エルメスのバーキン・・・
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「2081」 高級ブランドバッグの真実について話す
(第1回・全2回)
2023年9月4日
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副島隆彦です。今日は2023年9月4日です。
今日は高級品の“ブランドバック”のことについて話します。ブランド品と言いさえすれば通用しますが、簡単に言えばイタリア製の高級ハンドバッグのことです。しかし、ブランド品としてはフランスの場合が多い。簡単に言えば、エルメス(HERMES)とシャネル(CHANEL)とルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)とグッチ(GUCCI)とその他いろいろです。その話をする。
もう馬鹿みたいな話ですから、大して私が何か言ったぐらいでどうこうなるものではない。だが、私が30年かけてようやく分かったことがある。結論を言うと、エルメス社のバーキンというバッグが最高級品というか、入手困難なバッグです。フランスの女優のジェーン・バーキン(Jane Birkin、1946-2023年、76歳で死)が名前の由来です。さらにエルメスには、グレース・ケリー(Grace Patricia Kelly、1929-1982年、52歳で死)が由来のケリーバッグもあり、これも入手困難な世界の最高級品のブランドバックです。それに対して2番目がシャネルのバッグです。そのあと3番目にルイ・ヴィトンとグッチが来るでしょう。

バーキンバッグを持つジェーン・バーキン

ケリーバッグを持つ、グレース・ケリー
何を言いたいかというと、私が大きく分かった真実は、シャネルのバッグの値段を今、見ていたら、1個が135万円から143万円ぐらいなんです。これは日本の国内の正規の新品のお店で売っている値段です。シャネルの公式ホームページ上で公開している値段だ。

シャネルのクラッシック ハンドバッグ(マトラッセ)
ここで私が気づいたのは、シャネルのバッグが140万円ということは、実は1万ドルなんです。米ドルで1万ドルである。ということは、どうも世界中の女たちの世界で、バッグに興味のある何百万人じゃ済まない、恐らく2000万人ぐらいの女たちの世界で、このシャネルのバッグの定番商品が価値の基準になっている。このことに気づいた。
つまり、米ドルで1万ドルというところに、世界値段というのがある訳です。このことに鋭く私は気づいた。さすがにやはり“高級ブランドバック”だけのことはあって、世界を流れている女たちの頭の中の仕組みがここで、でき上がっていることに気づいた。これを言いたかった。まず私がわざと「高級ブランドバック」と言うのは、女たちはバッグと言いません。バックと言います。なぜか知らないけどそう言います。それが日本国内でこの30年、40年ぐらい続いている文化の伝統です。
女を私はバカにするわけではないが、本当はバカにしているが、女という生き物が、どうしてフランスのブランドのバックに憧れるかを30年間分からなかった。今も分かりませんが、価値の基準という考え方をすると分かってきた。
それは、私は金融経済系の本も書いているから、価値の基準ということに対してものすごくうるさい。世の中、人類というか人間世界を支えているものの価値、つまりありがたいとか重要だとか大切なものという意味です。それの基準を定めることは大事なことで、どうも女たちが独自にこれを世界的につくっていた。
男には理解できない。女たちが高級ブランドバックを自分の家の部屋にため込んでいることを、男には理解できない。このため込んでいる感じは、リスちゃんが自分の木の中の巣の中に栗とかどんぐりを一生懸命ため込んでいるのとよく似ている。ブランドバックが、冬の食料品なのかどうかがわからない。一生涯の自分の財産の形でため込むものなんだろう。このことのすごさを私は甘く見ていた。本当に男には理解できないのだ。できなかった。それでも無理やりでも理解しなきゃいけないと思うようになって、このことを今やっている。
まず1番目のエルメスのロゴとかマークぐらいは誰でも知っているでしょう。でも、そういうのに興味のない人には最初から話にならないが、一言で言うと貧乏人(貧困層)です。女の中でも3割ぐらいはブランドものに興味を持たないはずです。なぜなら縁がない世界だから。

