「ゼレンスキは早めの退場がよろしいかと・・・」・・・勘違(かんちが)いした「某国(≒亡国ぼうこく)」の首脳はマダとめどなく貢ぎ続ける・・・
・・・勘違(かんちが)いした「某国(≒亡国ぼうこく)」の首脳はマダとめどなく貢ぎ続ける・・・まるで『頂き女子(いただきじょし)「りりちゃん」』の様に、である・・・
「1円残らずホストに使った」・・・いただき女子りりちゃん
「・・・
マニュアルの要約
まずは要約から。頂きマニュアルは10章から成っており、具体的な頂きの手順以外にお気持ち表明的な文もところどころにあり、「マニュアル」の部分と「感情」の部分が7:3くらいで混じっている印象。その中で重要な部分を抜き出すと下記の4つになる。
➀おぢの選定
②自分のキャラ設定
③信頼関係の構築
④頂き方
➀:おぢの選定
おぢ(お金をいただくターゲットの男性)には大きく分けて3種類ある。
1:テイカーおぢ
自分本位で要求が多く自信家。おじさんの嫌なところを煮詰めたような男。典型的な風俗のクソ客。頂ける確率はほぼ無い上、ストレスばかり与えて来るので即切るべき。
(箇条書きで20個に渡りその特徴を書いているが、〝きもい〟〝くさい〟などシンプルな悪口もあり、必要以上に悪い点ばかりが羅列してある。意味が重複している特徴(というか悪口)も多く、りりちゃんのテイカーおぢに対する嫌悪がにじみ出ている)
2:ギバーおぢ
頂き女子にとって一番のターゲット。テイカーおぢと真逆で自信がない。それゆえに相手の気持ちを考え、嫌なことをしてこない。孤独でお金の使い道がない。
(貼り付けてあるギバーおぢを表す画像の下部分に、意味なく〝だいすき〟と書いてあり、箇条書きの数も23個と最も多い。重複する内容もありつつ、行動パターンがかなり詳細に記してあり、本気で分析している感がある)
3:マッチャーおぢ
1と2の中間。こちらが与えた分だけ返してくれる、普通の人間。関係性の発展させ方によっては頂けることもある。
(箇条書きの数も3つと少なく、チャンスはあるがあまり期待していない感じが出ている。冷静に見ている分、箇条書き一つ当たりの文章は長い)
おぢ選びの結論
まずは風俗でもマッチングアプリでも、何でもいいからなるべく多くのおぢと知り合い、そこからコミュニケーションを通じて「ギバーおぢ」を見極めるのが大事。
②自分のキャラ設定【清楚・かわいそう・夢がある】
おぢから見て魅力的な女性に見えるため、また後に頂きの段階になった時便利なように、自分のキャラ設定をしっかりと作っておくことが重要。
1:清楚
地味目な服装&髪型で、恋愛経験が少なく男の人が苦手(なのにおぢとは普通に話せる!という特別感の演出にもなる)。
2:かわいそう
親とは仲が悪い。病弱である。お金は全然ない。これらは後にお金を頂く際に重要な布石となる。
3:夢に向かって頑張っている
将来はデザイナーになりたい、資格の勉強をしている。など「バカだけど頑張ってるんだ!」感を出すことにより。おぢに見下され主導権を握られることを防ぎ、同時に応援してあげたい気持ちにさせる。
③信頼関係の構築【特別感の演出】
これがりりちゃんマニュアルの核となる最も重要な要素。「俺にはこの子しかいない」、「(こんなに好きになってもらえるなんて)僕には存在価値があったんだ」とおぢが思えるまでになる強力な信頼関係(実際はおぢによる一方的な信頼)が築ければ、お金を頂ける確率は非常に高くなる。
1:自己開示
学生時代の話や、夢に向かって頑張っている話、今日嫌なことがあった、などなど自分の情報を嘘でもいいので積極的に伝えることにより、「こんなことまで僕に話してくれるんだ」や「頑張ってるんだな」と思わせる。
2:未来系色恋会話
「一緒にディズニー行きたいね」だけでなく「行ったらカチューシャ買おうよ。絶対似合う笑」など「〇〇に行ったら△△したい!」と未来の情景を具体的に想像させる会話。おぢと一緒にやりたいことリストを作って送る。もちろん実行されることはない。
3:お金目当てに思わせない
後に頂く時に金目当てだと思わせないため、「生活費は月5万円あれば足りる」「もっと田舎で暮らしたい」などお金はないけど特に執着もしていないことをしっかりとアピールしておく。
