「DBA間違いだらけの床矯正 」より(まえがきの前に)
「DBA間違いだらけの床矯正 」
なぜ書く気になったか。 現在の矯正の有様を見て驚くとともに国民のためにならないということを多く見ている。今までは黙っていたところであるが、ますます誤りが広まっているように思える。これではと私の正義感が沸き上がってきた。そこで、現在の矯正での多くの問題点を指摘した。このことにより矯正医や矯正をしている者が気付き、より正しい方向へと向うことを期待したからである。この書の読者は歯科医を対象としている。床矯正を行っているのも本格矯正のできないGP開業医である。本格矯正ができるのなら、床矯正などしないであろう。それは間違っていることにすぐ気付くはずであり、限界を感じているからだ。私はこの床矯正が有害でなければそれはそれで見逃したい。しかし、そうではなく有害なことが多い。治りもしないのにお金を巻き上げ、その上咬合はガタガタにしている。20万円以上支払うと一般の国民はもうすがる以外にない。最初は治療費は3万円だ5万円だと言い、検査料などとの合計で10万円から15万円取っている。安く見せかける仕掛けを作っているのである。そして、毎週来院した方が早く治るなどと言って3000円から5000円を毎回取る。つまり調整料とか観察料として毎月1万円以上支払うことになる。しかも、成長期だから装置が合わなくなる。装置をつくり替えるたびに3万5千円ぐらいを取る。こうなると2年間の調整料で20万円を超えるし、床装置の再製作で10万円ぐらいかかる。知らない間に2年間で合計50万円にもなっていることになるのである。この話を私のセミナーに参加した先生から聞いた。それが1人や2人ではない。それで治るどころか悪化している。患者側から不平と不安が出てきたので困っていたというのである。困っているのは医院側ではなく、患者側であろう。このようなことは許されるべきではない。もう少し、まともな歯科医にならなくてはならない。私は、大学でよく言われた。「君達は国立大学で、国民の税金で教育を受けるのだから、国民のために役立って欲しい」と。正にその言葉が思い出せれてきた。これではいけない。どうにかしないといけないという思いである。そういう動機からこの本を書く気になった。耳に痛いところがあるかも分からないが、これはすべて事実である。またこの本の中で語っていることも、読者がまともな歯科医なら、うなずくことが多いと思う。国民のために役立つ歯科医になろう。それは総合力のあるGP開業医でないと無理なことだ。総合力とはすごいという自信を持ってもらいたい。先導は私がする。諸君に私の40年間にわたる研究の大切なところを教える。ついてくればよいのである。
(DBAより「DBA主幹:阿部和弘先生」の、セミナー受講の歯科医に対しての言葉)「DBA間違いだらけの床矯正 」より。
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