「トランプ革命」に連動している「高市政権」に関連して≪切れ味抜群の「副島理論」を読む≫「なぜ日本は核保有をしたらいけないか」 | きたざわ歯科 かみあわせ研究所
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「トランプ革命」に連動している「高市政権」に関連して≪切れ味抜群の「副島理論」を読む≫「なぜ日本は核保有をしたらいけないか」


副島隆彦 投稿日:2025/12/22 21:15 

【3204】いろいろ書きたいが、

まず、

(6)「なぜ日本は核保有をしたらいけないか」

を説明する。

副島隆彦です。 今日は、2025年12月22日(月)です。

私は、急いで、(1) ウクライナ戦争の現状。アメリカ(トランプ大統領)による 和平交渉(ピース・トークス)は頓挫(とんざ)した。だから、このままロシア軍が、進撃を続けて、戦争は年を越す、を書かねばならない。そしてゼレンスキーと、頑迷で愚かなヨーロッパEUの首脳たちの敗北の形で、ウクライナ戦争は、一旦、終わるだろう。来年の2月までに、「戦争から丸4年」で、終結だ。

それから、(2) 金(きん)、銀(シルバー)、プラチナが、上昇を続けている。これは世界的な 動きであるから、アメリカが、自分の現状のドル体制を守るために、いくら金の上昇をくい止めようとしても、無理だ。 ここで、debasement ディベイスメント「基盤の崩壊(ほうかい)」という言葉が、世界の金融の専門家たちに使われている。この

ディベイスdebase  の  ベイス(基盤、土台)が de ディ で、崩れる、ということは、今のドルによる世界通貨体制が、壊れつつある、ということの 表現だ。 このことも書かなければいけない。

その次に、(3) 凶悪なペドフィリア(少女たちへの異常性犯罪)の犯罪である エプスタイン・ファイルの 米司法省による公開が、12月19日から、始まった。 9万5000枚の写真が含まれている、と言われる。

米司法省は、2週間かけて公表すると言う。ところが、重要な写真や文書は、大きく、何十ページにもわたって黒塗り(ブラックアウト)で隠されていて、多くの人に失望されて、新たな怒りを買っている。

一番大事なことは、トランプ大統領にエプスタインとの過去の交友のことではなくて、600人から800人いる、という米の財界人、大富豪たちの名前が出ることだ。 彼らが、エプスタイン島に招かれて、招待リスト invaitee list に有ることが、証拠として公然と出てくることだ。このことが、デープ・ステイトへの大きな 打撃となる。

ここには、チャールズ3世英国の国王自身も含まれる。それとヨーロッパの各国の王族と大貴族たちだ。彼らこそが、まさしくthe Deep State デープステイトであり、その頂点だからだ。

ビル・クリントンやミック・ジャガーや、ビル・ゲイツたちの写真なんかもう飽きた。財界人、超(ちょう)富裕層の、ヘッジファンドの大物たちの手紙を出せ。

(4) 日銀の植田総裁たちが、日本の政策金利(短期金利)を、0.25%上げて(20日)、0.75% にした。 これで、日本は、これまで30年間続いた「 ゼロ金利政策 」から脱却、脱出して、「これからは、金利の有る 国の金融政策となる」と自画自賛している。アメリカの強制で、日本は、超低金利(ゼロ金利)のまま、ずっと放置されてきた。

アメリカの 4%台の金利との差が有って、それで、日本から、大きな資金が、自動的に流れた。円キャリートレイドで、NYの博奕うち(ヘッジファンド)どもが自動的に儲かって来た。

日本からの資金が、何百兆円も、アメリカの米国債買いに向かっていた。それが、米国は、〇日に、0.25% FRBが金利を下げたこともあって、日米の金利差は、2%台にまで下がった。 ところが、それでも、円高(えんだが)、ドル安に向かって、市場が動かない。なぜだ?

という議論が専門家たちの間で続いている。日本に資金が戻って来るから、当然、1ドル=150円に向かって、円高の動きが起こりそうなのに、なぜ起きないのだ。このことを指して、コナンドラム conundrum 「謎(なぞ)だ」と 言われている。この 金融政策の問題も、書かなければいけない。

(5) 私と佐藤優氏の対談本「 人類を不幸にした諸悪の根源  」( 2025/11/21刊、ビジネス社 副島隆彦 (著), 佐藤優 (著) )の宣伝はすでにした。この本は、現在の世界を分かる上で、きわめて重要なことがたくさん凝縮されている本である。貴方が本当の読書人であれば、この本を買って読んで下さい。

そして、これに続いて、 西森マリーさんの 「 闇の支配層≪カバール≫を殲滅する人類覚醒革命 ―Qアノンの真実 」( 2025/12/18刊 西森マリー 著 )が、発売になりました。

この本の巻末で、私と西森さんが、激しく議論しています。この部分を読むと、前述のエプスタイン問題で、トランプが、どのように これに関与したが、分かります。

(ここにこの本の表紙とアマゾン表紙を貼る)

『闇の支配層《カバール》を殲滅する人類覚醒革命』←青い部分をクリックするとアマゾンのページに移動します。

巻末オンライン対談

副島隆彦氏と“エプスタイン問題”をめぐり大激論!!