(他にも嫉妬している風な会話や、ボイスメッセージを送る、大げさにリアクションするなど、おぢに「この子にとっても自分は特別な存在なんだ」と思わせる手法がかなり事細かに書いてある)
④頂き方
信頼関係の構築がしっかりと出来たことが前提で、お金を頂くターンへと入っていく。
1:悩みを切り出す
「どうしよう…」などとLINEの会話を切り出し、おぢが聞いてきたら「すごい昔に借金したことがあり、いまだにその取り立てが来て怖い…」などお金が原因で困っていることを話す。「こんなこと他の誰にも話せないけど、おぢだから話せる」感を出し、おぢの信頼感を強める。
2:一旦断る
おぢが「いくらなの?」と払う素振りを見せても「聞いてくれてありがとう」「精神的にすこし楽になれた」など、一回自分で解決するポーズをする。
3:再び悩みを告げる
やっぱりどうにもならず、精神的に辛いということを伝え、おぢからお金の話を切り出してくれるまで待つ。今度は頂くが、最初は多くても数十万円にしておく。
4:切り返しの会話
「本当に借金があるの?」と疑われるのは信頼関係が構築できていないから。「こんな子が嘘つくわけがない!」まで持っていってからがスタート。しかし信頼関係が構築できていても、「弁護士や役所、もしくは親に相談したら?」など真っ当な解決法を提示されることもある。その場合は「こんな話を他の人にできない、親とは仲が悪い(ここで初期に伝えた設定が活きてくる)」など全ての解決法を(主に感情論で)潰していき、おぢが金を出すしかない状況を作り出す。
5:アフターケアはしっかり
お金を頂いたら感謝を伝えると共に「これから先も一緒にいてね」などお金目的ではないと思わせる。
6:2回目以降の頂き
1か月ほどおいて、また1:悩みを切り出す、から始めてお金を頂く。これも信頼関係がしっかりと構築できていれば、2回目以降の頂はそこまで難しくないとのこと。
以上が大ざっぱではあるが、頂きマニュアルの要約である。続いてこのマニュアルから見えたりりちゃんの価値観について分析していきたい。
りりちゃんの分析
➀ADHD傾向
マニュアルの最初にあるプロフィールには
などだいぶ気になる特徴がさらりと書かれている。
ADHDとは「注意欠陥多動性障害」の事で、集中力の欠如や、
多動(じっとしていられない)などの特徴がある発達障害である。
虐待を受ける子どもはADHDの行動特徴を持ち合わせている確率が高く、叱られる事を恐れるあまり「逃げ癖」が付くこともある。そして多動であるため机に座って勉強することも苦手な場合が多い(逆に過集中になることも多いが)
これらのことを踏まえると「DV毒親育ち」「昼職飛んで」「勉強できない」はADHDの特徴と矛盾しない。「元ホームレス」については何があったのか分からないが、親と仲が悪く、昼職を辞め、風俗でも稼げなかったとしたら一時的に住むところを無くしても不自然ではない。
もう一つ、マニュアルを読んでいてADHD傾向を感じたのが「おぢの特徴」部分。テイカーおぢなど、箇条書きの項目が多い部分は意味が重複している箇所が多く、この辺りも衝動的に書き出して整理する能力に欠けるADHDの特性が見て取れる。
②頂きは「対価」だと思っている
マニュアルの序盤に
と表現しているように、りりちゃんは頂くことを、おぢが喜ぶことをした「対価・報酬」と考えている。
では〝おぢが喜ぶこと〟とは何かというと、それは『信頼関係の構築』である。要約の部分に記してあるように、おぢが「(こんなに好きになってもらえるなんて)自分は特別な存在なんだ、存在価値のある人間なんだ」と思えるようになること、つまり自己肯定感の上昇や、「この子のためなら何でもしてあげたい」と思う生きがいができることが、おぢに取って数百万円・数千万円の価値のあるモノだということだ。
実際にはおぢは「生きがいをくれたから」ではなく、「困っているから助けたい」という理由でお金を渡しているのだが、この点をりりちゃんは、おそらく無意識的に無視している。
ホストを喜ばせるためにお金を使っているりりちゃんにとっては、おぢがお金をくれて自分が喜んだ時点で、それはもうおぢにとって意味のあるお金の使い方であったと解釈している節がある。
