「手仕事の医療 評伝 石原寿郎( いしはらとしろう) 秋元 秀俊 (著) 」を読む①・・・2024/10/04 | きたざわ歯科 かみあわせ研究所
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「手仕事の医療 評伝 石原寿郎( いしはらとしろう) 秋元 秀俊 (著) 」を読む①・・・2024/10/04


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石原寿郎   作成:2022/03/16更新:2024/04/22

わが国を代表する補綴学者。東京医科歯科大学歯学部補綴学教授。わが国における下顎運動研究の第一人者に数えられている。1917年に生まれる.1942年東京大学医学部卒業後,東京医科歯科大学に転入し歯科医学を修める。1957年ごろより本格的に下顎運動の研究をはじめる。下顎運動と咬合器に関する歴史的考証を行ない,日本歯科評論に23回にわたって発表.精細に咬合器の開発史と下顎運動の研究の流れを分析,今日入手することのできない貴重な咬合器を数多く紹介,また,下顎運動の研究に功績のあった先人たちの業績を正当に評価,深い尊敬の念をはらった。1967年,大石とともに顎関節構造を研究し,顆頭安定位の存在を立証.翌年,全運動軸の発見に指導的な役割りを果たす。これにより,矢状面内で顆頭の動きが回転と移動によってなり立っているという前世紀以来の考え方が立証された。各種の電気的下顎運動測定装置を開発.下顎運動の研究に電気工学的な手法を導入。代表的なものに大石(1962)のアーム型下顎運動分解器,これを改良した川口(1968)の電気的測定装置などがある.これらをもとに藍(1962)と根本(1962)は咀嚼運動や限界運動を切歯部で3次元的に解析している。この他,全運動軸の発見につながる連続的写真法のひとつであるマルチ。フラッシュ装置(末次1961)を考案している。1969年逝去.従4位に叙され,勲4等旭日小援章を受ける.

著書 /  臨床家のためのオクルージョン(医歯薬出版,1972)  /  下顎運動と咬合器(日本歯科評論社,1975)    」by Dnetal Knowledge

東京帝大医学部出の医師にして、歯科医専で学び直して歯科医師となり、クラウンブリッジ学(固定式補綴分野)の第一人者と言われた石原寿郎。歯科医師への転向から自死までを綴った評伝。「歯は、目で見て、自分で治して、そうして、効果がわかる。」石原は自分に言い聞かせるように訥々と、歯科医師への転身の理由をそう語った。そして、臨床を真正面に据えながら、教育者として、学者として、清明な論理をもって実証にこだわり続けた。歯科は、ここに初めて「ものがたり」を得た。これはノンフィクションであり、証言集であり、歯科医学の現代史である。石原寿郎という臨床を愛した孤高の学者の仕事と彼をめぐる状況を、歴史的資料によって跡づけ、丁寧に紡いだ。」

 

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「青森県   広瀬院長のブログ」も参考になります。

https://hiroseorth.blogspot.com/2017/11/blog-post_11.html

 

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