症例から学ぶ DBA「間違いだらけの抜歯矯正」より
症例から学ぶ:ここに示す症例は矯正専門で認定医のところでした実例である。この事実を見るならば、認定医とは何だということになるだろうし、矯正専門と言う割にはレベルが低いことが分かるであろう。この程度のそう生なら非抜歯で簡単に治すことができる。学校検診のときにも思うことだが、矯正専門とは治療内容が高いということではないなと、いつも思うのである。何故こんなことをするのだろうと、「診断」そのものに疑問を感じるのである。症例:ここに実例として、矯正専門医で治療していたものを示そうと思う。R.Kさんは親の転勤で、川崎市から岡山に来られた。川崎市のT歯科で小学5年の時から2年間、矯正治療を受けたという。転勤してきた時が中学1年の13歳である。その時の口元と歯列の状態である。上下の第1大臼歯にバンドをまいていた。そして、上顎はナンスのホールディングのついたパラタルバーをはめていた。下顎も写真のとおりである。上顎についているナンスのホールディングをなめるように言われていたのか、舌をそこにやる癖がついていた。4本抜歯を行うまでということで、この状態で2年が経過していた。全く改善もしないどころか、悪化していたのではないかと思われる。岡山に転勤になり、非抜歯矯正をということで私のところで治療を開始した。舌側にある装置は両方ともすぐに外した。全く意味のないことを行っているのが、矯正専門医である。矯正専門医というのが立派なことなのであろうか。また、この程度のケースで小臼歯4本抜歯をすると言ったという。歯を抜けば一生を通じて考えた時、とても大変なことになる。転勤し、私のところに来たのは幸運だったと思う。大切な歯を1本も失うことなく、綺麗な歯ならびを手に入れることができた。でも、もう少し国民のことを考えての診察をし、勉強に励むべきではないのか。DBA「間違いだらけの抜歯矯正」より(DBAでの具体例は次回に)
DBA「間違いだらけの抜歯矯正」より
カテゴリー
歯科矯正コラム一覧
- 「アライナー(マウスピース)型矯正装置」は注意が必要と思われる・・・
- 正中離開(せいちゅうりかい)ジアステーマは「子ども」でも「早期の着手」が「無難(ぶなん)」である。
- 院長の母校がランキング上位に・・・「東京医科歯科大学は4位」・・・手前味噌(てまえみそ)ながら誇らしい気分です・・・
- やはりオードリーは美しい!Renewal「オードリー・ヘップバーンの顔」:「6歳以下の子供の顔を見て成人した顔を予測することなどできない」
- 『「みにくいアヒルの子」時代』(子どもの正中離開)について・・・多くの歯科医が勘違いしているのでは?・・・
- ☆2022年度夏季休診日等のお知らせ☆夏の甲子園野球を応援しましょう!
- ☆2022年度GWの休診日のお知らせ☆
- 医師いしいじんぺいせんせいの言葉 『5才から11才の君へ』
- これは「デマ」ではありません:「マスク」を外して爽やかな「笑顔」を 発信
- 過剰診療はしない.「ヨンヨン」抜歯はしない。