DBA「間違いだらけの抜歯矯正」より,美しい歯,美人とは・・
DBA「間違いだらけの抜歯矯正」より
美しい歯の条件
口元の美しさを美容整形科から見るとどうかということである。それは美容整形は美容そのものを求めている専門分野だから、大いに参考になる。口元の美しさは唇、顎のバランスで決めているのだ。口元や歯の状態で顔のバランスは変化して、印象がずいぶんかあるのである。理想的な美しい顔ということも研究されている。それはプロポーションであり、美しい顔のための分析するわけであるが、日本人をはじめ東洋人の顔は正面からの美しさである。そのために歯そのものが大切になってくる。美しい歯は正しい歯ならびでこそ最大限に美しさを感じるわけで、バランスなのである。このバランスが時代とともに変化しているところに美人を考えてみる必要がある。美しい歯は美人にお似合いということだ。
美しい歯は健康的
歯の色や歯ならびは相手に強く印象として映るのである。特に第一印象の時は、そのことに大きな意味もある。美しい歯は健康的であり、その人の魅力を最大限にアップするし、ステータスともなる。逆に汚い歯は病的であり、その人の魅力をなくしてしまう。欧米では、ある程度の裕福な家庭で子供の教育に熱心な親は、子供の歯ならびに強い関心を持っているものなのだ。歯の状態は、その人が育ってきた家庭環境を示すステータス・シンボルと言われているからである。歯ならびの悪いことは、イコール知的水準の低さを指摘するほどである。入社の面接や営業にしても、歯ならびが悪いと、そこで断られてしまうほどで、成功のチャンスがなくなってしまう。歯ならびが悪いことを放置しておくことがいけないことなのであって、ブラケットをつけていることは知的水準の高さを示すことで恥ずかしいことではないのである。病気で入院したり、治療することが悪いと思う人がいないのと同じなのである。
美人とは何か
美人という概念は時代によって変化している。日本の場合でも同じだ。奈良時代の美人、平安時代の美人、室町時代の美人、江戸時代の美人、現代美人とそれぞれ異なった基準で美人が見られている。美人は絵画として残されるから、芸術を通して知ることができる。奈良時代の飛鳥美人は丸顔でふっくらとしていて、眉毛も特色がある。平安時代は奈良時代よりも変化し、鼻の形や眉毛や髪形などに変化かある。この時代はふっくらとした顔が美人であるが、これは地位の高さも示しているのである。食料が十分でなかったとき、太っているということは地位も高く、数は少ないのである。バランスがとれていれば、経済的に豊かな人を美人としたのである。数が少ないものが良いとも言える歴史的な背景もある。室町時代は能面のように眉毛がなくなる。戦国時代は表情を読まれないことが良いわけで、社会背景が大きいといえる。江戸時代の浮世絵は、はじめ標準的な顔であるが、次第に長い顔に変化している。歌麿などは長い顔で受け口気味の人を美人として描かれている。この時代は反対咬合の人が美人ということになるが、やはり一般の多くの人と違うということが背景にあるのではないかと思える。江戸の庶民は丸顔が主である中で、長い顔も少ない類になる。このように数が少ないから売りになるのであり、スターの要素があるということだ。明治に入り、西洋かぶれを起こすが、大正に入り揺り戻しで丸い顔に戻る。そして、戦後の現在はどうか。矯正の発展は戦後からである。
(DBAより)
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