2027年春、アメリカと世界が解放される!

この本の出版社による解説文

すべては「Qの台本通り」に進んでいる。Qによって進行中の真実普及作戦が正真正銘の軍事作戦であり、トランプ大統領本人がQの中心メンバであることを数々の証拠とともに示す本書は、「陰謀論」と否定的に捉えられてきたQを日本で初めて肯定的に描き切る大覚醒の書である。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。それで 今日の (6)番目 として、「日本は核兵器を持つべきだ」と発言した(12月18日)、高市政権の 安全保障担当の人物がいて、この問題を、私、副島隆彦が、簡潔に、書いておかなければいけない。

日本は、核兵器を持つべきでない。核保有をするべきではない。世界の平和国家として、これまで通り、日本政府の大方針である、非核(ひかく)三原則 (核を持たない(保有しない)、作らない、(自力開発もしない)、(アメリカに)持ち込ませない)の、1967年の佐藤栄作政権以来の 大方針を、世界に向かって堅持しなければいけない。これが私、副島隆彦の決断である。

それに対して、「いや、日本は、そろそろ、核兵器を持つことの議論を始めなければいけない。世界の現実として、北朝鮮と中国とロシアからの 核攻撃の可能性の 脅威が、現に存在するのだから、核を持つことの議論に蓋(ふた)をしないで、国民が公然と議論を始めるべきだ。

それが、世の中を、現実主義(リアリズム)の目で見た時の、大人の態度だ」と、考える人々がいる。私、副島隆彦の周りにもいて、「現実の世界は、甘っちょろいものではないから、現実直視で、日本は、自分の国を自分の核兵器で守ることを考えないといけない」と、主張を始めた。

これは、反共右翼(はんきょううよく)の高市早苗・統一教会政権からは、自然に出て来る主張だ。 これに対して、国民の間には、まだ、公然たる議論は、始まらない。 後の方に載せる 木原稔(きはらみのる)官房長官の19日の発表で、「政府は、これまでどおり 非核三原則を守る。・・・発言した官邸筋の起用を続けるかと問われたことに対しては、コメントすることは差し控える」と回答を避けた」とある。

この問題に対しては、多くの説明が必要なのだが、端的(たんてき)に、ずばりと私が書くと、やはり、「アジア人どうし戦わす。戦争だけはしてならない」の、副島隆彦が打ち立てた、ドクトリン(原理)が 出て来て、日本は、核兵器の開発や保有をしてはなら ない、となる。

そして、「もし日本が 核を持ったら、まさしく、そこに向かって、北朝鮮や中国の核兵器が飛んで来るのだ、ということの恐ろしさ を、私たち日本人は、本気で考えないといけない」と、私は 言う。

自分が 何かしら、重厚な保守の思想に裏打ちされた、長年の 見識と信念として、日本も核を持つべきだ、と、いう者がいたら、それは、ノウタリン(脳足りん)の愚か者だ。そこらじゅうで、反共右翼や、保守の言論誌が書いている。それらの主張への反撃としての議論を、私も、いくらでもできる。

その反対で、核兵器 反対派のリベラル派の人たちの、「日本国憲法を守れ。第9条、戦争放棄を守れ。改憲反対」の議論と相まって、必ず出て来る、核保有の問題を、私たち日本人は、これから、ずっと続けることになる。

大事なことは、「憲法を守れ、アジア人どうし戦わず、アメリカの言いなりになるのは、そろそろ終わりにする。核兵器を持つなど、論外(ろんがい)である」の立場を、私たちは、はっきりと表明しつづけるべきだ。

18日に、非公式に、オフ・ザ・レコードで記者団に、「私は核兵器を持つべきだと思います」と発言した、安全保障問題担当の 首相補佐官は、以下の記事にあるとおり、

尾上定正 (おうえさだまさ、1959年生、防衛大学出、自衛隊幹部上がり) という人物だそうだ。この尾上(おうえ)は、もうすぐ 更迭(こうてつ)されて、今の立場から、辞職させられるだろう。