女優ジェーン・バーキンが由来のバーキン
エルメスのバッグのバーキンは、簡単に言うと400万円ぐらいします。黒の四角いやつです。ちょっと気取り屋さんの女で中産階級から上の女たちが、例えば結婚式とか、お出掛けするときには黒い四角のバッグを持っています。これは日本の外交官や大企業幹部、エリートの奥様たちも必ずこの黒の正式のバッグを持ちます。これは400万円します。何で400万円と決めつけるかというと、それが価値の基準だからです。ということは、2万5000ドルから3万ドルです。
その中でもさらに高級品はクロコダイルといって、ワニ革です。ワニ革のバーキンは2000万円ぐらいします。これの本物を持っている人というのは、芸能人とか、金持ちか大金持ちの奥様ということになります。持ってないと、その人たちの世界ではみっともないかもしれない。
そして、ケリーバッグというのもあって、私は昔奥さんに「蹴り(ケリ)入れてやる」と言ったことがある。ケリーバッグとは、女優のモナコ大皇妃になったグレース・ケリーが、カメラを自身に向けられたときに、とっさに妊娠しているお腹を、この持っていたエルメスのバッグで隠した。このことから、このバッグがケリーバッグと呼ばれるようになった。

妊娠中のグレース・ケリー
モナコ(Principality of Monaco)は、小さな国なんですよ。アフリカの南でコートダジュールの中のモナコ大公国といいまして、プリンス、プリンセスしか名乗れないんです。国王とか女王、王妃と名乗れない。でも日本語では国王と王妃になります。グレース・ケリーは、アメリカの普通の家庭から出てきた女性ですが、1930年代から戦後の1950年代も女優として、10人ぐらいの美人女優の一人です。でも、ヨーロッパのモナコ大公の奥様になったということで大騒ぎになった。

モナコの風景

モナコの地図
グレース・ケリーは1982年に交通事故で死にました。モナコのモンテカルロというところが商業地区というか海辺で、世界中の超高級クルーザーがずらっと300隻ぐらい並んでいるところです。長さ10キロもない国です。幅というか厚みがたった3キロぐらいしかない。あとはずっと山のほうになりまして、山のほうの上はフランスとの国境線ですが、国境線もどこだか分からないような関係で、歩哨(ほしょう)というか国境線の表示があるだけで、まあフランスの一部ですね。
そのモナコ王国の南側の山があって、高台がありまして、山の上に王宮がある。これがモナコの王様の家ですね。それも映画とかに何回も出ているから、知っている人はみんな知っている。そのモンテカルロのラリーというのがあって、1920年代からカーレーシングが行われている。

1932年のモナコGP
ということは、当時は自動車なんかに乗れるのは貴族だけだから、貴族たちだけのレースだった。恐ろしいことに、この山の斜面のところで今もレースをやっている。規格が厳しいだろうけど、何とか型というんだけど、古い形のレーシングカーでレースするんです。これで事故を起こしてひっくり返って、山から谷底に落ちて死ぬ人も本当にいる。レースに出て激突したり、谷底に落ちたりして死ぬというのも1つのステータスだった。それぐらいヨーロッパ貴族が威張っていた時代の話です。
グレース・ケリーも自動車事故で死んじゃいました。今は、長男がモナコ公アルベール2世(Albert II de Monaco、1958年-、65歳)をやっています。裏側をめくったらフランスの貴族とかやってみても、恐らくモナコ王国を最初につくった王様は海賊だろう。地中海で海賊をやっていた人たちです。それがフランス政府の言うことを聞かなくて、独立を守った。

アルベール2世とシャルレーヌ公妃
もっと本当のことを言うと、アメリカ合衆国がフランスいじめで、アメリカの力でこの地区を特別に認めた。だからドゴール(Charles de Gaulle、1890-1970年、79歳で死)大統領が「このアメリケーヌども(Américaine)め」とか言って悪口を言っていました。世界中の貴族と大金持ちたちがモナコの銀行にお金を隠しに来ている訳です。特別に守られている。スイスのプライベートバンクは13個銀行があっただけど、アメリカの力で全部こじあけられました。スイスには秘密があまりない。全部暴かれました。
だけどモナコの銀行は今もこじあけられていません。大貴族や大金持ちたちだけです。ルクセンブルクとかサンマリノ共和国とか、変なタックスヘイブン、租税回避地と呼ばれている地区は今もまだある。これからも残るでしょう。モナコもその1つです。モナコの話を、今日はするんじゃなかった。
とりあえずエルメス、バーキンのケリーバッグが400万円です。ネットで調べたら中古が99万円で出ています。だから中古が100万円なんです。そういうのが東京のブランドバッグ屋の市場の値段です。ということは、新品の25%ですね。それぐらいの値段がする。
シャネルのバッグも同じように、今から20年前ぐらいは20万円で買えたそうです。2000年ぐらいでね。それが今、すごく値上がりしていて、中古品が30万円ぐらいになっているはずです。だから、さっき言ったとおり、価値の基準でシャネルのバッグが1万ドルだということは、それの2割というと28万円ですね。だから30万円です。これが今からどこまで上がるかが実は重要な問題になっている。
例えばトヨタの自動車の新車のアルファードを買おうと思ったら2年待ちとか、今言われるようになりました。トヨタも強気で、アルファードの新品はいろんなアクセサリーをつけると500万どころか600万円ぐらいする。これを安く売る気がない。

