診断のために
正しい診断をするために資料が必要である。資料を分析し、診断の補助としなくてはならない。必要なものは、口腔内模型とパノラマX線写真である。この2つは必ず必要である。顔の正面写真もあるとよい。従来のように写真というと正面と少し斜めとかというようなもので、何となく撮っていたに過ぎない。診断のために撮ったというよりは、記録として撮っている。セファロにしても同じだ。セファロ分析だと言ったところで、一番シンプル化されたツィードのトライアングルという三角形を使用しているぐらいのものである。それさえ惰性で行っているのか、後でのトラブルの原因とさえなっているのである。参考資料程度である。診断としてではなく、術前と術後のために記録として撮っていると言えよう。そうではなく、写真も診断に大いに活用しなくてはいけない。口腔内と顔の写真も正面の写真をもって分析するのである。横顔は、どのようなものでも矯正治療が成功すると変化する。筋肉のストレスが開放されるのであり、口元はきれいになるから、横顔もきれいになるのである。これは記録であって、診断とは言えない。Eラインがその例である。
口腔内と顔の写真も正面の写真、口腔内模型とパノラマレントゲン写真が3大診断資料となる。当然ながら、問診表とカルテは、これからの方針と目的のために活用してゆかなくてはならない。これらの物を分析するのであるが、一番重要項目は問診と視診である。実際にそこにいる患者様から希望を聞き、悩みを聞き、直接に観察する。実は、これをしっかりとできるかどうかということが大切なのである。直接見て、総合的にどうするかということが分かるようになりたい。一見は百聞にしかずというように、臨床においては、見ることが大切なのである。見て大まかな診断を立て、資料により分析し、最終的な診断とすることになる。(DBAより)
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