(転載貼り付け始め)

http://www.labornetjp.org/news/2025/1766184453106staff01

「核を持つべき」発言は許せない! ~ 12・19国会議員会館前行動に750人

レイバーネット 2025.12.20  

〇 「核を持つべき」発言は許せない! ~ 12・19国会議員会館前行動に750人             

・・・・高市政権で安全保障政策を担当する官邸関係者が、オフレコを前提にした記者団による非公式取材の場で、個人的な見解としたうえで「私は核を持つべきだと思っている」と述べ、日本の核兵器保有が必要だとの考えを示した。

 コメントしたのは、尾上定正(おうえさだまさ)内閣総理大臣補佐官(防衛大、防衛省出身)(国家安全保障に関する重要政策及び核軍縮・不拡散問題担当)。高市早苗首相が就任早々に任命した。これらの発言についての波紋が大きく広がっている。

 続けて、この問題の起こりの記事を載せる。新聞各紙がほとんど同じ内容だ。

〇 「 首相官邸筋「核兵器持つべきだ」 安保担当、非公式取材で 」

2025年12月18日  日経新聞

高市政権で安全保障政策を担当する官邸筋は、18日、「私は核を持つべきだと思っている」と官邸で記者団に述べ、日本の核兵器保有が必要だとの認識を示した。発言はオフレコを前提にした記者団の非公式取材を受けた際に出た。同時に、現実的ではないとの見方にも言及した。

非公式取材で記者団から核保有に対する考えを問われ、官邸筋は核保有が必要だとした上で「最終的に頼れるのは自分たちだ」と説明した。一方「コンビニで買ってくるみたいにすぐにできる話ではない」とも話した。

核保有は、核兵器を「持たず、つくらず、持ち込ませず」とした国是である非核三原則との整合性も問われる。(この)官邸筋(の人物)は三原則見直しについて「高市早苗首相とは話していない」と述べた。国論を二分する課題だとも指摘した。

冷戦終結の流れを生み出した米ロ間の核軍縮の取り組みを挙げ、核戦力を増強する中国についても「取り組みをしてもらわなければいけない」とした。〔共同通信〕

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。 この問題を、これから、副島隆彦が、大きく、大きく、日本国の歴史の200年間にさかのぼって、これから「なぜ、日本は、またしても、イギリス(大英帝国)に騙されての、核保有など、してはいけないのか」を論じる。

これから私、副島隆彦が 論述することは、これまで聞いたこともない、と多くの人が思うだろう。だが、私が、これから書くことが、今後の日本が、大きく間違わないで、進路と判断を誤らないで、生きて行く上で、非常に重要な理論となるだろう。

私は、つい最近 12月20日に、この学問道場の、 第2ぼやき( 表紙から入れる。誰でも読める ) に、次のようなことを書いた。

(転載貼り付け始め)

第2ぼやき  「160」番 「 幕末に攘夷決行を決めた天皇と将軍が殺された 」 ①  1862年までは公武合体派(こうぶがったいは)が勝利

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副島隆彦です。今日は12月20日(土)です。

 今回からは、幕末の日本の歴史の大きな真実をえぐり出すことをします。

 私、副島隆彦は、1997年に『属国 日本論』を出して「帝国-属国論」を大きく提起した。この本の第4章に日本の歴史、明治維新の真実を書いた。しかしこの本を書いた28年前の私は、当時の世界の動きについて今ほどはっきりと自覚していなかった。

 幕末から明治初期の歴史にはいろんな事件が次々出てきて、みんなも大混乱を起こしている。私が、ここで、はっきりと書いて、これらの、これまで曖昧(あいまい)にしてきた歴史上で重要な事項を明確にする。

『属国日本論』

アマゾン『決定版 属国 日本論』2019年の改訂版

最大級に重要な事実は、1866(慶應2)年の7月20日と、続けて、12月25日 に、日本の天皇孝明(こうめい)と将軍家茂(いえもち)の日本の最高権力者の2人が、相次いで、イギリスの決断と命令で殺されている事実だ。

 この大きな真実を日本史の学会や幕末維新の研究者たちが、まったく何も書かないないまま、160年が経過した。過ぎ去った。私、副島隆彦は今もずっと、この事実に怒り狂っている。幕末・維新で一番大事な、この日本史の大きな真実を語れ、と。副島隆彦が一本、大きく筋を通して見せるということで今、書いている。

 日本のこの時代に、一番悪い、最悪の人間は、イギリスの全権公使だったラザフォード・オールコック( Rutherford Alcock, 1809~1897 だ。彼は、「大君(タイクーン)の都(キャビタル)」The Capital of the Tycoon,1862  1862年にNYで刊行)という本を書いている。このオールコックが、当時の日本を操(あやつ)ったのだ。伊藤博文を自分の忠実な子分にした。

