「ワクチン接種率に伴う世界のCOVID-19死亡の逆説的増加: 世界保健機関の推定(2020-2023年)」
「
ワクチン接種率に伴う世界のCOVID-19死亡の逆説的増加
: 世界保健機関の推定(2020-2023年)
背景 COVID-19パンデミックによる死亡に対するワクチン接種の影響に関する多くの報告は、
世界的な緊急事態が進行する中で行われた予測であった。
このような予測に使用される数学的モデルには主観的な性質や固有のバイアスがあり、
過剰死亡率を指標とする場合にはその正確性が損なわれる可能性があることに注目する独立した研究者が増えている。
目的 パンデミック緊急時にワクチン接種が世界のCOVID-19死亡の軌跡にどのような影響を与えたかを観察するために、
ワクチン接種前と接種後のCOVID-19死亡を比較した。
方法 2023年6月7日までの世界保健機関(WHO)のデータベースにおけるCOVID-19症例、死亡数、ワクチン接種率、ワクチン接種前の1000人当たりの症例致死率(CFR1)、ワクチン接種後の1000人当たりの症例致死率(CFR2)をWHOの全地域について比較し、COVID-19死亡数の変化率と関心のある変数との相関を検定した。
結果 COVID-19による死亡は、ワクチン接種率が43.3%(アフリカ)から1275.0%(西太平洋)の範囲で増加した。
西太平洋地域(1.5%)とアフリカ地域(3.8%)はワクチン接種前のCOVID-19による世界累積死亡数への寄与が最も少なく、
アメリカ大陸(49.9%)とヨーロッパ(27.6%)が最も多かった。
アメリカ大陸(39.8%)とヨーロッパ(34.1%)は、
ワクチン接種率が高いにもかかわらず、世界のCOVID-19による死亡の70%を占め、
アフリカではCOVID-19による死亡の増加率と65歳以上の割合に有意な相関(0.48)がみられた。
結論 COVID-19による死亡率は、
ワクチン接種時代に、
特にワクチン接種率の高い地域で増加した。
Paradoxical increase in global COVID-19 deaths with vaccination coverage: World Health Organization…
」
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