歯を抜くとみにくくなるDBA「間違いだらけの抜歯矯正」より
歯を抜くとみにくくなる
美しい笑顔を得たいと思って矯正をするはずである。その矯正の方法に、抜歯する矯正と非抜歯にする矯正とがある。矯正するには抜歯するべきか、非抜歯で行くべきかという論争はある。1911年のアングルとケースの論争として語り草になっているぐらい、抜歯か非抜歯かということは関心の強いことである。1911年頃と言えば約100年も前のことである。その当時と現在では全て違う。科学は大幅に進歩し、医学も進歩した。それなのに、矯正では今でもそんなことを論じている。おかしいではないか。その原因は矯正の分野で勉強がなされていないからであって、日本的な問題なのである。世界に目を向ければ、非抜歯が主流であって、抜歯をすることは邪悪である。矯正の目的は機能的な回復と健康のためである。その結果、美しい顔や表情になり、アンチエイジングということになる。これが本来の矯正なのである。矯正というものは、口腔外科の中の一つの処置であったに過ぎない。戦争や事故での顔の修復なのである。あの有名なアングルも顔面補綴を専門に鉄道会社の仕事をしていたのである。それがツィードの抜歯による矯正の普及からEラインという言葉とともに、非常に狭い考え方に集約されてしまった。その考え方から解放されているのが世界の矯正であるけれども、日本は今でもEラインというものに縛られているのである。歯を4本も抜歯すると、機能的に劣ることになるし、表情は乏しく、淋しい老人顔になり易い。少なくとも、10年もすれば、確実に歯を抜いた人より老人顔が進行している。このように一生を通じて考えると、美人になりたいと思ったことで逆に若さを失うことになる。失った歯は2度と元に戻すことはできない。本当に抜歯を大量にするべきだったのかどうかということになる。非抜歯矯正の発達は、抜歯する矯正に対し大きな疑問を患者に抱かせるようになった。ご存じの通り訴訟大国のアメリカだ。抜歯矯正に対する裁判が多発したのである。その判決は抜歯した歯科医の負けである。非抜歯矯正について行けず、大切な健全歯の小臼歯を上下で4本も抜くという愚かなことをした責任である。このことから、抜歯矯正の時代がアメリカでは終わったのである。原則として歯を抜かないことが世界の主流となっている。この歴史的事実を日本の矯正医も学ばなくてはいけないと言える。(DBAより)DBA「間違いだらけの抜歯矯正」より
(DBAより)DBA「間違いだらけの抜歯矯正」より
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