『大君の都』

そして京都の公家(くげ)の中では、孝明(こうめい)天皇を暗殺した、岩倉具視(いわくらともみ 1825-1883)が、最高級のワルだ。三条実美(さんじょうさねとみ)は、それより12歳若い、岩倉の子分だ。薩摩の大久保利通と長州の 伊藤博文が、組んでやったことだ。 彼らはイギリスの手先になっていた。

 オールコックは、まだ20代の外交官だった時から、ずっと、親分として、オールコックに命令して動かしたのは、イギリス首相のパーマストン卿(本名 ジョン・テンプル 1784-1865)である。パーマストンが、このあと首相になるラッセルのピールたちの親分であって、最悪の政治家だ。

パーマストン卿、イギリス首相

ラザフォード・オールコック 駐日

全権公使 そのあと中国全権公使

 パーマストンは、高齢で現役の首相のまま死んだ。大英帝国が世界を支配する上で、多くの強硬な政策を世界各地で実行した。今でも、世界史としてのイギリスを知っている人たちは、ウォルポールに次いで悪賢いのは、このパーマストンだと分かっている。

 アメリカは、この時期に、イギリスにいいように使われていたのだ。日本では幕末史として、一番目に来航したペリーや、タウンゼント・ハリスの話ばっかりすることになっている。だが、本当に悪いのはイギリスなのだ。

 パーマストンが、日本から、小判(金貨)を流出させた。日本人の両替商(のちの銀行家)たちを使って、金銀比率の差を利用して。日本からこの時期に流出した金(きん)の一番大きな部分をオールコックが取った。そして、オールコックは、自分の親分である英国首相のパーマストンに、日本から奪い取って鋳潰(いつぶ)した、

 これらの金(きん)の地金(じがね、インゴット)半分を分け前として、親分に渡したはずなのだ。これが現実政治だ。大きな世界規模の政治だ。最高権力者が、一番、大きな資金も握る。属国にした国から奪い取る。

 日本から小判をだまし取ったのはアメリカではない。イギリスだ。イギリスの権力者たちだ。・・・・・

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。上記の、日本史の幕末と維新の研究を、私は続けている。これを皆さんは、しっかりと読みに行きなさい。それと、日本の核保有が、何の関係があるのか?

次に、これもつい最近の 19日に、友人の編集者に宛てた、私のメールである。

(引用はじめ)

○○さまへ

副島隆彦から

いつものとおり、精密なアマゾン書評を書いて下さりありがとうございます。これだけ書いてくださると、アマゾン書評を読んで内容と評価を確認してから、本を買う、という優れた読書人たちに影響を与えます。

佐藤優(さとうまさる)氏との、この対談本は、現在の世界政治への最高度の情報と知識を読者に与えることができました。私の発言に対して、佐藤優氏からの 多くの同感の「合いの手」を貰いながらの形をとっているので、コンパクトにまとまった最上の本になっていると、自己評価しています。(略)

人類の諸悪の根源を、ローマ・カトリック(その中心がイエズス会)と、英国国教会(こっきょうかい)=イギリス王室(大英帝国)だ、と 私が、言い切ったことで、日本の言論界に対して、これからの中長期の 方向付けをすることが出来たと、自画自賛しています。

よくよく考えて見れば、日本の幕末維新も、すべて、イギリス( 極悪人の首相パーマストンと、その忠実な子分の外交官の ラザフォード・オールコック。こいつが阿片戦争も、こいつが20歳代から広州、上海で暗躍している)が長期で仕組んだ。50代になって、日本の全権公使になって来た。

そして、日清戦争(1894年)の 八百長 を、日本に仕掛けさせ、清朝を弱体化させ、そのくせ、イギリスが、清朝と 明治政府の両方を操った。そして中国(清朝)からの賠償金として、八幡製鉄所を作った。 イギリスからまるまる、製鉄所のプラントを一式まるまる、持って来て、2万両=テール、銀の賠償金は、その代金として、すべてイギリスに渡った。

これは、現在でも、ODA(海外援助)として、日本政府が仲介して、日本政府が、日本の大企業たちに、マレーシアやタイやインドネシアなど、世界中のすべての後進国に、インフラ作りとして、やったことと全く同じだ。

イギリスは、日本を幕末から着々と飼育、教育して、開国後には、すぐに「富国強兵」と言う名の大方針を与えて、その後も、徐々に中国侵略をさせる、という戦略で動いた。悪いのはイギリスだ。このことを今の中国(じん)たちは知っている。