なのでお金を渡す理由の部分が嘘であることはかなり軽視している。あるいはそう自分に言い聞かせている。マニュアルを読んでみると分かるが文中には「嘘」「騙す」などの言葉は全くと言っていいほど出てこない(「嘘」が一度だけ出てくる)。
そしてマニュアル終盤には〝罪悪感はない〟という言葉が出てくる。本当に罪悪感が全く無い場合(例えばちゃんと働いて稼ぐ方法を書いてあった場合)、こうした言葉は逆に出てこないので、うっすらと罪の意識はあったと思われる。
ただその罪悪感を薄れさせたのが、りりちゃん自身が「自己肯定感・存在価値」をかなり重視しており、その部分を充実させてあげたのだから、お金を頂く分の価値がある。と考えていること。
そしてもう一つは、りりちゃんがお金をいただくまでに実際かなりの苦労をしていることだ。文中の所々に、
など苦難の言葉が綴られている。テイカーおぢに精神をすり減らされながらも目標(ホスト)のために努力を続け、トライ&エラーの果てにお金を手にしたことにより、真っ当な達成感を感じたと思われる。
③お金を『持っている』ということに価値を感じていない
マニュアル中にある上記の言葉から分かるのは、りりちゃんに取ってお金は、稼ぐことで自己肯定感を高め、使うことでホストに喜んでもらう『手段』なので、「稼ぐ」ことと「使う」ことで初めて意味のあるモノとなる。
なのでその分「持っているだけ=貯蓄」という行為に価値を見出していない。マニュアルの中でも、
と書いている。一般的な価値観の人間にとってお金は、貯めておくことで不自由のない生活を送っていける「安心感」を与えてくれるが、そうした価値観はりりちゃんには無い。これも罪悪感が薄い一因だと思われる。
しかし、おぢにとってお金が大切であるということもりりちゃんは理解している。〝頂き女子をするにあたってのマインド❣️病みそうな時はどんな気持ちでいればいいのか〟という項目には以下のように書いている。
マニュアル全体の中でも異質な重みを持つこの文は、『楽して頂けると思うな、私は死ぬほど苦労してんだぞ』という同じ頂き女子への楔の意味もあるだろうが、『おぢから頂いたお金の重さは重々承知しており、意味のあることに使わせていただきます』というある種自分への言い訳・正当化でもある。
りりちゃんがお金を頂いている『ギバーおぢ』は一言でいうと『孤独な良い人』である。〝覚悟〟という言葉とは反対に、そうした人からお金を騙し取る行為に対して、まともに向き合う(騙し取っているということを自覚する)メンタルの強さがりりちゃんには無かった。
そしてホストにお金を使うことが『意味のあること』だと確信していることは、りりちゃんにとって「自己肯定感」を得ることが相当に大きな快感であり、もはや生きる意味にも近くなっていることを示している。
④男女関係を「上か下か」で考えている
「DV毒親育ち」の特徴の一つとして「自己肯定感の欠如」が挙げられる。
人間は幼い頃、親の愛をしっかり受けて育つことにより「自分は存在するだけで肯定される人間なんだ、価値のある人間なんだ」という意識が根付き、それが自信・自己肯定感に繋がってくる。
しかし反対にDVにさらされた子どもは自分を無価値な人間と思い込み、
自責傾向が強く自信を持てないまま育つ。
ホストにのめり込む女性の多くがそうであるように、りりちゃんの自己肯定感は低い。頂けた成果を示す、札束と高級なボトルの下には次のような言葉が書かれている。
担当とは自分が指名しているホストの事であるが、上記の文から読み取る限りでは、りりちゃんの担当に対する態度は良く言えば献身的、悪く言えば卑屈であり、自分より上位の存在と認識している印象を受ける。
お金を積めばホストにとって価値のある存在になれるが、
逆に言うと一人の女性としての価値には自信が無い。
マニュアル中でも過去の恋愛について、
とあるように、ホストにハマる以前から男性にお金を渡しており、
対等な付き合いはできていなかったことが分かる。
一方おぢについては、明確に自分より下の存在だと思っている。
マニュアル中には、
