抜歯矯正の治療後の安定性?DBA「間違いだらけの抜歯矯正」より
抜歯矯正の治療後の安定性?
ツィードの思想によれば、抜歯をすれば治療後のリラップス(後戻り)がなく、安定するとしている。しかし、絶対的な安定性というものはなく架空の話である。ツィードは下顎下縁平面に対し、下顎前歯の歯軸を90度にする。これを強制的にするために4本抜歯をするということを平気でした。これで安定できるとしたからだ。下顎犬歯間距離を増加させず、歯列弓の形を同じにする。術前と術後の模型を並べるだけ。これに対し、1981年ワシントン大学のリトル教授が、ツィードの原則の通りした。小臼歯4本抜歯を行い、適正に仕上げた65症例についての本を出した。保定後10年のとき70%は後戻りをしていたのである。後戻りは,はっきりとしたわけである。
(DBAより)DBA「間違いだらけの抜歯矯正」より
カテゴリー
歯科矯正コラム一覧
- 「アライナー(マウスピース)型矯正装置」は注意が必要と思われる・・・
- 正中離開(せいちゅうりかい)ジアステーマは「子ども」でも「早期の着手」が「無難(ぶなん)」である。
- 院長の母校がランキング上位に・・・「東京医科歯科大学は4位」・・・手前味噌(てまえみそ)ながら誇らしい気分です・・・
- やはりオードリーは美しい!Renewal「オードリー・ヘップバーンの顔」:「6歳以下の子供の顔を見て成人した顔を予測することなどできない」
- 『「みにくいアヒルの子」時代』(子どもの正中離開)について・・・多くの歯科医が勘違いしているのでは?・・・
- ☆2022年度夏季休診日等のお知らせ☆夏の甲子園野球を応援しましょう!
- ☆2022年度GWの休診日のお知らせ☆
- 医師いしいじんぺいせんせいの言葉 『5才から11才の君へ』
- これは「デマ」ではありません:「マスク」を外して爽やかな「笑顔」を 発信
- 過剰診療はしない.「ヨンヨン」抜歯はしない。