「何でもかんでも『ガイドラインだそうな?』アホかいな!・・・」 | きたざわ歯科 かみあわせ研究所
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「何でもかんでも『ガイドラインだそうな?』アホかいな!・・・」


「一日、ビールロング缶一本飲むのは止めましょう」という厚労省の飲酒ガイドラインは〝馬鹿丸出し〟である。かしこく酒と付き合う「大人の常識」をこそ鍛え続けるべし。

藤井聡(「新」経世済民新聞メルマガ) info@mitsuhashi-takaaki.net 

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17:20 (1 分前)

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過日、当方が登壇しております朝日放送の「正義のミカタ」で、厚生労働省が「飲酒ガイドライン」をまとめたというニュースが取り上げられました。このニュースを解説した「専門家」は、医師の和田秀樹先生。

どうやら政府・厚労省がまとめたこの「飲酒ガイドライン」では、健康のために、純アルコール量が男性なら40グラム未満、女性なら20グラム未満になるようにしましょう、というもののようです。
https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20231124b.html
(ちなみにガイドラインそのものはコチラ→https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37908.html

で、この20グラム、というのは…

ビール ロング缶一本
酎ハイ 缶酎ハイ一本
ワイン 小さいグラスで2杯、
焼酎 コップ半分
ウィスキー ダブル一杯、

という分量。要するに厚労省は、女性なら上記のいずれか一つでも飲んでしまったら、もうリミットになるので、それ以上に飲むのは止めましょう、と言い出したわけです。

しかも厚労省は以上を示した上で「体質などによってはより少ない量にすることが望ましい」とまで言ってのけたようです。

しかもしかも、「「純アルコール量」を60グラム以上摂取すると、急性アルコール中毒などが起きる可能性があるため、避けるべき」とすら宣っています!

つまり、焼酎コップ一杯と、ビールロング缶ずつ飲んじゃうと「急性アル中」になる可能性があるから避けろと言ってるわけです。

僕の知り合いでもお酒の弱い人は「生中一杯」以上飲めないですし、全く飲めない人も居たりしますが、もっともっと飲んで長生きしている人もたくさん居るのもまた事実

それなのに「ガイドライン」と称して十把一絡げに「お酒の量は、一日あたり、ビールロング缶一本にしましょう!」「焼酎とウィスキー一杯ずつのんだら急性アル中になるかもしれませんから止めしょう!」なんていう事を、政府のガイドラインとして公表するなど、ハッキリ言って馬鹿丸出し」。

これでは酒の神様の京都の松尾大社や奈良の大神神社の神々やギリシャのバッカス等の神々の逆鱗に触れること請け合い。神々を冒涜する愚か極まりない話です。

この厚労省の「飲酒ガイドライン」の背後には勿論、医師達がいます。どっかの論文(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37908.htmlに引用されてる奴)を引っ張ってきて、それを根拠に「それ以上飲むと、生活習慣病リスクを高めるという事が統計学的有意になったというエビデンスがあるのです」なぞと言いつつ策定したものです。

ホンット、こういう馬鹿のせいで、今、日本は潰れそうになっている、っていうことが、その医師達も厚労省の役人達も全く分かってないのでしょうね。

こういう医師や厚労省の小役人達(以下、コイツらと呼称しますね 笑)の態度を筆者は、拙著『過剰医療の構造』(https://www.amazon.co.jp/dp/4828426019でも詳しくガッツリ批判しているのですが、ここでは改めて、コイツらがどれだけバカなのかを以下に解説いたしたいと思います

そもそもコイツらは、「生活習慣病リスクが上がってしまう酒量はいくらなのか」という研究を踏まえてはいるものの、コイツらが評価しているのは「飲酒についての生活習慣病リスク」だけなのです。

しかし、「酒量」というものは「生活習慣病リスク」だけに影響するのではありません。

「酒量」は、人々の社会的行動、文化的行動、芸術的行動に強烈に影響を与えると同時に、それを通してメンタルヘルス、つまり、神的健康に巨大な影響を与えているのです。

そして社会的行動や人々の精神的健康に影響を与えるということは政治の有り様や社会の有り様や経済の状況にも巨大な影響を与えている、と言うことになります。

そういった事を全て度外視して、「生活習慣病リスク」に及ぼす影響〝だけ〟に基づいて「酒量のガイドライン」を決めるなぞというのは、バカにも程があります。

しかも、コイツらが言う「ロング缶一本飲んだら生活習慣病リスクが上がるぞ」という話は、「上がるか上がらないかと言えば上がらなくはないという程度の話であって(それこそが、コイツらが準拠する統計的有意”という奴です)、「どれくらいヤバいのか」という点については何ら配慮していないのです。

