麻酔の歴史⑴ DBA「間違いだらけの抜歯矯正」より
麻酔の歴史⑴ DBA「間違いだらけの抜歯矯正」より
歯科と麻酔は関係が深い。それというのも、歯科において麻酔効果のあるものが使われたということである。歯はムシ歯のなっても、ぺリオの重症になっても都合はよくない。しかし、麻酔が無くて抜歯すると大変な痛みを伴う。易しい麻酔、手軽な麻酔効果として、アルコールは知られていた。その後は1800年代に入ってから、麻酔の研究が大幅に進む。アメリカに世界最初の歯科学校ができたのが1839年である。ボルチモア歯科学校である。そして、アメリカのウエルズが1844年に笑気ガスを抜歯に応用している。1846年にアメリカのモートンがエーテル麻酔法を紹介した。これらは吸入麻酔法であって、全身麻酔の方法である。一本の歯を抜くのにも大量のエーテルを吸わせたり、クロロホルムを吸わせたりした大変なことなのである。ヨーロッパでは植物の有効成分を抽出したモルヒネ、コカイン、アトロピン、キニーネなどのアルカイドが相次いで発見紹介された。
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歯科矯正コラム一覧
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- 「トウシの大切さ」・・・投資(とうし)・投歯(とうし)
- ⑬「十一 渡米」
- ⑫「十 運動軸(うんどうじく)」・・・「手仕事の医療」(てしごと の いりょう)
- ⑪『九 下顎運動』(きゅう かがくうんどう)・・・「手仕事の医療」(てしごと の いりょう)
- ⑩「八 ナソロジー」
- ⑨「七 ゆきづまり」
- ⑧「六 中心感染(ちゅうしんかんせん)」2024/11/4/up
- ⑦「手仕事の医療 評伝 石原寿郎 秋元 秀俊 (著) 」を読む・・・「五 銅合金」
- 『(歯科医院での)専門的口腔ケアは「インフルエンザ予防」に効果的なんです。』日本歯科医師会のHPより