△セファロ読本△歯科矯正学の歴史 1928年エッジワイズブラケット | きたざわ歯科 かみあわせ研究所
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△セファロ読本△歯科矯正学の歴史 1928年エッジワイズブラケット


△セファロ読本△プロローグ△歯科矯正学の歴史

1928年エッジワイズブラケット

 

天才アングルは歯列拡大のために、

ネジ付き唇側弧線を使ったEアーチという装置によって、

歯列矯正と理想咬合をめざしていた。

しかし、アングルはこの装置の欠点を認め釘管装置を開発した。

唇側弧線にロウ着したピンは、

個々の歯のバンドにロー着したチューブにはめ込むようになっている。

拡大のためにネジ付きの唇側弧線を用いるのである。

そして、さらに改良を加え1915年にリボンアーチ装置を開発した。

日本語に訳せばひも状弧線装置ということになろう。

このリボンアーチ型の装置は

個々の歯にブラケットを用いた最初の装置であり、

ワイヤーはロックピンによってブラケットに固定される。

しかし、やはり拡大ネジがついていたのである

しかし、1925年のルンドストロームの歯槽基底論により、

側方拡大の否定的な根拠が与えれたことにより、

より完全なものへと発展させて、改良されたものが、

エッジワイズブラケットである。

エッジワイズ法のフィロソフィは

アングルの理想とした咬合ラインが可能なように設計されていた。

基本的な原理がアイデアルアーチの形成であった。

1928年にこのすばらしいエッジワイズブラケットの発表があったが、

現在でも、このフィロソフィのもとに矯正が行われているといってもよい。

ただし、この当時は金合金のワイヤーがベストのワイヤーであったから、

ブラケットのスロットは022×028であった。

(DBAより)