「斎藤 ジン」(生物学的には「オス」?)とは何者なのか?・・・副島隆彦の分析は「神業(かみわざ)」である・・・
「147」 斎藤 ジンの本。
この30年間の経済と金融市場の動き
「
副島隆彦です。今日は2025年7月15日です。
私は一冊の大変な本に出会った。あーびっくりした。
それは、文春新書の「世界秩序が変わるとき」という書名の本だ。半年前(2024年12月7日)に発刊されていたが、今、大体読み終えた。書いた人は、斎藤 ジンという女性のような男性。生年月日や学歴は公表されていない。
副島隆彦です。私がもう決めつける。彼(彼女)は今60歳だろう。1965年生まれ。私より12歳年下だ。それで、大変な人ですね。私が何に驚いているかというと、まず経歴だ。この人物は、日本からアメリカに渡って、アメリカのジョンズ・ホプキンス大学高等(こうとう)国際問題研究所(略称:SAIS、サイス)という一流の大学院を出た。東大法学部を出た連中がよく留学するところで、帰ってくれば東大教授になる(すぐにではないが)。
そういう超エリートが行くところで、斎藤ジンはこのサイスを卒業して、アメリカのヘッジファンドに投資助言をする会社に入った。それが1995年、30歳。そこから30年間、アメリカの、最も恐ろしいことをやっているニューヨーク金融市場で、巨大な金融バクチ打ちたちの世界で生きてきた人だ。
よくいる、「日本の大銀行の資金運用部の幹部で、NYに赴任していた日本人」とか「外資系のゴールドマン・マンサックス(またはモルガン・スタンレー等)に勤めていた」とか、それで金融評論家になった連中とは全然格(かく、class クラス)が違う。
それで、彼(彼女)はなんと、2012年に、ジョージ・ソロス本人に助言している。ディープステイト(陰に隠れた超財界人たち)の主要な一人で、この20年間、世界を引っ掻き回したソロス(本当は死んでいる)に、斎藤ジンは、日本投資の助言をした。この息子が、フーマ・アベディン(ヒラリーの直接の子分で同性愛の相手。)という恐ろしい女と、今は結婚しているアレキサンダー・”アレックス”・ソロスだ。
極(ごく)悪人のジョージ・ソロスの片腕(2011年からソロスのCIO=最高投資責任者)だったスコット・ベッセントが、今のトランプ政権の財務長官だ。日本で言えば大蔵大臣、今は日本でも財務相と呼ぶ。このスコット・ベッセントが、今週末の7月19日に日本に来る。日本側が大阪万博に招待するということだが、裏で動きがある。
日本の官僚たちがビクビクしている。ベッセントが石破政権に何を要求として突きつけるか、激しい裏交渉の場になる。トランプがベッセントに「日本に行ってこい」と命じたと、経産省の実動部隊であるジェトロ(JETRO、日本貿易振興機構)が7月10日に公表した。日本のテレビ新聞各社は今、黙ってじーっとしてます。公表されない裏側では恐ろしいことになると。日本は脅(おど)し上げられて、一体、何兆円請求されるか、分からない。
石破首相が、7月9日に、「国益を賭けた厳しい交渉だ。(アメリカは)日本を舐めてもらっては困る」と街頭演説で言ったのは、このことだ。
このスコット・ベッセントは同性愛者で、同性婚をしている。公表されている事実だ。それで、私ははっきり言う。このスコット・ベッセントと斎藤ジンは、デキている。ものすごく深い肉体関係だったはずだ。この本の中にベッセントの名が堂々と出て来る。私が、こういうことをあからさまに書いて、それがネット上で広がると大変だ。ベッセントは今の現役の財務長官ですからね。
アメリカに渡る前に、この斎藤ジン氏はおそらく東大を出て、メガバンクの三菱UFJか三井住友に勤めた。それで2年以内で辞めている。この本の64ページに出ている。
(本の64ページ、引用はじめ)
・・・・世界の時価総額ランキングのトップ10に日本の金融機関が何社も名を連ねていた昭和の末期、私はある大手都市銀行に入りました。それは私が望んでいた就職先でした。また、会社も私の将来を色々と気遣ってくれたと思います。新人でも実績を出しやすいところを選んでくれたのでしょう。配属された支店は千代田区の神田神保町でした。
時はバブル、地価が急騰して一坪一億円みたいなことになり、角のタバコ屋の小さな土地が急に10億円の価値になるような町でした。
(引用おわり)
■バブル崩壊後の1992年からが、「失われた30年」