もっと大きく。対(たい)ロシアでも、ロシア帝国が、極東、太平洋に出て来ることを、阻止するために日本を着々と育てて利用した。イギリスの長期の戦略で、1840年(阿片戦争。日本は10年遅れで幕末)から、ずっと、100年かけてやった。

着々と、反ロシアの為に、日本をイギリスは育てたのである。そして、日露戦争(1904,5年)をやらせて、勝利させた。 これらのイギリスの 長期戦略が、いよいよ、私の中ではっきりしてきました。

このあと、アメリカ(セオドア・ローズヴェルト大統領)が、日露の講和(こうわ、ポーツマス条約 )を、仲裁者(ミーデイエイター)として実行して、この後は、日本を、イギリスから一部、奪い取る形で、継承した。

日本に中国侵略させる戦略と、アジア地域(リージョン region)への膨張、拡大 と、そして、そのあと、計画どおりに、日本を叩き潰した、それが第2次大戦である。すべて日本はイギリスに操(あやつ)られて、これらのことをやらされた。

この 「計画的に、繁栄(近代国家にする。それと 高度成長経済)を作り、そして、そのあと、戦争 による大破壊、そして、焼け野が原から、また繁栄を作り直させる、の 循環の構造」だ。これを、100年単位で、計画的にやって来たのだ、と 私は、よくよく分かりました。今も、大きくは、この 「 繁栄と戦争の 循環構造 」で、世界は動かされている。私は、よくよく分かりました。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。さらにこの話を続けます。

今度のウクライナ戦争もこの 対ロシアで引き起こして、 イギリスが悪賢く、始めた、循環構造です。5億人いる アラブ人イスラム教徒に 対する イスラエル国家(たったの970万人)の行動も、この循環構造だ。

プーチンに痺(しび)れを切らせて、我慢できなくさせて、ウクライナにおびき寄せて騙して、2014年から着々と戦争を始めた(4年前の2022.2.24から)。プーチンが言う通り、この線戦を始めたのは、イギリスとEU側だ。「NATOの東方拡大(ロシア潰し) 」を実行し始めたのは、2004年の「オレンジ革命」からだ。

イスラエルのネタニエフ首相も操(あやつ)って、始めから、ガサ地区に、ハマスを30年前から、イギリスとヴァチカン(ローマ・カトリック教会)が作って、そして、ガザ戦争(2023年10月7日から)も、そうやって始めさせた。

そして、ウクライナとロシアに双方で、100万人ずつの兵士の死者を出させて、来年には、ロシア勝利の形(ヨーロッパEUは、計算違いで負け)で終わるだろう。

今のトランプによる、和平交渉(peace talks  ピース・トークス)も、両者の激しい戦闘(コンバット。毎日、両方とも1000人ぐいらの兵士が死んでいる。攻める側のロシア軍も、攻撃側が3倍に死者を出す、の戦場の冷酷な法則に従って)を、やめさせること(両者に、殺し合いの棍棒を下ろさせること)の難しさがある。

だが、それと同じぐらい、重要なことが、この和平交渉で、話し合われている。それは、どのような資金を使って、焼け野が原になった 国土を、どのように復興させるかの、話である。どこの地下資源を掘って、それをそれらの資金の代金とするかとかだ。

ガザ戦争でも、30万人ぐらいのハマス側の戦闘員とその家族たち が死んだが、そういう問題よりも、「死んだ者たちはもう終わったことだ」で、その次の復興をどうするかを、話し合う。 世界政治 はこのように冷酷に出来ている。

だから、この大きく計画された「作られた 繁栄 と そのあとに起こされる戦争による大破壊と、そして再びの繁栄づくり」で、人類の 世界史は出来ている。

中国は、このイギリスが、阿片戦争以来の、100年間に渡って、「欧米列強による国土割譲(かつじょう)」という中国が味わった苦難を、よく知っている。ロシアのプーチンもよく知っている。 ヒトラーも ゼレンスキーも、イギリスのタヴィストック心理戦争(サイコロジカル・ウォー)研究所で、

完全に脳を狂わされた後、送り返されて大統領(総統、ヒューラー)にさせられた、作られた人間だ。 だから、人類の諸悪の根源は、ローマカトリック・教会と、イギリス国教会(アングリカン・チャーチ)なのである。

だから、この計画的に作られる「繁栄と戦争の循環理論」を、私たち日本人の多くが、よくよく、見抜いて、「もう、ヴァチカン(ローマ教会)とイギリスには騙されない」という真実を私たち日本人が知ることだ。

この深い理解に到達するならば、日本は、彼らによって計画されている「次の戦争」を、阻止することができる。「もう2度と、英と米には騙されない」と腹の底から知ることだ。それが、昭和天皇の「私は、英米に騙された。それで戦争をやらされた」の、厳しい自覚と反省である(敗戦時に45歳)。

