エビデンスとは何か「DBA間違いだらけの床矯正 」より
:エビデンスとは何か:エビデンスとは臨床上の結果の統計と思ってよいであろう。95%以上に有効性があると考えることができて、はじめて医学的根拠があるといえる。これだけの確率を必要とするのであるから、正しい方法で行わなければ結果は出ない。歯科においては成功率をいわない。それをゴマ化すために長期に補綴物がもったと、長期観察と称して、雑誌に載せる。95%以上のものが20年以上もったとかいうのなら素晴らしいし、それはエビデンスがある。しかし、10%とか5%しかもった物が無いとなると、エビデンスは無い。たまたまそうなったということに過ぎない。長期にもったということより、5年間は95%以上がもったというようなことの方が大切であり、エビデンスがある。歯科は自然科学の一部門であり、医学の一部門と考えるべきことなのだ。自然科学は成功すると正しい結果が出るし、間違っていたら間違った答えが出る。考え方によっては面白いし、場合によってまずいことになる。しかし、はっきりと結果がでることはすばらしいことだ。やりがいがあることになる。歯科医にせっかくなったのだから、エビデンスの元に、素晴らしい成果をあげたいものである。自分にしてもらいたいとか、自分の子供とか奥さんにしたいと思わないようなことはしてはいけない。
矯正においても小臼歯4本抜歯してまで矯正をしたいか。
自分の子供に長期間24時間拡大床装置をはめさせておきたいか。
どちらも乗り気がしないと思う。
そういうことを他人にもするべきでないであろうことは明白である。
「DBA間違いだらけの床矯正 」より。
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