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「介護はもう終わっている」 制度の危機;しかし介護保険料はジャンジャン値上げしながら取り続ける・・・恐ろしい!我が国はもう滅びているのかも知れない


介護はもう終わっている

制度の危機に結城康博教授が警鐘

慢性的な人手不足で

広がる「スキマバイト」頼み

2025年8月23日 06時00分
〈スキマバイトの隙間〉ある老人ホームで⑤全5回
介護・医療専門のスキマバイトアプリ「カイテク」の登録事業所は2025年7月時点で1万2000を超え、増え続けている。

介護施設がスキマバイトに頼るのはなぜか。社会福祉を研究する淑徳大の結城康博教授は、業界の圧倒的な人手不足を要因に挙げて「介護はもう終わってる」と警鐘を鳴らす。(中村真暁、加藤豊大、戎野文菜)

◆人材が定着しない一因に「ブラック企業」の存在

──なぜ、スキマバイトが介護業界で広がっているのでしょうか。
特に介護施設は慢性的な人手不足で、本当に深刻な状況。本来は正規職員などを自前で雇うべきだが、それもできない。

インタビューに応じる結城康博教授=千葉市中央区の淑徳大学で

──原因は?
まず、賃金。介護業界の平均年収は約370万~400万円とされ、全産業と比べると70万円近く低い。国はその差を縮めているが、足りていない。
2つ目は、いわゆる「ブラック企業」の事業所が私の肌感覚や各種調査で3割ほどある。だから人材が定着しない。普通の運営をなんとかしているのは5、6割、健全なのはそのうち1割といったところ。
普通というのは残業代を払うし、休みも取れること。健全とは完全週休2日がかない、祝日も休めるような事業所です。一方のブラック企業は残業代を払わないし、年休も取れない。取得義務がある年5日の年次有給休暇も、事業所側が勝手に決めてしまう。
──「ブラック企業」が多く、深刻な状況ですね。
労働者が集まらないから袋小路です。それから、介護業界全体に人材を育成する組織体制がないことも問題。伝言ゲームのようで、属人的です。

(イメージ)

例えば、どの先輩に教わるかでおむつ交換の仕方が違う。どちらかのやり方を採り入れると、一方の先輩は面白くなくて人間関係が悪化します。
中間管理職の育成も全然できていない。職員が利用者からセクハラやパワハラを受けても、60代くらいの介護長は自分の経験から、「上手にかわしなさい」と言ってしまう。40年ほど前はそうだったのかもしれないが、意識のアップデートができていません。

◆「国はもう諦めているのでは」

──どうしたらいいでしょうか。
賃金を全産業並にして魅力を上げないと。モチベーションの高い人材が入らないと、業界全体の組織化や体系化はできません。高齢者がどんどん増える中、このままだと介護は崩壊します。間違いない。
──賃金を上げるには、介護報酬を上げる必要がありますね。
でも、国はもう諦めてるんじゃないですか。介護にお金をつけませんから。介護はもう終わってます。これ、ちゃんと書いてくださいね。国を信じたらいけませんって。市民がちゃんと介護を考え…

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