この点は拙著『過剰医療の構造』でも詳しく批判しましたが、重要なのは、「上がるかどうか」という話ではなくどれくらい上がるのか?」という一点なのです。

例えば、外に出れば、クルマに引かれる確率は確実に上がります。

だからといって、どっかの役所が「クルマにひかれるリスクが上がるので、外出するのは止めましょう」というガイドラインを作ったら、誰もが「アホか!?」と思うことでしょう。

なぜなら、「そんなの分かってるよ!あたりめーだよ!!」という話だからです。

ここで重要なのは、「どれくらい上がるか」なのです。

なぜなら、ある行為をすることであるリスクが上がるということがあった時に
その行為によって得られる「メリット」と、
そのリスクの「デメリット」との「比較」して、
その行為をするか止めるかを、我々は日々判断しているからです。

というよりむしろ、そうやってメリットとデメリットを比較して判断「すべき」なのです。

そんな比較をせずに、ただ単に「リスクがある」というだけで全てのリスクを回避していれば、我々は普通の生活上の幸福の全てを一切合切、絶対手に入れることができなくなってしまうではありませんか。

そんなのは、まったくもって「常識」と言う他無い、当たり前の話です。

にも関わらずこの厚労省のガイドラインは、そんな人間の「常識」を完全に無視し、飲酒の「メリット」を全て度外視し、ロング缶ビール一杯以上飲むと疾患リスクが上がるんだから飲むな!」と強制的に飲酒をヤメろと主張しているわけです。

そんな事すれば、伏見や灘の作り酒屋から大手酒メーカーを含めた酒産業や、居酒屋やバーやレストラン等のあらゆる種類の飲食業が深刻なダメージを被るのはもちろんのこと、酒場で繰り広げられた様々なコミュニケーションが失われ、それによって支えられてきた良質な社会活動や組織運営、効果的なビジネスや政治判断や、ひいては高度な学術活動が激しく毀損する事になります。

さらに言えば、本日、医師の和田先生が主張されていたのは、飲酒には「健康増進効果」があるという話。

良好な「飲酒コミュニケーション」は、精神的健康を高め、うつ病をはじめとした精神疾患の発症リスクを引き下げます。そして精神的健康の維持や幸福感の増進は「免疫力」を高め、それを通してがんの発生リスクが低下するというメリットを持つのです。そしてもちろん、免疫力はがんの発生リスクのみならず、風邪やインフルエンザやコロナをはじめとしたあらゆる感染症のリスクを引き下げることにもなります。

そう考えれば、飲酒を全くしないことで、かえってトータルとしての健康が劣化することすらあるわけです。

にも関わらず、「ロング缶一本以上飲むのはやめましょう」なぞという単純極まりないメッセージを発するなど、バカとしか言いようがありません。
(念のために言うっておきますが、ガイドラインには酒の飲み方はああしろこうしろ等とも書いてますが、ロング缶一本以上飲むのはやめましょう」というのがそのガイドラインのメイン・メッセージとなっているのです!)

このバカ話しは、コロナのバカ騒ぎと全く同じ構図を持ちます。

要するに、現代の医師や医療行政は、特定の疾患リスクを限りなくゼロに近づけるためのあらゆる自粛を要請し、それを通してトータルの健康水準にダメージを与える愚かな帰結をもたら続けているのです。

ついては、コロナのバカ騒ぎのような阿呆な社会的風潮が、この飲酒ガイドラインの公表を通して僅かなりとも進展しないように、こんなガイドラインは国民皆で徹底無視し、我々の「常識」基づいて「飲み過ぎ」には気を付け、少なくとも「一人飲み」での「深酒」は極力避けつつ、週に一、二度は「休肝日」を設ける…という恰好で、上手に酒と付き合って行くことが、大切です。

我々は下らない数値基準などに惑わされず、今一度、自らの身体性と社会性、倫理性ある常識を鍛え続けていかねばならないのです。

酒は飲んでも飲まれるな、かしこく上手に(そして、時には医者の話にももちろん耳を傾けつつ 笑)、楽しく、酒と付き合って参りましょう。

追伸1:こんな「馬鹿丸出し」の厚労省ガイドラインの背後には、戦後日本全体を覆い尽くす「過剰医療」の構造が潜んでいます。是非、この機会に「過剰医療の構造」ご一読下さい。
https://www.amazon.co.jp/dp/4828426019

追伸2:この記事は、当方のメルマガクライテリオン編集長日記」https://foomii.com/00178)からの抜粋。このメルマガでは、なかなか公開では書きづらい、例えば次のような徹底批難を展開中。是非、ご覧下さい。

【岸田総裁の政倫審出席はむしろ有害】岸田氏の弁明は予算委員会と全く同じ。唯一の相違点「パーティやらない」宣言は奇しくも「岸田文雄に倫理ナシ」の証となった。
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「説明責任を果たすために総裁として政倫審出席を自ら決めた」という岸田氏の行為は、国会・政倫審を愚弄する、極めて悪質な不道徳行為である。
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