スターが美人の基準DBA「間違いだらけの抜歯矯正」より | きたざわ歯科 かみあわせ研究所
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スターが美人の基準DBA「間違いだらけの抜歯矯正」より


スターが美人の基準:1932年までは、美的な要求はそれほど強くはない。それよりも自然な要求であり、お化粧であるメイクも一般大衆はほとんどしていないのである。しかし、ハリウッドの映画の成功とハリウッドスターのグラビア出版など、ハリウッド産業の発展とともにハリウッドスターこそと美の憧れへと変わってきた。その普及には化粧品会社の働きも大きく、ここに美容産業として、美容外科の分野もできあがってくるのである。テクニカラーというカラー時代に入ったのに合わせたようにレブロン化粧品の会社ができる。女優のような顔になり、女優のようなメイクをしたいと、美の基準はハリウッドによってつくられていった。

ツィードの抜歯矯正の発表が1936年のことであるから、時代と共に生きるツィードの生き様と時代の先取りという精神がよく読み取れる。アングルは1930年に没している。アングルの求めていた矯正治療とは機能的な改善の時代であり、正常咬合を第一としていたツィードの抜歯はハリウッド映画からの時代以降のことであり、アングルの考え方が間違っているとする、抜歯、非抜歯の話は根底から違うのである。1911年のケースとアングルの抜歯論争も美的なことでの論争ではなく、リラップスに関する論争である。このことは以上の説明でお分かりと思うが、抜歯することは良いことではないということをカムフラージュするために考え出した便法である。しかもEラインを美の基準にすることは間違っているということからして、矯正の考えを変えなくてはならない。1911年頃の矯正における美の基準は古代ギリシャのミロのビーナスであった。アングロサクソン人にとっては、ギリシャ人こそ美人と思えたのであろう。DBA「間違いだらけの抜歯矯正」より