副島隆彦です。これがいわゆる「狂乱地価」とその直後のバブル崩壊だ。土地と株(金融)バブルで、日本経済が頂点(ピーク)アウトした。1992年は、今、思い出しても恐ろしい時だった。今から36年前だ。若い人たちは、「バブルがはじけた」って言葉ぐらいは知っているだろうけど、実感ではわからない。大変なことたった。1日で土地の値段が2倍になった。東京の杉並や世田谷の金持ち階級の話ですよ。30坪(100平米)の土地と小さな家の価値が、ある日突然、1億円から2億円になった。本当にそういうすごい時代だった。
1992年でバブルが崩壊した。この時を体で味わってから、斎藤ジンは、日本の大銀行を辞めてアメリカに留学した(26歳ぐらい)。 北海道や、熱海でも軽井沢でも、大暴落が始まった。1億円で買った別荘が1000万円以下の、500万円とかになっちゃったわけです。
その3年後の1995年に30歳前の斎藤ジンが、ジュリアン・ロバートソンに助言をしたと書いてある。私、副島隆彦は、同じくこれまでの30年間で、金融本を100冊書いている。だから金融の専門家だ。その私が、この斎藤ジンの本を読んで、死ぬほどびっくりした。ジュリアン・ロバートソンの名前が本に出て来て、彼に「円をショート(先物の売り)したら」と助言した。そして斎藤は勝利した。日本経済は、ボロボロになって、このあと、「失われた30年」となった。 当時のタイガーファンドというヘッジファンドの親分のジュリアン・ロバートソンに、「円を売ったらどうですか。日本の金融市場は崩壊中です」と勧めた。何千億円(数十億ドル)を突っ込んで暴落させる。そして大儲けする。売り崩された日本企業と政府は大損を抱えた。そんな時代だったと、斎藤自身が書いている。
その頃の日本人は、「日本はまだ、何とか立ち直れる」ぐらいに思っていた。ピーク時、で日本の日経平均株価は、1989年の年末に、38,800円(4万円弱)まで上がっていた。それが、年明けに27,000円まで落ちた。それでも皆は、まあ大丈夫だろう、そのうち戻るだろう、と思っていた。
誰も「日本はデフレ(大不景気)に突入している」という言葉の意味が、専門家たちでも分からなかった。リチャード・クーだけが、「日本はもう、デフレ(大不況)に突縫した」と書いた。さらに暴落がガンガン続いて1997年には、ゾッとした。はっきり言うと。日本全国の、偉そうに5階建て10階建てのビルを建てた不動産屋とか、社員100人200人いるような建設会社の9割が潰れた。 大手の建設会社も危なかった。そんな時代だ。さらに、2007年、8年のリーマンショックで、さらに、NYのとばっちりというか、ヘンなモノ(投資信託、ファンド)を大量に買わされていて、金持ちと大企業、大銀行たちまでが、打撃を受けた。
それらのことを斎藤ジンは、早くも1992年の時点で知っていた。その後に日本が暴落することが分かっていたんですね。日本の大銀行に勤めていたから、「日本はもうだめです。崩れました」とアメリカの大(おお)親分たちに、英語で助言した。日本は、そこからが地獄の、悲劇の、「失われた30年間」とのちに言われた。テレビや新聞でもずっと、こう言われていますね。
日本を計画的にボロボロにしたのは、お前たちニューヨークの金融バクチ打ちたち、じゃないかと、私はこの30年間、自分の本に書き続けた。そのアメリカの大博奕(ばくち)打ちの元締めたちが、暴落を仕組んだ。彼らヘッジファンドは空(から)売り(ショート)が基本だ。その大親分がジョージ・ソロスで、それの片腕たちに、斎藤ジンが直接、助言して、つまりコンサルタントを、すでに30年間やっている。彼(彼女)は、今もこの会社に勤めていて、ジェーン・ハートレーという大物の女性と一緒に共同会長をしている。自分が会社を辞(や)めたあとに、ベロベロ喋(しゃべ)る人はいる。だけど、そうじゃなくて斎藤ジンは、今も現役なんです。71ページに書いている。ここも大事だ。
(本の71ページ、引用はじめ)
・・・・自分らしい生き方を見つけたいという思いも募っていました。(私は)子供の頃から自分は性的マイノリティだという自覚がありました。当時の日本では居場所がありませんでした。私は学生時代にアメリカ西海岸の大学に留学したことがありますが、その時、初めてカミングアウトをすると、ポジティブに受け入れてもらえたのです。そんなこともあり、私は(日本の)銀行を辞め、自費で単身、アメリカの首都、ワシントンに向かいました。
