歯科は生きた学問になっていない DBA「間違いだらけの抜歯矯正」より
生きた学問:歯科は生きた学問になっていない。そのため、臨床において考えている結果が得られず、難しいという話で落ち着いてしまう。総義歯は難しい、歯内療法は難しいとうことになる。本当に難しいのであろうか、という何故、どうして、どういうことを考えないのである。考えても、その解決策が分からない。その原因は学問として教えられていることが初めから間違っていることが多いからである。そのことに気づいていない。総義歯にしても筋肉の動きを理解していないで、石膏模型の上で義歯を作るだけである。これでは実際に総義歯を装着するときに問題があって当然なのだが、その先に進まない。どうしてこうなったのかとか、こうなるのか、という根本を探ろうとしないから、毎回毎回同じミスを犯す。その結論は、総義歯は難しいということにして、患者さんと二人三脚で義歯に慣れるように辛抱強く頑張ろうという、科学というより精神論に逃げ込んでしまう。歯内療法にしても、現在の方法でうまくいったり、失敗したりするのは、何か原因があるのではと考える発想の転換が必要なのだ。発想の転換をし、頭を切り替えなければ、いつまでも同じ過ちを繰り返すことになる。これは医学的見地と、生きた解剖学や、組織学、病理学などの医学的な考えが欠けているからである。矯正にしても、Eラインに拘り、大量の歯を抜歯しているところがある。これは本末転倒の発想なのである。Eラインに拘るのか、歯を保存するのか、どちらが大切なのかという基本的な問題なのである。どうしてもこれでは納得できないというようなEラインになることは少ない。そもそもEラインとはパッシブな(動いていない時の)顔の時のことで、日常生活は活動的な生活なのである。口を閉じているとき、動きのないとき、このときの横顔に線を引いて、便宜的にEラインと言っているに過ぎない。そんな顔は自分で見る鏡の中にも存在しない。お化粧というメイクをする時にも、横顔を見て横顔メイクはしない。正面顔が美しいように拘っているはずだ。人と会えば会話に花が咲き、声を出して笑うと思う。このときの顔の動きを表情という。表情が豊かで、笑顔が素敵で、美しい発音、そして自信のある明るいしぐさや陽気さなどが、その人の好感度を高める。これが本当の目指すところである。一人で口を閉じて、思い悩むというのは最悪のパターンだ。他の人との会話などの時は動的な作用であり、この時こそ社交性や活き活きとした表情が大切になってくる。社交的に感じのよいことは笑顔と会話をもって第一とするのである。美しい顔でも、笑顔のない、いつもブツブツ言う人の好感度は低いであろうし、ぞんざいな言い方をする人の教養も疑われてしまうだろう。つまり、第一印象というのは見た目の静的な美のことでなく、第一声を発する時のしぐさと会話の仕方なのである。これらのことも含め、その人の一生を幸せに健康に生きるための手助けをすることが、歯科医の本当の使命であろう。使命感を失った行為は大いに問題があるし、職業としての誇りも生きがいも感じられない。それでは、せっかく歯科医になったのに、もったいない話だ。歯科という職業を十分に生かすため、少し勉強をしてみよう。そうすれば真実が見えてくる私のセミナーに参加してくれた多くの歯科医はそのことに感謝の言葉をくれる。教育し、教授できることを喜びとしている私にとっても最高の喜びである。志ある者は、私のセミナーに参加してもらいたい。真の歯科医療を通じ、社会に貢献しようではないか。歯科医とは何と素晴らしい職業かと思えるであろう。私はそのことを責任もって、保証したいと考えている。(DBAより)DBA「間違いだらけの抜歯矯正」より
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