2025/11/17/今現在が、常人の「認識」を凌駕する「時代」への移行期である。とする「認識」が、これから出現する「昏迷」の時代を元気よく生き抜く「勇気」を与えてくれる! | きたざわ歯科 かみあわせ研究所
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2025/11/17/今現在が、常人の「認識」を凌駕する「時代」への移行期である。とする「認識」が、これから出現する「昏迷」の時代を元気よく生き抜く「勇気」を与えてくれる!


このお二人こそが

本物の「知の巨人」であると思う。

(どこかの、「知の巨人」とは、「格」が違う!)

「2224」 副島隆彦・佐藤優著

『人類を不幸にした諸悪の根源

ローマ・カトリックと悪の帝国イギリス』

 が発売される 2025年11月17日

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 SNSI・副島隆彦の学問道場研究員の古村治彦(ふるむらはるひこ)です。今日は2025年11月17日です。

 今回は、副島隆彦・佐藤優著

『人類を不幸にした諸悪の根源 ローマ・カトリックと悪の帝国イギリス』

(ビジネス社)をご紹介します。

発売日は2025年11月21日です。

『人類を不幸にした諸悪の根源 ローマ・カトリックと悪の帝国イギリス』←青い部分をクリックするとアマゾンのページに移動します

 副島先生と佐藤先生の対談は9冊目となる。

「宗教(religion)」を否定する副島先生と

キリスト者である佐藤先生が

どのように切り結び、どんな結論に至ったか、

非常に読みごたえがある一冊になっている。

 以下に、佐藤先生によるまえがき、・・・

副島先生によるあとがきを掲載します。

参考にして、是非手に取ってお読みください。

対談の様子

(貼り付けはじめ)
まえがき 佐藤 優(さとうまさる)

 副島隆彦氏との対談は、いつも知的刺激に富んでいる。
私の場合、もともと小心なのに加えて、外務省の小役人だった過去もあるので、どうしても思考のスケールに限界がある。歴史に関しても、高校の教科書に書かれている通説から極端に乖離(かいり)することができない。この点、副島氏は自由だ。自らの認識(それには副島氏なりの根拠がある)に基づいて、大胆に語る。その語りに私は「ハッ」とさせられて、事柄の本質に気づくのだ。読者も、副島氏の言説に触れて、今までに見えなかったことが見えるようになったと感じたことが必ずあるはずだ。

 私は、今回、副島氏と話していて、この人は19世紀ドイツの哲学者フリードリヒ・シェリング(Friedrich Wilhelm Joseph von Schelling、1775年1月27日 ― 1854年8月20日)に似ていると思った。一昔前の哲学史の教科書を開くと、ドイツ観念論の系譜として、カント、フィヒテ、シェリング、ヘーゲルという順番で記述されていた。そして、ドイツ観念論を集大成した大哲学者としてヘーゲルが位置付けられていた。しかし、最近の哲学史の教科書だと、少し記述に変更が加えられている。まず、カントがドイツ観念論の枠組みから外れている教科書がでてきた(含めているものもある)。その後、フィヒテ、前期シェリング、ヘーゲル、後期シェリングという流れで、記述されている哲学史教科書が増えてきた。
後期シェリングは、カント、フィヒテ、ヘーゲルらの言説をわかる事柄だけを選んで説明している消極哲学であると批判した。そして、自らが展開するのは、わからない部分にまで踏み込んだ積極哲学であると主張した。人間の心の中にある暗黒、光と闇が別れる前に存在した世界、神が生まれる前に存在した善と悪が渾然(こんぜん)一体としていた状態にまで、踏み込んで理解しようとした。日本語に訳されているものでは、西谷啓治訳の『人間的自由の本質』(岩波文庫、1951年)を読むと、後期シェリングの考えがわかる。

 ロシア・ウクライナ戦争で、西側連合がロシアに対して敗北しつつあるという現実、イスラエルが民間人の犠牲者が何万人出ようとも、国際的孤立を恐れずにハマスの掃討作戦を継続している現実、今年(2025年)1月に再びアメリカ合衆国大統領の座についたドナルド・トランプ氏がグローバリゼーションに歯止めを掛けて、アメリカ国内優先主義をとっている現実は、従来の常識にとらわれている消極哲学で読み解くことはできないのである。

 いまこそ私たちは、「副島積極哲学」を真剣に学ぶべきと考えている。
ちなみに、以前の副島氏は、宗教や神学について、詳しい知識を持っているが、超越的な信仰については、距離を置いていた。今回の対談で、この姿勢が変化したように私には思える。そのきっかけとなったのが、本書の末尾で言及されている副島氏と女神たちの出会いだ。この出来事がとても重要だ。