(引用おわり)
■1995年に、斎藤ジン氏はサイスを卒業
そして1995年に大学院を卒業して、ヘッジファンドの、あの大親分の連中の中に選ばれて、入り込んでいった。本の中で自分で喋っている。72ページ。
(本の72ページ、引用はじめ)
私は(アメリカの)大学院に卒業した1995年、年金融コンサルティング企業の「G7グループ」で働き始めました。一般の方が耳にする企業名ではありませんが、勃興期のマクロ・ヘッジファンド業界では名が知れていました。社長はジェーン・ハートレーいう女性で、後に私はこのジェーンと現在の私たちの会社である「オブザーバトリー・グループ」を立ち上げ、共同経営者になります。
(引用おわり)
副島隆彦です。共同経営者であるジェーンというおばさまは、おそらく今70歳ぐらいだろう。私と同じぐらいの歳だ。ゴールドマン・サックスの会長だったロバート・ルービンの子分だ。ルービンがジェーンにこの「マクロ・ヘッジファンド(世界の政治の動きに資金を賭ける)」の会社を作れと言った。ルービンはその後に、クリントン政権の財務長官になるが、2008年のリーマンショックで大失敗した。
それでラリー・サマーズという男が後任に就いた。サマーズもリーマンの処理で、ぼろぼろになって辞めた。サマーズは、その前はハーヴァード大学の経済学部長だったが、このあと学長になった。それでもスキャンダルを起こして叩かれた。そういう超トップの連中たちと、斎藤ジンは付き合っている。本の73ページにはっきり書いている。
(本の73ページ、引用はじめ)
ルービンは、アメリカが新自由主義的な世界秩序を導入しつつある中、政策・政治と金融市場のネクサス(接点)はビジネスになる、そう考えたそうです。ニューヨークの金融業界のトップクラスのエリートサークルは非常に狭き門で、私(斎藤ジン)なんかは永遠に完全な部外者でしょうが、ジェーンはそのサークルに属しています。彼女は2008年の大統領選挙の際、イリノイ州の上院議員であったバラク・オバマのためにニューヨークで巨額の資金を調達し、その論功行賞で駐仏大使になり、バイデン政権下では駐英大使を務めています。
(引用おわり)
■2008年から2014年がバラク・オバマ大統領
副島隆彦です。バラク・オバマ大統領の名前ぐらい皆さんもまだ覚えているでしょう。オバマは、2008年にアメリカ大統領に当選して、2期8年間やった。NYで巨大金融バブルが弾(はじ)けたリーマンショックを処理するための大統領だった。
そのオバマを当選させる為(ため)に「巨額の資金を調達した」すなわち、財界人たちからお金を集めてオバマに貢ぐ係の人人、それがパワーエリート(権力者)だ。大きな金(カネ)を出す人が一番偉いのだ。普通の会社勤めの貧乏人大衆は、ようやく月収30万40万もらえのるで精一杯で、とても数百億円、数千億円のカネが政治的に動く世界のことは分からない。実感で分からない。中小企業では、自分の会社の社長に絶対に頭が上がらない。政治と言うのは、それの1万倍ぐらい強い権力関係、上下関係なんですよ。
2008年の選挙で、「オバマが大統領になる」と、日本で予言して当てたのは私、副島隆彦です。どうして私がわかったかと言うと、黒人で、ハーバード・ロー・スクールを出たエリート出ただけで、スルスルと、イリノイ州(大都市シカゴがある州)の上院議員を1回受かって、それから急に大統領選挙に出た。ということはもう、世界皇帝の デイヴィット・ロックフェラーが「次は、こいつ(オバマ)を大統領する」と決めた、ということだ。
私が本にそう書いた。私のその本は予言的中(てきちゅう)でドカーンと売れた。その後の2016年の時も、巷(ちまた)では「ヒラリーが絶対に勝つ」と言われてたけど、私は「いやトランプが勝つ」と書いて当てた。トランプは2期目である2020年に不正選挙をやられて、バイデンというポケジジーが当選した。トランプ支持の勢力は怒り狂った。私も怒った。その4年後、去年11月にトランプは返り咲いた。
話を戻すと、2008年のオバマ大統領選のとき、このときにひとりで何千億円とか何兆円もの巨額資金を動かしている人たちの方に、この斎藤ジンがいて、そこで現に生きてきたんです。日本に帰ってきて彼(彼女)と話をした 日本の官僚たちは、「斎藤さんは昭和のおばさんみたいですね」と。つまり、オカマバーのマダムみたいな人なんですよ。
■その国のことは、その国の頭のいい原住民に聞かないとわからない