そのために、私、副島隆彦が、この30年かけて、「アジア人どうし戦わず」と、「帝国―属国」理論を作って来たのである。

だから、「世界の現実を冷静に見るならば、日本は核保有すべきだ」論を、少しでも、口にする人間たちが、自分の周りに表れたら、それは、真に 愚か者たちだ。またしても、イギリス(ヨーロッパ王族と大富豪たち)と。

それからアメリカにもいる 超財界人たちのデープステイトに、よって、またしてもまんまと騙(だま)されて、戦争に掻き立てられてゆく、頓馬(とんま)たちである。悪質な反共右翼たちだ。

だから、この、副島隆彦が新たに唱導を始めた「計画的な 繁栄と戦争の循環理論」を理解して、敵どもの悪辣(あくらつ)な日本人扇動(せんどう)を見抜いて、それに対して、準備をするなら、私たち日本人は、彼らの策(さく)、術中(じゅっちゅう)に落ちることは無い。  さあ、今日は、これぐらいで、何とか分かってください。だから「日本に核保有させようは、大きなダマしなのだ」と。

副島隆彦です。そして、このあと、話は、さらに飛躍しますが、以下の一本の映画を、YouYube で、見てください。

映画 「 おろしや国 酔夢譚(すいむたん)」 1992年制作

https://www.youtube.com/watch?v=DHaAh3Xbovo&t=725s

タダで見れます。この有名な映画を知っている人たちは皆、知っている。インテリ階級だっただ知らなければおかしい。だが、おそらく、日本の知識人階級のほとんどが、この

映画の主人公である、大黒屋光太夫(だいこくやこうだゆう)のことを知らない。彼の真実の職業を知らない。だから、私は、この映画を、見て貰う前に、以下の私の文を読ませます。過去にこの映画を観た、と言う人も、このあと再度、YouTube で、しっかりと見なさい。

その前に、私の以下の文を読みなさい。

12月7日 副島隆彦注記。 重たい掲示板で、この映画を、YouTube で見ることを、皆に 奨めるが、その際に、私、副島隆彦の、この映画の真の理解における私の業績を書いておく。

この 大黒屋光太夫 (だいこくやこうだゆう)が、1792年に 漂流から10年後に日本に帰国した。だが、真実は、大黒屋光太夫は、ただの船乗りの千石船でコメを運ぶ船頭ではない。彼は、始めから公儀隠密(こうぎおんみつ)であり、紀州(きしゅう。和歌山)の徳川家の家臣である。

屈強でずばぬけて頭脳明晰な男だ。彼は、徳川将軍 の親書(しんしょ)を持っていて、それを、10年かけて、ロシア皇帝で博学の女帝のエカチェリーナ2世に、届けた。途中で、言語学者のラクスマンに親書をロシア語に翻訳して貰った。この外交交渉 の事実が重要なのだ。

光太夫は、だだの伊勢(今の三重県)の白子(しろこ)港の 千石船の船頭だったのではない。ただの漂流者ではない。1783年7月にカムチャッカに漂着した。このあとのラクスマンたち 極東向けの 日本研究学者たちの動きと、日本国に通商(つうしょう)を求めて来たロシア国の思惑 とか、 当時の世界政治のことも私がそのうち説明しないといけない。

大黒屋光太夫は、1793年7月、10年かけて長崎に帰着した。 光太夫は、今の樺太(からふと、サハリン)の領有問題と、そのロシアとの共同所有、共同開発のことも、この将軍の親書で、ロシア側に伝えた。樺太が、半島(ならばロシア領となる)であるか、島(島であるなら、領有権はロシアのものだと、自動的に決まらない)であるか、は、このあと15年後の、間宮林蔵(まみやりんぞう)による 1808(文化5)年の 間宮海峡の発見までは分からなかった。

この時、樺太は島だと分かった。このことを西洋の先進国たちは、重要なことだと知って、ただちに情報共有した。なぜ間宮海峡の発見がそんなに世界史上の重要な発見であるかを、日本人は今の自覚がない。

当時の西洋人たちに取って、ロシアが極東(きょくとう)の太平洋に出る領土をどのように持つかは、重大な国際問題だった。

光太夫は、帰国後、江戸に住み、78歳で死んだ。江戸で妻子を作って暮らした。江戸の小石川(こいしかわ)の薬草園(今も、公園として開かれている。所有は東大の理学部)で、帰国した漂流者として 牢屋に囚われていた、のではない。彼は、この薬草園の管理者になった。

