますが、重要事項です、参考までに・・・
DBAのまえがき
(DBA主幹 阿部和弘先生の一般開業医向けの言葉)より
「このセファロ読本は一般開業医のためのものです。
私は一般開業医こそ矯正に適した歯科医師であると考えています。
全ての一般歯科開業医に矯正治療ができるようになっていただきたいと
考えています。矯正治療を始めるにあたって、
矯正にはセファロがどうしても必要なのだという考え方が
蔓延している現状の中で、はたしてそうなのだろうかということです。
分かりやすいセファロの本をと思っているのは、
そのことをくつがえす必要があるからです。
この「セファロ読本」は一般歯科開業医のための入門書として
書き上げたつもりですが、
完成してみると、
これ以上詳しい内容の本は、現在ないことが分かりました。
代表的なセファロの方法を全て載せてあるということも画期的なことです。
このようにして、セファロ読本が出来上がり、再び読み返してみても、
やはりセファロの重要性は感じることができません。
セファロは脇役であり、パノラマ以下の評価しかできないのです。
一般歯科開業医の人が矯正をするのに
セファロがぜひとも必要とはとても思えません。
しかし、何故必要ないのかを知るためにも逆説的な言い方ですが、
セファロのことを知っておくことも良いでしょう。
無知と英知では英知が勝っています。
知らないより、知っておくのがよいのです。
使うか使わないかということは知っておいて初めて判断ができます。
そういうことをまず理解していただきたいと思います。
一般歯科開業医が矯正をするとき、
ぜひとも必要なことは診断を正しくできるということです。
診断の正しいことこそ大切なことです。
治療テクニックになりますが、
顔の中心が美人の中心だということです。
したがって、顔の中心と上顎の歯の中心との一致が必要なのです。
上顎の正中線と下顎の正中線を合わせても、
顔の中心に合っていないと、顔はゆがんでしまいます。
第一大臼歯をクラス1にすることも必要です。
特に10歳までの子供の時に、必ずクラス1の咬合の形にすることです。
そして、料金を明確にすることです。信頼こそ大切なことなのです。
上顎と下顎の正中線を無理矢理に合わせることは、どうでもよい事です。
このことは顔の中心に合わせることが大切で、
上下顎の正中の一致はできればということぐらいのことで
絶対という考えに立たないことです。
してはいけないことは小臼歯を4本抜歯することや、
側方拡大による方法です。
これはルンドストロームの1925年発表の歯槽基底論で解決済みのことです。
それに逆行するテクニックではうまく行かないでしょう。
ブローディのバクシネーターの理論も同じ様なことを証明しています。
ヘッドギヤーを使用してはいけません。
このような中で、
成人矯正では小臼歯の4本抜歯は行ってはならないことなのです。
このような正しい考えの中で一般歯科開業医が矯正を行えば
審美だけでなく機能的にも必ず社会に奉仕し、貢献できることになります。
一般歯科開業医こそ、矯正に適した人であると、
大いなる自信を持っていただきたいと思います。」
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