乳歯冠はしない事(DBA「間違いだらけの床矯正」より)
乳歯冠はするな(DBA「間違いだらけの床矯正」より):乳歯の歯根部には永久歯がいる。この永久歯は未完成の歯で、歯胚(しはい)といわれている。海綿骨(かいめんこつ)の中に空隙ができ、歯冠が先行し、その歯胚の中で歯髄になるものをつくってゆくのである。このとき、いい加減な乳歯冠を入れると咬合性外傷として、上から永久歯胚に圧が加わる。このことを感じると永久歯胚が動いてしまう。乳歯冠における歯根吸収がまともにされることは少なく、ほとんど異常吸収である。これは支台形成がなされていないからである。こういういい加減なことはしてはならない。成人における冠は鋳造冠であり、咬合調整をして合わせる。そして、既製冠はバケツ冠といって、下げすむのである。永久歯以上にナイーブな乳歯に対して、こういういい加減では困るのである。「乳歯冠はするなということを、いつもいつも私は口をすっぱくして語っているのである。」(DBA主幹阿部先生談)
(DBA「間違いだらけの床矯正」より)


