△セファロ読本△プロローグ△2000年代ストレートワイヤー法の全盛
△セファロ読本△プロローグ△歯科矯正学の歴史
2000年代ストレートワイヤー法の全盛
1900年にアングルスクールができ、2000年は100年目にあたる。
その中でも1950年からの50年間の矯正の変化は激しく、
10年ごとにテクニックの見直しが行われてきたといえるだろう。
しかし、その背景にはその時々の事情があるとともに、
材料などの進歩発達も見逃すことはできない。
金合金からステンレスワイヤーになり、その加工品が多様を極めている。
そしてニッケルチタンの合金の出現ということなどから、
テクニックも大きく変化していったのである。
フィロソフィとしても、アングルの非抜歯による理想咬合の追求から、
審美的なものへと変化し、小臼歯の4本抜歯は当然化されていったのである。
しかし、再びアメリカにおいて非抜歯矯正の時代を迎えている。
リスクの小さい、確実なテクニックの追求とともに、
簡単でシンプルなテクニックへと変化してもいったのである。
ツィード法の複雑極まりないテクニックから
今やアメリカではストレートワイヤーテクニックの全盛の時代に入っている。
この後はどう変化してゆくのか、
10年スパンでアメリカの矯正界の姿を見てゆくとき
興味があふれる思いがするところであろうと
私は思って、楽しみにしているところである。
(DBAより)
カテゴリー
歯科矯正コラム一覧
- 「医療費控除で「知らないと大損」する意外な落とし穴!国税庁エクセルに潜む“罠”とは?【確定申告】」
- 「トウシの大切さ」・・・投資(とうし)・投歯(とうし)
- 「アライナー(マウスピース)型矯正装置」は注意が必要と思われる・・・
- 正中離開(せいちゅうりかい)ジアステーマは「子ども」でも「早期の着手」が「無難(ぶなん)」である。
- 院長の母校がランキング上位に・・・「東京医科歯科大学は4位」・・・手前味噌(てまえみそ)ながら誇らしい気分です・・・
- やはりオードリーは美しい!Renewal「オードリー・ヘップバーンの顔」:「6歳以下の子供の顔を見て成人した顔を予測することなどできない」
- 『「みにくいアヒルの子」時代』(子どもの正中離開)について・・・多くの歯科医が勘違いしているのでは?・・・
- ☆2022年度夏季休診日等のお知らせ☆夏の甲子園野球を応援しましょう!
- ☆2022年度GWの休診日のお知らせ☆
- 医師いしいじんぺいせんせいの言葉 『5才から11才の君へ』