Eラインの間違い DBA「間違いだらけの抜歯矯正」より | きたざわ歯科 かみあわせ研究所
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Eラインの間違い DBA「間違いだらけの抜歯矯正」より


Eラインの間違い DBA「間違いだらけの抜歯矯正」より

Eラインを美の基準にするということは、最もおかしな考え方である。美人とか美しい顔というのは何をもって言い、考えるかということであるが、鼻の先端と顎の先端とを結んだ線をもってするなどというのは世界のどこにも存在しない。これは鼻というものを固定した物質と考え基準にしていることにもなるし、顎の先端を基準点にするということは、顎の先も不変なものとして考えているということである。基準点を定め直線を引くということは、測量図を書く方法と全く同じ手法である。地図を作るとき、基準点を定め、そこから三角測量で三角形を作り、測量してゆく。このとき、基準点が動くものであれば基準点とならないし、不正確なものになる。このEラインを基準とするというようなことは抜歯矯正論者が考え出した便法でしかない。それはセファロが頭蓋骨の横顔にラインを引き、その角度をもって分析しているという手法である。これは分析だけの話であって、初診の診断に用いても正確でないという代物でしかないが、ともかく骨の分析なのである。ところが、突如として皮膚の先端の話になるのがEラインである。骨と皮膚の間には筋肉や脂肪がある。唇にしても、口輪筋にしても、皮下脂肪にしても個人差があるし、常に変化している。これをもって固定することは科学的なエビデンスにならない。しかも、横顔の主役は口元でなく、鼻の高さなのである。鼻を高くする隆鼻術は盛んなときである。鼻を高くすればEラインの考え方は変化してしまう。矯正が絶対と思い上がっているのであろうか。美の基準は鼻と上下の口唇と顎のS字状のうねりの曲線なのである。鼻の高い欧米人にとってはEラインを美の基準とすると、ほとんどおかしな口元ということになる。つまり、口元は直線でなく、ふっくらとしているのが良いのであるこのことを矯正する者が共通認識してゆかないと、国際的な基準から遅れたものとなる。いまから40年ほど前に直輸入した抜歯矯正を、日本流に変化させ、それが良いのだという今までの流れも世界も変化していることに目を向けなくてはいけない。ハリウッドスマイルも変化しているし、ミスユニバースも変化している。まして、アンチエイジングという健康志向の中で、活動的でなければならない。悪くもない永久歯を抜歯するために考え出された、日本流のEラインはオカルト思想なのである。科学的な根拠はない。それどころか、医学的なエビデンスから言うと、とてつもない不健康な体を作りだしているのである。小臼歯を上下で4本も抜歯するという抜歯教のオカルト思想は正さないといけないのではないのか。

(DBAより)DBA「間違いだらけの抜歯矯正」より

 

 

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