アメリカ人はわからないんですよ。 巨大バクチ打ちの最高頭脳の人たちでも、日本土人の脳の中身と現実は。東京に行って旅行してホテル泊まったとか、日本人の若い女を愛人にしているとかではダメ。日本の大企業の幹部たちといくら話しても。自分が雇っている日本人の従業員ごときから聞いてもダメ。わからない。この斎藤ジンのような特別な人間が、真実を教えた。
30歳の斎藤ジンが、「自分は日本の銀行に勤めていて、アメリカに渡ってきた。日本の現実を知っている。日本はこういう風になっています。もう日本の大銀行たちはダメです。日本の経済はガラガラ崩れ始めました。だから円を売るべきです」と。大バクチ打ちの大親分のトップに助言した。そして事実、これが大当たりで当たっちゃったんですよ。
だから、アメリカ側はこういう特殊な人物を採用する。「日本は一体どうなってるんだ。日本原住民で、頭がずば抜けていいお前に聞く。俺たちでは分からないから」と。
例えば考えてみてください。皆さんがザンビアとか、コンゴ共和国の人たちが何を考えているかわかりますか。隣りの台湾の人が何を考えているかわかりますか。ヘラヘラと話をする、テレビ番組とは、実際は違うのだ。その国の特別な誰かに真実を聞かなきゃいけないんですよ。その、「日本の真実をおしえる役割」をこの斎藤ジンが果たした。
■同性愛者特有の「血の命脈」
同性愛者(女役)である斎藤ジンは、トランスジェンダー transgender だ。性別(
属性 gender ) を自らの意思で転換した人。これがね、日本人はわかってるようでわかっていない。男の性器が付いているし、男として生きてきた。その人が「私は頭の中身は実は女です」と宣言する。属性(ジェンダー)を変更したのだ。それを周りに公表した。だけど、バイオロジカル・ン bioligical man と 言って「 生物学的に男」です。。
彼(彼女)は、30歳で、向こうの大親分たちに認められた。恐るべきことは、彼らは、互いにみんな肉体関係がある。ここはゲイgay が多い世界です。アメリカは特に上の方に行けば行くほどね。男と男が体でつながる。 「血の命脈」、血脈関係で裏切れなくなる。 これは大変なことで、裏切ったら殺される。それで、何人の大親分たちと寝たかは知らないけど、かなりたくさんのお金儲けの大親分たちと寝たと、私は思う。なぜなら96ページにこう書いている。
(本の96ページ、引用はじめ)
・・・では、そういったヘッジファンドのオーナーたちはどんな人たちなのか。一言でいうと「変な人」が多いです。ロジカル(論理的)に思考することが苦手な代わりに直観力が異常に優れていて、私たちに見えないものが見えているのではないかと思わせる人もいます。ADHD(注意欠陥・多動症)や、ハイファンクション(高機能)自閉症を思わせるひともいますし、それを公言している人もいます。もっとも、私も変わっているので、彼らに好かれているのかもしれません。
(引用おわり)
副島隆彦です。 アメリカだったら男だけど、女の格好してブラジャーして、スカートとハイヒールを履いて外を歩く。死ぬほど歩きたくなるんです。女になったトランスジェンダーの人たちは、家の中だけでピンクのネグリジェを着て、女性用下着も着けるんだけど、それだけじゃ我慢できなくなる。それがトランスジェンダーです。そして性欲の相手は男のゲイ、つまり自分のお尻の穴に入れてくれる男なんです。
ここまで言っていいのかどうか知らないんけど、このことは日本人も理解してるはずだ。口で言わないけどね。トランスジェンダーというのはわかりやすく言うと「おかま」ですね。同性愛の男と男が寝るときの女役ですね。
だから、今週末7月19日にベッセントが来る。新宿内藤町(ないとうちょう)の_これを別名「新宿二丁目」と言うんだけど。真夜中にきっと、彼はそにに行きますよ。日本人にいる自分の昔からの同性愛の仲間たちと会いますね。そこで寝るかどうかは知らんけど、真の仲間ですからね。「血の命脈」です。 新宿二丁目は、新宿御苑(ぎょえん)から北に厚生年金会館との間の一帯だ。ここに小さな公園があるんです。新宿御苑じゃないよ。そこでじーっと100人ぐらいの男たちが立ってるんですね。じーっと見つめ合うんです。そういう世界です。