アルファード
新品が手に入らないので、中古のアルファードの人気が出ていて、新品と同じくらいの値段がすると言われています。事実そうなんです。中古といっても1年物、2年物です。乗り方がきれいだったり、走行距離が少なかったりだと新品と同じ値段だ。
ということは、今からエルメスやシャネルのバッグも供給側のメーカー側が世界中のブランドバッグ屋に卸す商品の数を減らしていくと、自動的に中古品の値段が上がっていきます。恐らく半値まで上がると思う。だから、今シャネルのバッグが140万円だが、60万円ぐらいまでは上がるはずです。
ただし、隅がよれていたり、ちょっと古くなっていたりすると、中古屋さんに持っていっても買い叩かれる。しかし、箱に入っていて、保証書がついていて、きれいで立派だと、恐らく半値まで戻るでしょう。ということは、20年前に20万円で買った人は、その3倍の値段で売れるということです。
だから、ある女性が「ブランドバックは実物資産だ」と私に言いました。事実そうなんです。お金の価値がある時、例えば米ドルが暴落すると、それに従って実物資産であるバッグも暴落するかというと、そういうことはなくて、逆に値上がりするでしょう。なぜなら、リアルバリューグッズだからです。実質価値を持っている商品だからです。かつ、世界値段ができているから。
3番目のルイ・ヴィトンが、定番商品はモノグラム(monogram)といいます。しかしこれは塩化ビニールでできています。ヴィトンのバッグは革じゃない。それでもがっしりとした、革に見せかけた人工皮革です。
ヴィトンは一番デザインがしっかりしていて、ルイ・ヴィトンのLとVの組み合わせた柄が有名です。基本は、こげ茶色と黒の例の色で、これぐらいだと女子大生が必死でみんな買った。その後も、このヴィトンのバッグを握りしめて持っているはずです。シャネルには手が出ない人たちがルイ・ヴィトンだけは持っているという時代が、この30年間続いている。このすごさが女たちの世界のすごさです。
調べたらアルマ(ALMA)という型があって、これは丸い形をしていて、例の四角い昔のやつとは違う。手提げのハンドバッグみたい感じです。これが売れている。その中のスピーディというのが旅行かばんのボストンバッグの定番で、大きくて20万円台で買える。これが今もヴィトンの一番の売れ筋です。ヴィトンの偉さは、エルメスやシャネルと競争しないで、手軽に買ってもらって、手軽に使ってもらうというのだと思います。あとプチノエ(PETIT-NOE)というのがあって、巾着型をしている。これが22万円です。こんな話をいくらしても意味もないが、実はでも大事なことだ。

ヴィトンのモノグラム・スピーディ

ヴィトンのモノグラム・プチノエ
4番目のブランドがグッチで、グシーと呼んだりもする。私がイタリアのフィレンツェに行った時に、ヴェッキオ宮殿(Palazzo Vecchio、Old Palace)という、本当は宮殿じゃなくて市民議会、人類史上早いころの市民たちによる共和制、リパブリック(republic)が開かれた古い建物がある。塔がついていて、500人広間(Salone del Cinquecento)があって、代議員たちが集まって、そこに行くとゆらゆらと揺れる。1480年ぐらいにできている。大きな木を鉄の大きな輪でがしっと組んで4階建てぐらいをつくっている。

ヴェッキオ宮殿

500人広場
ここにミケランジェロやダヴィンチの絵がある。そのヴェッキオ宮殿の、「ヴェッキオ」とは、おじいちゃんとか古いという意味なんだけど、広間があって、そこの前にミケランジェの裸でおちんちんを垂らして立っている若きダビデ像がある。その四角い建物の向こう側の奥のほうに、グッチのお店がある。だからグッチはフィレンツェで始まった。馬具屋から始まったということを誇りに思っている。でもあまり観光客はそこには行かないと思います。

