ゴリラの歯ならび:犬歯誘導は間違い!? | きたざわ歯科 かみあわせ研究所
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ゴリラの歯ならび:犬歯誘導は間違い!?


(DBA「間違いだらけの床矯正」より)ゴリラの歯ならび:

「非抜歯矯正は、ゴリラ顔になる。」などは、理論的にも間違いです。

兎に角、抜歯矯正、ヨンヨン抜歯は、してはならない、恐ろしい治療法です。

参考になる関連HP「非抜歯矯正、よくある誤解」

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ゴリラの歯ならびである。前歯と奥歯と犬歯とがキレイに分離されているのが分かる。前歯は前歯で高さが揃っているし、奥歯は奥歯で揃っている。しかし、犬歯だけ長く突出している。しかも反対咬合なのである。これはゴリラだけでなく、全ての哺乳類の動物は犬歯部分は下が前に出ている。人間だけが上顎の方が犬歯が出ているということである。人間以外の動物は犬歯は武器である。これで噛みつく。上顎と下顎は顎関節によってつながっているが、上顎は頭骨と一体であり、動くことはできない。動けるのは下顎である。開口時に下顎は前に行く。噛みついて引くという作用が武器として最大の効果となる。そのため下顎が前に出ているのである。人間だけ、自由に会話ができる。自由に会話するために、下顎は引っ込み、上顎の方が前に出たのである。咬み合わせのため犬歯があるのでなく、武器のためにあり、それが武器より咀嚼のためにと考えるのは少し違うことになる。したがって、犬歯誘導をしているというのは間違った考え方である。前歯は前歯で一群をなし、臼歯は臼歯で一群をなしている。働きはそれぞれ違うということだ。その部位の役目は集団で決定されている。(DBA「間違いだらけの床矯正」より)