何故なら、光太夫は、もともと紀州藩の御庭番(おにわばん、隠密)として、薬草の中でも、毒薬(トリカブトなど)の育成と製造の専門家だったからだ。

帰国後の 光太夫は、将軍家斉(いえなり)に謁見(7月)している。光太夫は帰国後も、いつも、ロシア貴族の服装をしていた。江戸のいろいろの集まりに招かれて、いた。 その絵を、あとでここに貼る。

(そのうち、ここに、私と弟子たちの本である「蕃書調所(ばんしょしらべしょ)」の中から貼ってください)

光太夫は、将軍家斉 に拝謁したときもロシア貴族の服装であった。 こういう真実を、今からでもいいから、私が、日本国民に教えないといけないのだ。なーんも知らない状態に放置したままではいけない。これだけのことを私から学んだうえで、さあ、この映画を観てください。もの凄く勉強になります。

大変優れた出来の良い映画です。 主演の 緒形拳(おがたけん)や西田敏行(にしだとしゆき)たちの演技がすばらしい。ロシア側の貴族たちの様子の描き方も正確である。よくもこれだけの素晴らしい映画を、1992年に、徳間書店の徳間こうかい社長は、大金を使って製作できたものだ。


映画 「 おろしや国 酔夢譚(すいむたん)」 1992年制作

この時、ソヴィエトが崩壊(1991年12月)して、ロシアになって、当時のロシアは、貧乏のどん底だったのだ。だから、サンクト・ペテルブルグのエルミタージュ美術館(かつての王宮)のあれだけの大広間をふんだんに使って、あれだけのロシア女優たちを使って、制作出来たのだ。

https://www.youtube.com/watch?v=DHaAh3Xbovo&t=725s

映画 「 おろしや国 酔夢譚(すいむたん) 」

解説文。1782年、伊勢出帆後に難破した光太夫らは、9カ月後に北の果てカムチャッカに漂着する。生き残ったわずか6名の日本人は、帰郷への手立てを探るためにオホーツク、ヤクーツク、イルクーツクと世界で最も厳しい寒さと戦いながらシベリアを転々とするが、土地土地で数奇な運命に翻弄される。

そして、凍傷で片足切断した庄蔵は、日系ロシア人のタチアナに手を引かれるようにキリシタンとなり帰化、若い新蔵はロシア女ニーナと恋におち姿を消した。一方、光太夫は学者ラクスマンを通じ、初めて見る文化に強い衝撃を覚え、この感動を故国へ伝えたいと帰国への執念をなお燃やすのだった。そして、最後の望みを賭け、エカテリーナ二世への直訴を決意、首都ペテルブルグに向かった。(C)KADOKAWA 1992

公開日 1992年

緒形拳オレグ・ヤンコフスキーユーリー・ソローミンエヴゲニー・エフスチグネーエフアナスタシヤ・ニェモリャーエワタチヤーナ・ミハリョーフキナヴィクトル・ステパーノフオリヨーナ・アルジャニークマリナ・ヴラディ江守徹

監督 佐藤純彌   脚本 佐藤純彌

(転載貼り付け終わり)

 

副島隆彦です。 このようにして、私たちは、今こそ、世界史の大きな動きの中の、自分たち、を自覚しないといけない。 だから、私が、ずっとここまで、書いて来たとおり、

「日本は核保有するべきだ」だが、どれぐらい愚かで、近視眼で、知恵の足りない、低劣な考えであるかが、分かるだろう。

これだけ、私が、丹精込めて説明しても、まだ、分からない、なら、もう付ける薬はない。その狂った自分の頭(自分ではそうは思わないだろう)を抱えて生きて行きなさい。  副島隆彦拝

(ここから、日本の核保有問題の記事を、資料として数本載せる)

〇 「 木原官房長官、核持つべき発言「コメント控える」 非核三原則を堅持 」

2025年12月19日  日経新聞

木原稔官房長官は12月19日の記者会見で、安全保障政策を担当する官邸筋が「私は核を持つべきだと思っている」と記者団に述べたとの報道にふれた。

「個別の報道の逐一についてコメントすることは差し控える」と話した。

記者会見する木原官房長官(19日午前、首相官邸)

政府として非核三原則を「政策上の方針として堅持をしている」と語った。「戦後日本は一貫して国際社会の平和と繁栄に貢献をし、立場に変わりはない」と強調した。

発言した官邸筋の起用を続けるかと問われ「コメントすることは差し控える」と回答を避けた。

発言は18日のオフレコを前提にした記者団の非公式取材を受けた際に出た。官邸筋は同時に、現実的ではないとの見方にも言及した。

〇 「 核保有発言、立憲民主党・野田佳彦代表が官邸筋の辞任要求 」

2025年12月19日 日経新聞

高市政権で安全保障政策を担当する官邸筋が「私は核を持つべきだと思っている」と記者団に述べたとの報道を巡り、与野党から19日、反応が相次いだ。立憲民主党の野田佳彦代表は記者会見で「早急にお辞めいただくことが妥当ではないか」と批判した。

