アングルの分類(DBA「間違いだらけの床矯正」より) | きたざわ歯科 かみあわせ研究所
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アングルの分類(DBA「間違いだらけの床矯正」より)


アングルの分類:アングルの分類には、2つの基準がある。一つは歯列弓の咬合関係を近心的遠心的なズレとして分類している。近遠心的なズレとは、前後的なズレと言っても良いし、分かり易い。もう一つは歯列弓の位置を決定する基準の場所として、第一大臼歯にしたことをである。第一大臼歯の咬合関係を正常なものと近心または遠心に移動しているものに分けたのである。このようなことだから、先ず、上下の第一大臼歯の咬合を見なくてはいけない。第一大臼歯の正しい関係は、上顎は近心咬頭と下顎の頬側溝とが一致していることなのである。この関係が正常でないときは正常なところに移動させて、正しい1級の咬合にしておくことだ。これを8歳の検診で確認しておけば、後から異常なことが生じても非常に軽いことで終わることができる。それが第2大臼歯の萠出があってからでは大変難しくなる。20歳過ぎてからの歯体移動は難しく、テクニック的にも時間的にも多くを要するし、ひどい場合は断念することになろう。それは歯槽骨の構造から容易に分かることである。第1大臼歯は6歳で生えてくるから6歳臼歯といわれている。乳歯列弓に異常がなければ6歳臼歯は正しい位置に生えていると考えてよい。その人の固有のところに生えているということである。アングルは上顎の第1大臼歯を基準にした。しかし、私の研究では下顎の大1大臼歯を基準にした方が、合理的であると考えている。(DBA「間違いだらけの床矯正」より)