早期抜歯すると過蓋咬合とスキッ歯になる | きたざわ歯科 かみあわせ研究所
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早期抜歯すると過蓋咬合とスキッ歯になる


早期抜歯すると過蓋咬合とスキッ歯になる:これはスーパーモダン矯正のセミナーに参加した歯科医が相談のため持参したものである。早期抜歯を行ったために生じてきた症例である。過蓋咬合のひどいことになるとともに、歯がスキ間だらけになるスキッ歯になっている。こういう症例は歯科医がつくっているのだということに気がつかないといけない。歯は自然に脱落するようになるまで抜歯してはいけないのである。少なくとも、永久歯の萠出があっても晩期残存のときに初めて抜歯することだ。ところが、晩期残存も歯科医がつくっていることが多い。一つが乳歯冠である。一つがムシ歯の処置の誤りである。一つが、拡大ねじを組み込んだ分厚い床装置による側方拡大なのである。早期に抜歯したこととの4つが大きな問題なのである。GPはこの点を十分に考えておく必要がある。早期に抜歯すると、過蓋咬合とスキッ歯になる。過蓋咬合を治すのは矯正においても難しい部類に入る。抜歯をして、過蓋咬合をつくることは医療ではなく、正に暴挙である。その上に、歯と歯の間にスキッ歯ができる。二重に問題を生じるのが早期抜歯だから、抜歯をしてはならないのである。

(DBA「間違いだらけの床矯正」より)