麻酔の歴史⑵DBA「間違いだらけの抜歯矯正」より
麻酔の歴史⑵ DBA「間違いだらけの抜歯矯正」より
ドイツのリービッヒによって、アルカイドの化学式も確定された。皮下注射器はフランスのプラバツによって発明され、薬物を直接打つことができるようになってきた。しかしアルカイドは強い副作用があり、大きな決定があった。1904年になって、ドイツのアインホルンとアルフェラーがコカイン分子と部分的に似ている構造を持つ分子を発見した。それをノボカインあるいは塩酸プロカインを名付けた。このノボカインは局所麻酔として利用できたし、コカインよりはるかに安全であった。このため、歯科における抜歯などには非常に重要なものとなった。 1905年には注射器による局所麻酔としてしようされるようになった。だが、この発明、発見はドイツを中心としたヨーロッパであり、アメリカに入ってきたのは1910年ごろのことである。この頃はドイツを中心にして、アメリカ医学はそれほどの進歩でななかったのである。1910年ごろアメリカにやっとノボカインの局所麻酔注射法が入ってきたのに、1911年の抜歯論争である。この事実からみて分かるとおり、あくまで論争であり、
臨床的には抜歯を行なうこと自体が恐ろしい時代であったことを知るべきである。
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