平均離れが美人△セファロ分析△★エピローグ★ | きたざわ歯科 かみあわせ研究所
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平均離れが美人△セファロ分析△★エピローグ★


平均離れが美人△セファロ分析△★エピローグ★

完全な中心になる平均点より、

少し大きい方にずれたほうが好感度が高くなる

心理学では、平均的な顔立ちが好ましいというのが定説になっている。

ところがイギリスのアンドリウス大学と追手門学院大学の共同研究によると、

目鼻立ちの特徴を誇張した顔のほうが、

平均的な顔より好感を持つ傾向があるという結果が出た。

このことは、日本とイギリスにおいて違いはなかったという。

この研究は、イギリスの高名な科学誌であるネイチャーに発表され、

掲載された。

研究方法はコンピュータによる画面処理で行なわれた。

日本の342名の女子高校生の顔から「平均的な顔」を作りだした。

次に346名の写真の中から高感度の高い人を16名選んでもらった。

その特徴を合成して「好感度顔」とした。

その次は「目を大きく」とか好感度顔が持つ特色を50%誇張した

「誇張顔」にした。

この3つの写真を60名の人に聞いたところ

「誇張顔」が一番好感度がもてるといわれた。

このような結果から考えられることは、

平均的な顔というのは無難ではあるが、

個性というものなどが大切ということが分かる。

このことを標準偏差と正規分布曲線で考えるならば、

完全な中心になる平均点より、少し大きい方にずれたほうが

好感度が高くなるということである。

平均ということのみウエイトをおいて、

何度が良いというようなやり方のセファロ分析に対しても、

良い問いかけになるであろうと思う。

好感度とか美というものは全体の中でのものであり、

あらかじめ定められた数字に当てはめてゆくものではあるまい

ということである。

(DBAより)

しかし、現状のネット上で検索ヒットするのは、

平均顔=美人・・の様なサイトがほとんどの様である。

美人 ≠好感度・・・なのかな?

プロパガンダ?、big data?の独り歩き?

mind control洗脳(社会科学、社会工学という学問の立派な専門?用語)?、

により、変化していく(させていく)のかな?(私の感想)

DBAのまえがき(DBA主幹 阿部和弘先生の言葉)より
「このセファロ読本は一般開業医のためのものです。私は一般開業医こそ矯正に適した歯科医師であると考えています。全ての一般歯科開業医に矯正治療ができるようになっていただきたいと考えています。矯正治療を始めるにあたって、矯正にはセファロがどうしても必要なのだという考え方が蔓延している現状の中で、はたしてそうなのだろうかということです。分かりやすいセファロの本をと思っているのは、そのことをくつがえす必要があるからです。この「セファロ読本」は一般歯科開業医のための入門書として書き上げたつもりですが、完成してみると、これ以上詳しい内容の本は、現在ないことが分かりました。代表的なセファロの方法を全て載せてあるということも画期的なことです。このようにして、セファロ読本が出来上がり、再び読み返してみても、やはりセファロの重要性は感じることができません。
セファロは脇役であり、パノラマ以下の評価しかできないのです。
一般歯科開業医の人が矯正をするのにセファロがぜひとも必要とはとても思えません。
しかし、何故必要ないのかを知るためにも逆説的な言い方ですが、セファロのことを知っておくことも良いでしょう。無知と英知では英知が勝っています。知らないより、知っておくのがよいのです。使うか使わないかということは知っておいて初めて判断ができます。そういうことをまず理解していただきたいと思います。一般歯科開業医が矯正をするとき、ぜひとも必要なことは診断を正しくできるということです。診断の正しいことこそ大切なことです。
治療テクニックになりますが、顔の中心が美人の中心だということです。したがって、顔の中心と上顎の歯の中心との一致が必要なのです。上顎の正中線と下顎の正中線を合わせても、顔の中心に合っていないと、顔はゆがんでしまいます。 第一大臼歯をクラス1にすることも必要です。特に10歳までの子供の時に、必ずクラス1の咬合の形にすることです。そして、料金を明確にすることです。信頼こそ大切なことなのです。上顎と下顎の正中線を無理矢理に合わせることは、どうでもよい事です。このことは顔の中心に合わせることが大切で、上下顎の正中の一致はできればということぐらいのことで絶対という考えに立たないことです。
してはいけないことは小臼歯を4本抜歯することや、側方拡大による方法です。これはルンドストロームの1925年発表の歯槽基底論で解決済みのことです。それに逆行するテクニックではうまく行かないでしょう。ブローディのバクシネーターの理論も同じ様なことを証明しています。
ヘッドギヤーを使用してはいけません。このような中で、成人矯正では小臼歯の4本抜歯は行ってはならないことなのです。このような正しい考えの中で一般歯科開業医が矯正を行えば審美だけでなく機能的にも必ず社会に奉仕し、貢献できることになります。一般歯科開業医こそ、矯正に適した人であると、大いなる自信を持っていただきたいと思います。」