「歯の教科書」・・・「きたざわ歯科(かみあわせ研究所)では「古典的」な「感染症概念」を採用しています」
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やはり感染という概念は、「古典的」な概念が良いだろう・・・
感染症 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
感染症 | |
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分類および外部参照情報 | |
診療科・ 学術分野 |
感染症学 |
ICD–10 | A00-B99 |
DiseasesDB | 28832 |
GeneReviews |
感染症(かんせんしょう、英語: infectious disease、スペイン語: infección)とは、感染する病気の総称であり、寄生虫・細菌・真菌・ウイルス・異常プリオンなどの病原体の感染により宿主に生じる病気の総称。感染症体内に微生物が侵入し、増殖することでおこる[1]。
感染症のうち、伝染性(ヒトや動物から他のヒトや動物へと次々に病気がうつる)をもつものを伝染病と言い、集団発生して流行する伝染病を疫病と言う。瘟疫(うんえき、おんえき)、疫癘(えきれい)とも言う(瘟、疫、癘ともに「はやりやまい」の意)。
感染症の歴史は生物の発生と共にあり、先史時代(有史以前)から近代までヒトの病気の大部分を占めてきた。医学史は感染症の歴史に始まったと言っても過言ではない。人類の歴史を通して根本的な治療法が全く無かった時代が圧倒的に長く、伝染病は大きな災害と捉えられてきた。古今東西の歴史書には頻繁に疫病の記述が登場する。ペストの大流行はヨーロッパの人口の数分の1ほどを死に至らしめ、人類の文明のありかたを変えたとも言われているし、20世紀初期に全世界で大流行したスペイン風邪もおそらく1億人以上の人が死亡したと推計されており世界情勢に影響を与えた。
1929年にようやく初の西洋医学的な抗生物質であるペニシリンが発明されたが、そうした抗生物質類で治療できるのは感染症のごくごく一部にすぎない。
現代では、開発途上国では特に三大感染症[2]と呼ばれるマラリア・結核・AIDSや、腸管感染症は大きな問題であり、感染症学のみならず保健学・開発学など集学的な対策が喫緊の課題である。2013年においても、世界では感染症により920万人が死亡しており、全死亡の約17%を占める[3]。一方先進国においては新興感染症・再興感染症に加えて、多剤耐性菌の蔓延やバイオテロの脅威が公衆衛生上の大きな課題として注目を集める一方、高度医療の発達に伴って手術後の患者や免疫抑制状態の患者における日和見感染が増加するなど、日常的にもまだまだ解決に向かっているとは言えなかった。さらに2019年(~2021年)新型コロナウイルス感染症の世界的流行 (2019年-)が起き、先進国でも発展途上国でも、非常に多数の人々が感染し死亡しつづけている(2021年5月29日時点で世界累計感染者数1.72億人、死亡者数370万人超[4]と推計されている。)。
感染症には有効な治療薬が無いものも多いが、現在のところ感染症の治療に使われる薬には、抗生物質、抗ウイルス薬、抗真菌薬、抗原虫薬、駆虫薬などがある。ワクチンで予防が行える感染症も一部にあるが、ワクチンの開発に成功していないものも多い。
分類[編集]
感染場所による分類[編集]
- 脳など中枢神経
- 髄膜炎、脳炎など
- 顔
- 鼻炎、副鼻腔炎、咽頭炎、喉頭炎、眼窩蜂窩織炎など
- 首
- 喉頭蓋炎、咽頭後壁膿瘍、亜急性甲状腺炎、レミエール症候群など
- 肺・気管支
- 肺炎、気管支炎、結核など
- 心臓・血管
- 感染性心内膜炎、心外膜炎、心筋炎、感染性大動脈炎、敗血症など
- 腹部・消化器
- 胆嚢炎、胆管炎、肝炎、肝膿瘍、膵炎、脾膿瘍、胃炎・胃潰瘍、腸炎、虫垂炎、腸腰筋膿瘍、クラミジア肝周囲炎など
- 泌尿器
- 腎盂腎炎、膀胱炎、前立腺炎、膣炎、骨盤内感染症など
- 皮膚
- 蜂窩織炎、脂肪織炎、ガス壊疽、癤(せつ)、癰(よう)、伝染性膿痂疹(とびひ)、ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群、帯状疱疹、水痘、麻疹、風疹、皮膚白癬、疥癬など
- 関節、筋肉、骨
- 感染性関節炎、骨髄炎、筋膜炎、筋炎、脊椎カリエスなど
- リンパ節
- リンパ節炎
- 口腔
- 歯周炎、齲蝕、根尖性歯周炎、インプラント周囲炎など
病原体の種類による分類[編集]
- 真正細菌感染症
- レンサ球菌(A群β溶連菌、肺炎球菌など)、黄色ブドウ球菌(メチシリン感受性黄色ブドウ球菌(MSSA)、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA))、表皮ブドウ球菌、腸球菌、リステリア、髄膜炎菌、淋菌、病原性大腸菌(O157:H7など)、クレブシエラ(肺炎桿菌)、プロテウス菌、百日咳菌、緑膿菌、セラチア菌、シトロバクター、アシネトバクター、エンテロバクター、マイコプラズマ、クロストリジウムなどによる各種感染症
- 結核・非結核性抗酸菌、コレラ、ペスト、ジフテリア、赤痢、猩紅熱、炭疽、梅毒、破傷風、ハンセン病、レジオネラ肺炎(在郷軍人病)、レプトスピラ症、サルモネラ菌、腸チフス、パラチフス、ライム病、野兎病、Q熱など
- リケッチア感染症
- クラミジア感染症
- ウイルス感染症
- インフルエンザ、ウイルス性肺炎、ウイルス性肝炎、ウイルス性髄膜炎、ウイルス性胃腸炎、ウイルス性結膜炎、後天性免疫不全症候群 (AIDS)、成人T細胞白血病、エボラ出血熱、黄熱、風邪症候群、狂犬病、サイトメガロウイルス感染症、重症急性呼吸器症候群 (SARS) 、中東呼吸器症候群 (MERS) 、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) 、新型ブニヤウイルス、重症熱性血小板減少症候群、進行性多巣性白質脳症、水痘・帯状疱疹、単純疱疹、手足口病、デング熱、ジカ熱、日本脳炎、伝染性紅斑、伝染性単核球症、天然痘、風疹、急性灰白髄炎(ポリオ)、麻疹、咽頭結膜熱(プール熱)、マールブルグ出血熱、腎症候性出血熱、ラッサ熱、流行性耳下腺炎、ウエストナイル熱、ヘルパンギーナ、チクングニア熱など
- プリオン病 / 伝達性海綿状脳症
- 牛海綿状脳症 (BSE)、クールー病、クロイツフェルト・ヤコブ病、致死性家族性不眠症 (FFI)、ゲルストマン・ストロイスラー・シャインカー症候群 (GSS) など
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