「日本の国是とも言うべき非核三原則は厳守していくべきだ。こうした考えを持っている方が首相のそばにいること自体に問題がある」と訴えた。

自民党の中谷元(なかたにげん)前防衛相は党本部で記者団に「しかるべき対応をしなければいけない」と語り、責任論にふれた。「政府の立場として個人的な意見を軽々に言うことは控えるべきだ」と話した。

公明党の斉藤鉄夫(さいとうてつお)代表は国会内で記者団に「驚きと怒りを感じる。罷免に値する重大な発言だ」と批判した。核不拡散体制の維持と非核三原則が日本の安全保障の根幹だと強調し「日本の外交的立場に大きな悪影響を及ぼす」と懸念を示した。

自民党の河野太郎(こうのたろう)元防衛相は、自身のX(旧ツイッター)に「『日本は核兵器を保有すべき』という議論があること自体を問題にするのはおかしい」と投稿した。「特定の意見を議論からも排除すべきではない」と指摘した。(副島隆彦割り込み、注記。やっぱり、河野太郎はアホだ。アメリカでクルクルパーにされてきた)

発言は18日のオフレコを前提にした記者団の非公式取材を受けた際に出た。官邸筋は同時に、現実的ではないとの見方にも言及した。

〇 「 木原官房長官「非核三原則を堅持している」 安保担当の官邸関係者が「日本は核保有すべき」発言で 長崎の被爆者は… 」

TBSテレビ   2025年12月19日(金)

安全保障を担当する総理官邸の幹部が「日本は核保有すべきだ」と話したことをめぐり、木原官房長官は「政府として非核三原則を政策上の方針として堅持している」と述べました。

この問題は、きのう、高市総理に安全保障などについて助言する立場にある官邸の幹部が記者団に対し、日本の核政策をめぐって“個人的見解”と断った上で、「日本は核保有すべきだ」と語ったものです。

木原稔 官房長官「政府としては、非核三原則を政策上の方針として堅持をしているということは申し上げておきます」

木原官房長官は、さきほど会見でこのように述べた上で、「核兵器のない世界に向けた国際社会の取り組みを主導していくことは、唯一の戦争被爆国である我が国の使命であると考えている」と強調しました。

一方、「核保有すべき」と発言した幹部を続投させるかどうかについては「コメントを控える」と述べるにとどめましたが、政権幹部からは外交への影響を懸念する声も上がっています。

官邸関係者が「核保有すべき」と発言したことに対し、長崎の被爆者は反発しています。

日本被団協(ひだんきょう)  田中重光 代表委員 「言語道断。80年前に核兵器の使用で、広島・長崎がどうなったのか。人間がどのように苦しんで死んでいったか。そういうこと(核保有)を軽々しく言ってもらいたくない」

〇 「 石破前首相「日本に決してプラスにならない」

 官邸関係者の“核保有”発言めぐり見解

「原子力政策成り立たなくなる」 生放送で指摘 」

2025/12/20   FNN フジテレビ

石破茂前首相は20日、

福岡市でフジテレビ系の報道番組に生出演し、

官邸関係者が「日本は核を保有すべきだ」

との趣旨の発言をしたことをめぐり、

核保有することは

「日本にとって決してプラスにならない」

との考えを示しました。

安全保障を担当する官邸関係者は18日、

記者団に対し

「日本は核を保有すべきだ」という趣旨の発言をしました。
木原官房長官は会見で

「非核三原則を政策上の方針として堅持している」

と強調しました。

これについて石破前首相は20日生出演した番組で

「(発言は)誰が言ったかわからず、

個人的な見解をオフレコで言っている」とした上で、

「我が国が核を持てばNPT(核拡散防止条約)や

IAEA(国際原子力機関)からも出て行かないといけなくなる」

と述べ、

「何よりも日本のエネルギーを支えている原子力政策が成り立たなくなる」

と指摘しました。

その上で、「核を持つことの安全保障上の意味は否定しない」

としつつも

「日本にとって決してプラスにならない」と述べました。
“核保有発言”をめぐっては、

自民党の中谷前防衛相が

「(高市首相は)よくよく事の重要性を考えて、

(進退を)ご判断をいただきたい」

などと与野党から厳しい声が出ています。

石破前首相は福岡市のTNCスタジオから

フジテレビ系「FNN九州・沖縄 報道スペシャル2025」

に生出演しました。

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦拝

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