副島隆彦です。だからこの本は、この30年間の日本経済と金融の裏の真実をはっきりゲロしてて、とんでもない。このヘッジファンドの大親分たちは、人付き合いが苦手なんだ。パーティーとかあっても、隅っこでジーッと立っていたりすると。この人たちが、ひとり3000億円とか5000億円とか持っている。で、この人たちは勝負、博打の極限状態の勝負で、多くのアドレナリンが出て、今この瞬間を生きていると感じる。快感になっている。その裏返しとして、ギリギリの勝負をしていない時に感じる虚無感があると、この本に書いている。
私は金融本をずっと書いてきて、この斎藤ジンが言って(書いて)いることが手に取るようにわかる。彼(彼女)は私、副島隆彦の本を読んでいますね。覇権国家アメリカがこれからどうなるとか、平気でいっぱい書いています。日本人ですからね。
日本人で、本気で大きな真実を読み取る能力のある人は、私の本を読みます。官僚やエリートたちも。 アメリカのハーヴァード大学やSAISの大学院には図書館があって、そこに日本の図書がずっと並んでいる棚がある。そこに私の「覇権アメ」の本がある。私の主著であるこの「世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち(初版は1995年刊)」。この本が置いてあって、これを彼らは、一所懸命読む。
だけど絶対に読んだことを白状しません。だから斎藤ジンも喋りません。しかし私本人が、彼ら日本の超エリートの目の前に現れれば、本当に困った顔するでしょう。喜んで握手をしてくれるかどうかは分からない。でも大きな意味では、斎藤ジンも私も、日本国のために生きている面もある。だけど、彼(彼女)は「日本の国が大事にしてくれなかったから、自分はアメリカに渡った」とはっきり書いてますね。
日本人にはこういう天才が出てくる。私もその一人だけど。本当に底抜けにすごいのがいてね。例えばソニーやら日立の技術屋のトップにも、天才級の人たちがいっぱいいる。それでビルゲイツマイクロソフトや、やスティーブ・ジョブズのアップルとかが、日本人のソニーの技術屋が作った技術をドロボーした。Windowsの技術もマイクロソフトがドボローした。名古屋大学の大学生が作ったのだ。iTunesから、iPad が生まれたのだ。元は日本の技術ですよ、あれらは。最初に作った日本人の彼ら天才たちは、貧乏したまま終わってゆきました。
この本からは、金融経済のいろんな知識が溢8あふ)れるほど書かれている。だけど、皆は、なかなか読めないだろう。私、副島隆彦は、あきれ返っちゃった。この本に書いてあることが私には手に取るようにわかる。事実たちだ、バカみたいな巨大な真実ってやつですね。
文藝春秋の編集者の中にも天才級がいる。こいつらがわざと、斎藤ジンにベロベロ喋らせるんです。インタビューを2回か3回ぐらいやって、その話をまとめたのがこの本です。それで斎藤ジンが「これでいいわよ」って言ったんですね。初めての本ですから。
投資コンサルタントというのは、彼女の特殊なお客様たち、すなわちヘッジファンドの超お金持ちたちのバクチ打ちに助言する。だからテレビに出て喋ったりしたらいけないんです。絶対に。なぜなら契約違反になる。大事な情報なら、1回助言しただけで3千万円(20万ドル)となるんじゃないか。私みたいに本一冊で、読者から170円貰うのとは種類が違う。そういうことも日本人は分からないと思う。
私がこの本を私の読者に「読みなさい」と推薦すべきか。きっとほとんどの人は理解できません。それでも、発売半年で15刷(ずり)もしてるところを見ると、官僚やら頭のいい連中が懸命に読んでいるんでしょう。私には読んでびっくりしたことがたくさんありますけどね。「ああ、あの時は裏でこう動いていたんだ」、と。本当のことを書いて、ばらしちゃってるからね。
斎藤ジンは向こうで英語で長く生活している。日本語の文ではあるけど英語の思考で書かれているところもあって、日本人にはちょっと読めないところがある。文春には、グローバリストやあCIAの手先みたいな人もいるし愛国者もいる。斎藤ジンに、どこまで自覚があるかどうか。文春に騙されたのかもしれない。ここまで喋ってしまった。この本は「日本はこういうヒドイ目に遭ったんだよ」と、日本のために教えてくれた。真実がいっぱい書かれている。だからそれぞれ、自分の知能に応じて、この本を読みなさい、としか私は言えない。 副島隆彦拝
(おわり)
」
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