と、一見すると対等な関係のように書いてあるが、ここも上下関係が見て取れる。通常のパパ活は、若い女の子は存在しているだけでおぢより価値がある(女子>おぢ)ので、一緒にご飯を食べてあげるだけでお金が発生する。
しかし頂き女子の場合は、女の子がおぢと同じ目線まで降りて行き、通常の男女関係を築いている(とおぢに思わせる)ことが重要となる。なぜなら頂き女子の目的は「信頼関係を築く」ことなので、「パパ活女子」という立場でなく「一人の女の子」だとおぢに思わせることが最重要となってくる。
逮捕後の接見取材の際に記者から「(被害男性に対して)どう償うか」
と聞かれた際にりりちゃんは、
「普通に会ってLINEしたり会ってご飯食べたり」
と答えていることからも「(上位存在である自分がお金などの目的なしに)普通に会ってご飯を食べてあげる」ことがおぢにとって嬉しいことだと考えている。
ただマニュアルに書いてあるおぢについての分析は、りりちゃん本人が言っている通りおぢのことを真剣に考えないとできないレベルで詳細である。
なので正確に表現するならばりりちゃんはおぢのことを
「お金を頂く対象」としては対等に見ており、
「異性(恋愛対象)」としては下に見ている、ということだと考えられる。
⑤「おぢ」とは何か
とりりちゃんは書いている。
とも書いているように、(ある意味)下に見ているおぢと、
自分も同じ精神性を持っているという冷静な自己分析が
頂き女子を生み出したことが分かる。
だが「おぢ」とは何なのか。
上述のようにりりちゃんは「おぢ」は誰の中にもある要素であるとして、
「おぢ」という言葉をある程度の概念として捉えていることが分かる。
文中からニュアンスをくみ取って考えるならば「おぢ」とは、
「自分に自信が無いために、男女関係において真っすぐなアプローチができない人間」
と定義しても良さそうだ。
素直に気持ちをぶつけて断られる(または嫌われる)ことが怖いため過度に相手に合わせ、へり下って接するりりちゃんやギバーおぢ、
そしてりりちゃんが憎むテイカーおぢも、自信が無いゆえに若い女性を
(時には無意識に)見下し、過度な要求をして自尊心を満たそうとしている。
そう考えると、確かにおぢは誰の中にも潜んでいる。ただある程度満たされている人間には、素直さと余裕、そして何より好きな相手にはしっかりと好意を伝え、ダメなら傷つきながらも諦めて次へ行くというエネルギーがある。
そしてそうでない、健全な精神的発達を遂げられなかった人間=おぢ、は
親の愛情のような無条件の愛、言い換えるならば
裏切られることのない「確実な愛」を欲する。
りりちゃんが「信頼関係構築」を最重要視したのは、
「DV毒親育ち」のりりちゃん自身が幼少期に満たされなかった
「確実な愛」を欲しており、その重要さが分かっていたからだと思われる。
そしてりりちゃんにとって「確実な愛」は
ホストクラブでお金を払えば得られるモノであった。
それが例え店を一歩出たら消えるモノであっても。
ホストクラブという場所はりりちゃんにとって、
努力が認められる場所、自分を肯定してもらえる場所、
そして憧れの男性の隣に、堂々といられる場所でもあった。
ただ自己肯定感とは本来的に、自分の中で育つ主観的なモノであり、
他人や札束がくれるモノではない。少なくともそれらは一時的なモノにしかならない。
りりちゃんが更生するためには、刑務所の中で自分の過去や感情と向き合い
まず自分を愛せるようになる必要があるのではないだろうか。
⑥最後の一文の謎
マニュアルの最後は次の文で締め括られている。
これは「お金なんて無くなればいい」ということなのか
「お金がみんなにとって必要なわけではない」ということなのか不明だが、
お金を頂くマニュアルを延々と書いてきた最後にこの文があるのは、
書いている途中で何かしら心境の変化があったと思われる。
・・・」
「藤原直哉@naoyafujiwara
」
https://x.com/hide_Q_/status/1804661670058639568
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