ベンディングをしないと…
ベンディングをしないと矯正ができないと考えていないか。ベンディングを主にする矯正は時代遅れである。特に角のワイヤーを使用してのベンディングは大変困難を極める。初期に用いる時には、トルクが入っていてはいけないから、難しいのである。ところが、最終的に用いる時には逆にトルクを入れるわけだ。これをそれこそミクロンの精度で行わなければ、考えていたことと違う結果になってしまう。このように角のワイヤーのベンディングは難しく、初心者においては一本のワイヤーを曲げるのに2時間も3時間もかかってしまうだろう。これでは臨床には使えないから、2分から3分で曲げろということになる。これだけ短時間に正確に曲げるには千本も二千本も練習しなければならないという話になる。それでも上手下手が出るし、器用、不器用ということもある。これではどうにもならないと、アメリカで研究され、発達したのがストレートワイヤー法である。アメリカの矯正医の90%が行っており、ベンディングをするテクニックは過去の遺産なのだ。(DBAスーパーモダン矯正より)
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歯科矯正コラム一覧
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- 「トウシの大切さ」・・・投資(とうし)・投歯(とうし)
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- ⑫「十 運動軸(うんどうじく)」・・・「手仕事の医療」(てしごと の いりょう)
- ⑪『九 下顎運動』(きゅう かがくうんどう)・・・「手仕事の医療」(てしごと の いりょう)
- ⑩「八 ナソロジー」
- ⑨「七 ゆきづまり」
- ⑧「六 中心感染(ちゅうしんかんせん)」2024/11/4/up
- ⑦「手仕事の医療 評伝 石原寿郎 秋元 秀俊 (著) 」を読む・・・「五 銅合金」
- 『(歯科医院での)専門的口腔ケアは「インフルエンザ予防」に効果的なんです。』日本歯科医師会のHPより