診断と治療と年齢「DBA間違いだらけの床矯正 」より。 | きたざわ歯科 かみあわせ研究所
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診断と治療と年齢「DBA間違いだらけの床矯正 」より。


診断と治療と年齢:矯正をいつ開始するかについては今までは定説はなかった。しかし、それは多くの要素があり、一つの公式として何歳からということが言えなかったということだけのことだ。少なくとも、医療として考えるなら、不治の病としないためにも長期治療にならないためにも、診断を正しくし、そこから治療の開始を考えるということである。その時考えに入れないといけないのは年齢である。矯正が易しいか難しいかは年齢によって違ってくる。必ず年齢のことを考えに入れておくことだ。もう一つは症例による。アングルの分類で言えばそう生は易しい。しかし、上顎前突、下顎前突、開口というようなものは難しいのである。そう生は、上顎とか下顎とか片顎の問題として考えればよい。しかし、上顎前突にしても下顎前突にしても開口にしても上顎と下顎の関係の問題が出てくる。この関係によって上顎前突の程度が違って見えるのである。患者サイドは前歯の問題と考えているし、上顎前突にいたっては、成人の場合、出っ歯コンプレックスになっている。これを払いのけるのは大変なことと言えるのである。診断はこれらの問題のことを十分に考えに入れておくことだ。治療法もいろいろとある。しかし、私は最短の方法を取るべきだと考えている。いずれの方法にしても、長いものは良くない。デメリットが次第に大きくなるからである。治療方法は大きく分けて2つある。一つは器械派といわれるものであり、ブラケットを主に行うものである。一つは機能派というものである。これは床装置を主として行い、取り外しのできるものである。時間が短く、3次元的に動かせるものというとどちらかすぐ分かろう。器械派の方が優れている。これは当然のことだ。2次元的な装置と3次元的な装置ではどちらの方が進化しているかということからでも分かることだ悪い方法は取るべきではない。人をダマすような方法は行ってはいけないのである。このことは歯科医師が同じように患者になったときのことを考えてみると良い。4本抜歯をしてまで矯正をするだろうか。たぶん補綴で終わらせるのではなかろうか。自分の子供に長期に床装置をはめるだろうか。DBA間違いだらけの床矯正 」より。