「DBA間違いだらけの床矯正 」まえがき
「DBA間違いだらけの床矯正 」まえがき:この本は歯科医のために書いたものである。しかしその内容は、歯科におけるエビデンスがあまりにも低く、歯学的にも科学的にも問題があるということである。今までの歯科の常識と考えられていたことが、とても非常識的なものであるということが分かると思う。1839年にボルチモアに世界最初の歯科医学校ができたいきさつにしても、医科の中に歯科が入れてもらえず、別の組織として歯科医師法を作らなければならなかったということなど、今でも医学的な根拠が乏しいバックボーンがあるこれらについては歴史的な考案として別の本に書いて行きたいと思う。歯科も医学であり、口も体の一部として作用として働いているからには、医学的なことを根拠にして帰納法的な手段ではなくてはならないと思う。演繹法的手段をとるなら、必ずその裏付けをして帰納法的にエビデンスを確立すべきである。エビデンスがあるとは、有用性が95%以上あるというものをもって成すというルールがある。しかるに、拡大ネジによる床矯正なるものにエビデンスがあるかと言えばないと言える。予測とか、予防というのは演繹的な考え方の延長であるが、床拡大によってのみで、咬合誘導するとか、口腔育成するということは不可能である。逆に自然な成長を阻害し、医原性の疾患を作っていることがいかに多いか。このことから、こういう科学性のない方法を即刻に中止するべきだということがある。それより、ずっとエビデンスがあり、有効な方法があるのである。将来のある子供をダメな子にしてはいけないと考えている。国民サイドに立って、いかにその人の人生に寄与できるかという目線と科学的、医学的な根拠で対応してゆくことである。歯科医にとって耳の痛いことも言っているが、正しいことは正さなくてはならない。おカネ儲けのためという、お粗末な考えのもとにすることだけは止めて欲しい。そして勉強して欲しい。この本には多くの医学的ヒントが書いてある大いに参考にして、国民のための健康と幸せを寄与したいものである。(DBAより「DBA主幹:阿部和弘先生」の、セミナー受講の歯科医に対しての言葉)「DBA間違いだらけの床矯正 」より。
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