ダビデ像
グッチもGGを組み合わせたモノグラム柄が有名です。定番商品はないけど、恐らくこのモノグラム柄が定番です。あとバンブーという持ち手に竹を使ったものが定番なんだそうです。グッチはバンブーで、ぐるっと丸くしてある竹の柄で、持ち手ができているのがグッチのバッグの定番商品。これは1947年発売で、今66万円ですから5000ドルです。だから、シャネルのちょうど半分ということです。ここが大事なところです。何が価値の基準かで、シャネルのバッグの半分というところに意味がある。あとは1961年に発売されたジャッキー(JACKIE)というのがあって、この値段は、40万円ぐらいです。これらがグッチの定番ですね。

ジャクリーヌ・ケネディーが好んだグッチのこの型のバッグが「ジャッキー」となった。
5番目がロエベ(LOEWE)でしょう。これはスペインのブランドで、私はマドリードのロエベの本店の前に立ったことがあります。今はLVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH Moët Hennessy ‐ Louis Vuitton SE)の一部に買収されて、ベルナール・アルノー(Bernard Arnault、1949年-、74歳)が会長で、世界一の個人金持ちの座をテスラモーターズのイーロン・マスク(Elon Musk、1971年-、52歳)と競争している人です。

ベルナール・アルノー

イーロン・マスク
アルノーがブランド商品を洋服から靴からバッグまで全部どんどん買い占めている。クリスチャン・ディオール(Christian Dior)もここに入っちゃっている。ロエベはスペインのブランドですが、ちょっと野暮ったいんだけど、ちょっと安めで、20万円ぐらいから買える。ロエベでも、どんどん高くなっていて、40万円ぐらいすると思う。ロエベも定番商品は今では30万、40万円ぐらいします。

ロエベのロゴ

ロエベのバッグ
6番目がセリーヌ(CELINE)です。セリーヌは馬車のバックルで非常に有名です。昔は馬車がバッグのふたのところ、フラップと言うのかな、ふたの上に大きくついていたのがあった。あの馬車が懐かしいです。今は何だかシャネルと似た感じのCのマークを逆に2つくっつけて、しかし間があいているロゴマークがあります。シャネルはCが2つくっついて、重なっていますが、セリーヌはついていません。セリーヌは値段が少し落ちていて、中古だと10万円以下がたくさん出回っています。つまり、エルメスやシャネルほどの価格支配力を持ってないということです。だから女子大生みたいな人たちでも平気でこれは買える値段です。

セリーヌの馬車

セリーヌのロゴC
7番目がフェラガモ(FERRAGAMO)だ。これは靴屋さんのメーカーで、フェラガモは靴が世界一で威張っているんですが、バッグも少しだけつくっています。

フェラガモのバッグ
8番目がプラダ(PRADA)ですね。プラダは洋服が中心です。ナイロン製のトートバッグというのを、手提げバッグや、肩からかけられるバッグをつくっています。それが売れている。四角い普通のもつくっています。

プラダのバッグ
9番目がクリスチャン・ディオールです。クリスチャン・ディオールも洋服が中心です。「レディ ディオール」というDIORの金具がついていまして、わざとじゃらじゃらさせるバッグが、調べたら77万円でした。グッチの定番のバンブーよりは10万円高いです。それにアクセサリーがつくんです。これがディオールの特徴で、じゃらじゃらさせる訳です。これがディオールのDとかIとかOとかの金具がじゃらじゃらつくんです。

「レディ ディオール」は、「ChouChou」と呼ばれていたバッグだった。これをダイアナが愛用し、ダイアナ元妃のニックネーム“レディ ディ(Lady Di)”から「レディ ディオール」と改名された。
ブランドについて、9番目まで説明したから、これで全てですね。他にいろいろあるだろうけれども、私のような素人があれこれ言うことじゃない。ヨーロッパすなわちイタリアで、北イタリアのミラノやトリノの周辺で本当はつくっているんだけど、フランス製の形で、フランスの商品としてパリの高級店で売っていて、世界中に代理店か支店がある訳です。東京のデパートやら、そこら中に山ほどありますから、あふれているといえばあふれている。でも店の中に行くと品ぞろえは少ない。買えるのは10点か20点しかないようにして売っている。女たちが目を輝かせてそこに吸いつけられていくわけです。
(つづく)
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- 2025/8/11/どうも「歯周病」は(通常、常識的には)「感染症」とは「言わない」のが正解である、様だ。
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