(引用はじめ)
副島 私は去年と今年で熱海の仕事場と近くの土地に「ギリシア彫刻の美術庭園」を作りました。今、200体ぐらいの純白の大理石の女神像をズラリと並べています。このギリシア彫刻の女神像は、丸源ビルで有名なバブル不動産王のひとりの川本源司郎(げんしろう)氏(1932 ― 2024)が所有していたものです。私は、生前の川本源四郎氏から熱海の亡霊洋館にあった最初の3体を買いました。それから銀座の丸源ビルにひっそりと安置されていた大量の女神像を譲り受けました。

 佐藤 女神様を助け出したのですね。

 副島 そうです。助け出しました。私は女神様たちの霊魂(れいこん)に導かれました。確かに、女神たちが、「私をここから救(たす)け出しなさい」と言うお告げを聞きました。「その代わり、お前に、大きな幸運を与える」と言われました。私は、ですから死ぬまで大運(たいうん)が続くそうです。熱海に廃墟になっているお城のような豪邸があります。私は、その亡霊洋館で、狼藉者によって首を落とされ、無残な姿になっている数百体の女神像と出会いました。「助け出しなさい、私たちを」という命令が私に下りて来た。2年かかりました。ようやく必死で美術庭園に移しました。海を崖下(がいか)に臨む高台の地です。いろいろと不思議なことが起きました。金(きん)の値段が上がり続けたのも女神さまの計(はか)らいです。金(きん)を売って費用に充(あ)てました。今の私はギリシア彫刻の女神さまに導かれて生きています。(本書264-265頁)
(引用終わり)

 現代神学の父と呼ばれるスイスのプロテスタント神学者カール・バルト(Karl Barth、1886年5月10日― 1968年12月10日)は、神は「死んだ犬」(ヘーゲルのこと)を通しても、ロシアの共産主義を通しても自らを啓示することができると強調した。私が信じるキリスト教の神が、女神像を通じて、副島氏に啓示を与えたのだと思う。
現代の危機から抜け出すために、読者が本書を最大限に活用していただけると私としては嬉しい。
本書を上梓するにあたっては、ビジネス社の小笠原豊樹氏、フリーランスの編集者水波康氏にたいへんにお世話になりました。どうもありがとうございます。

2025年10月15日、曙橋(東京都新宿区)の自宅にて、
佐藤 優(さとうまさる)
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『人類を不幸にした 諸悪の根源

──ローマ・カトリックと悪の帝国イギリス』

・・・・
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あとがき

副島隆彦(そえじまたかひこ)

 この本は佐藤優氏と私の9冊目の対談本である。

前の本は、ウクライナ戦争が始まって、

欧米の策(さく)にまんまと嵌(は)められて

悶(もだ)え苦しんでいたロシアを冷静に見つめながら2人で議論した

『欧米の謀略を打ち破り よみがえるロシア帝国』

(ビジネス社、2022年10月刊)であった。

あれからまた3年が経(た)った。
今回は、私は息せき切って、

佐藤氏に自分の思いの丈(たけ)(考え詰めていたこと)を

無遠慮にぶちまけるように話した。

おそらく対談時間の8割ぐらいを

私が延々(えんえん)とひとり占めして話した。

佐藤氏は聞く一方(いっぽう)に徹して我慢強く私の話につき合ってくれました。

それで出来上がったのがこの本だ。

私は

「佐藤さん以外には、私の言うことをそのまま理解してくれる人はいない。

だから話します。これが私の人生の結論です。

72年生きて来て、自分で到達した結論です。

この考えを私はもう死ぬまで変えません」と話し始めた。

私がいつも言って(書いて)いることの繰り返し

(重複[ちょうふく])も入っている。

しかしおそらく、対談でなければ咄嗟(とっさ)の吐露(とろ)である新たな思考は出て来ない。

私は佐藤優氏と話すことで自分が大きく前進できた、

と感じた。

この本の中には、自分で言うのも何だが、

大量の新発見が書かれている。

たった一冊の本にこれほどの量の新(しん)知識と

新(しん)情報を載せていいのか、と私が心配になる。

読者諸氏が消化不良を起こさないことを祈ります。

この本を編(あ)むために、水波ブックスの水波康氏と、

担当編集者の小笠原豊樹氏に懇切丁寧な下拵(したごしら)えをしてもらった。

記して感謝します。

2025年10月
副島隆彦(そえじまたかひこ)
(貼り付け終わり)
(終わり)

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