◎アングルは天才だ(DBAより)◎
アングルという天才がいなかったら、現在の矯正の方法はないのである。
アングルの考え方は天才の考え方であり、基本的に正しいと言える。今こそ、アングルのフィロソフィーに帰る時が来たと思う。アングルが抜歯をしないことを良しとしたというのは、すばらしいものではないか。
パノラマもセファロも活用できなかった時には、診断の時の不利がある。そのことを忘れ、アングルのフィロソフィーを非難することは無責任である。アングルこそ天才であり、アングルのフィロソフィーに戻れと言いたい。
スーパーモダン矯正学も、アングルのフィロソフィーがあって実現できたのである。アングルに比べ、ツィードは何をしたかというのか。アングルの発明したエッジワイズブラケットとワイヤーを使用しただけである。それより、アングルの非抜歯に対し、抜歯矯正という、現代のアメリカ矯正での裁判の山を作ったのではないか。非抜歯矯正を目指し、その目的のため、次々と新しいブラケットを発明し続けた、アングルこそ尊敬されなければならない。日本の矯正界とか出版物においてアングルはあまり評価されていない節がある。ケースとの抜歯論争を引き合いに出してアングルが非難されている。しかし、それは日本においてあまりにも多くの抜歯矯正が行われているから、自己弁護のためのように思える。抜歯をしたのとしないのではしないに越したことはない。
そして現在のアメリカでは非抜歯が主流である。この現実を見ても、アングルこそ天才である。
私は大いにアングルフィロソフィーを評価したい。(DBAより)
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