東京大学医学部の教授らが高額の接待を受けていた問題。「週刊文春」が3月、「東大皮膚科カリスマ教授が求めた1500万円“違法エロ接待”」として、共同研究者の実名告発で詳細を報じたものだ。この問題は近く、法廷闘争に発展することが決まった。
「問題が表沙汰になったあと、講座は中断。共同研究者だった日本化粧品協会は、研究の再開や一連の問題で被った損害3900万円の賠償を求め、5月中旬にも東大と教授および特任准教授を相手取って提訴する予定です」(社会部記者)
5月9日、阿部俊子文部科学相は記者会見で、「大学の対応を注視しながら、適切な対応が図られるよう必要に応じて指導と助言を行う」と述べている。
「東大病院の神ファイブ」とも呼ばれた教授(61)は、銀座の高級クラブでの飲食費や、風俗店であるソープランドの料金までをも接待として求めていた。その総額は1500万円以上にのぼる。東大の倫理規程違反はもとより、国立大の教授はみなし公務員であるため「贈収賄」など法律違反にあたる可能性もある。
さらに今回、「週刊文春」は接待の実態を示す写真を入手。
過激な「Tバック」姿の女性たちが…
1枚目は銀座のクラブで撮られたものだ。向かって左から共同研究者、ホステス、教授、特任准教授。シャンパングラスを傾けている。この日の会計は36万8000円で、やはり業者側の支払いで領収書も残る。
そして2枚目以降の写真は、接待が高じて熱海旅行に行った際に撮影されたもの。そこで教授らと共にうつるのは、さらに過激な「Tバック」姿の女性であり――。
配信中の「週刊文春電子版」では、「東大皮膚科カリスマ教授の『Tバック接待』写真と『1000万恐喝』音声」と題した続報を掲載。さらに、教授から民間側への「金を持ってこい」「殺すぞ」との「恐喝」を後日認めた証拠音声の動画も公開している。

東大皮膚科カリスマ教授の「Tバック接待」写真と「1000万恐喝」音声〈共同研究者が提訴へ〉
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