口腔内が狭くなる・クロスバイトになる(DBA「間違いだらけの床矯正」より)
口腔内が狭くなる:子供の口の中は狭い。そこに総入れ歯タイプのものや、何か変なワイヤーでできたものを入れれば、口の中はより狭くなる。頭の働きや感性の発達には、舌の動きと口蓋の感じが必要なのであるが、この両方とも働きを止められてしまう。舌の位置が変わるということは致命的だ。口の中が狭くなれば、舌は沈下せざるを得ない。舌の沈下はとても悪いことである。(DBA「間違いだらけの床矯正」より)
拡大ねじを埋め込むのでとても分厚くなる
(DBA「間違いだらけの床矯正」より)
クロスバイトになる:2次元的に拡大ネジによる横への拡張は簡単にクロスバイトを作ってしまう。その事例を私は、セミナーの入学者が持参する症例に多く見た。そこにあるぼは幼稚で、未熟なものであった。模型では全てが見えてしまう。写真では、臼歯部を正確に見ることはできない。角度によってどうにでもなる。それは3次元的なものだからである。模型も上顎と下顎とを別々に写し出しているのは、そう生の改善しか見えない。クロスバイトなどは模型を通じて初めて分かることである。写真でクロスバイトが分かるのは、最大限のクロスバイトであり、それ以外は見えない。クロスバイトになると咬頭対咬頭などの咬合にもなり、模型ではどこで咬んでいるのかということも分かる。上顎のみ横に拡げる現在の拡大方法では、多かれ少なかれ、咬合は狂ってしまっている。それどころか、左右の臼歯部がいびつになり、前歯のそう生は治っていないという誠に悲惨な状態を見る。この実態を患者さんが理解することになったら医療訴訟となるだろう。これからは医療訴訟のことは常に念頭においた治療をしないといけないのである。(DBA「間違いだらけの床矯正」より)
(DBA「間違いだらけの床矯正」より)
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